IELTSで必要な英文法 – so that構文の正しい使い方

IELTSのライティングやスピーキングでは、幅広い文法やストラクチャーの使用を求められるとともに、正確性も重要視されています。特に7.0や7.5など、ハイスコアを目指す方には文法の正確性は非常に重要です。今回は、受講生の方がしばしば間違えて使ってしまうso that構文を取り上げます。

so that構文

so that構文はアイエルツのライティングでもしばしば使われるストラクチャーですが、時々意味を間違えて覚えている方もいるようですので、確認をしておきましょう。

以下の文章は、受講生の方の回答の一部です。

However, I believe that governments should take protective tactics to prevent environmental problems because they can have strong impacts on citizens. Environmental problems are tremendous scale so that compulsory rules and regulations are required to obey people. In order to reduce the emission of CO2, governments could recommend citizens to decrease the use of cars, and then they could bear taxes on drivers if the situation does not ameliorate. By taking such steps, they can encourage people to have less influence on the environmental problems.

so that構文は「目的」を表す

いわゆるso that構文には、実は2つの用法がありますが、ここでは最も重要な「目的」を表す用法について確認しましょう。

that節の中に、基本的にはmay, can, willなどの助動詞を伴い、「〜するために」という意味を表します(助動詞を用いない用法もありますが非常に特殊な用法になりますので今回は割愛します)。

I study English hard every day so that I can pass the test.
私は試験に合格するために、毎日一生懸命英語の勉強をしています。

先ほどの受講生の方の回答では、

Environmental problems are tremendous scale so that compulsory rules and regulations are required to obey people.

となっており、直訳すれば「人々に従わせるための強制的なルールや規則が必要であるために、環境問題は非常に大きな希望である。」という意味になってしまいます。

おそらく、so(だから)の意味で使ってしまったものと思われますが、意味が大きく変わってしまいますので注意しましょう。

もう一度先ほどの例文を見ていただき、soを使った場合と比較をしてみましょう。

I study English hard every day so that I can pass the test.
私は試験に合格するために、毎日一生懸命英語の勉強をしています。
I studied English hard every day so I passed the test.
私は毎日一生懸命英語の勉強をしたので、試験に合格した。

ちょっとした違いですが、大きな意味の違いになりますので注意したいですね。

ちなみに、口語(とくにアメリカ英語)では、so that構文のthatは省略される場合もあります。その場合は、

I study English hard every day so I can pass the test.
私は試験に合格するために、毎日一生懸命英語の勉強をしています。

のようになります。一見すると、so(だから)との違いがわかりにくくなるのですが、文脈的に(あるいは時制で)判断ができることがほとんどです。

例えば、

I studied English hard every day so I passed the test.

をso that構文のthatの省略だと考えると、

「私は試験に合格したために、毎日一生懸命英語の勉強をした。」

となりますが、これでは意味がわかりませんよね。ですので、

「私は毎日一生懸命英語の勉強をしたので、試験に合格した。」

となるわけです。

助動詞にどれを使うか

so that構文では、本来はmayを使うのが正しい用法とされていました。実際、フォーマルな場面では今でもmayが好んで使われます。しかし、よりインフォーマルな場面(アカデミックライティングとはいえ、法律文書などから比べるとインフォーマルです)では、canやwillなども使われます。IELTSのライティングでは、どの助動詞を使っても大丈夫です。

so that構文と類似の構文

so that構文とほぼ同じ意味で使うことができる構文として、in order that構文があります。

The two countries has made a considerable effort in order that they may reach an agreement by the end of the year.
両国は年内に合意に至るために甚大な努力をしてきた。

in order that構文は、so that構文に比べてかなり改まった文語的表現となります。状況にそぐわない場合もありますので、全体として使っているランゲージに合わせて使用するかどうかを検討しましょう。

結果を表すso that構文(上級者向け)

関係代名詞の非制限用法と同様に、前の文章(節)の内容を受けて、「その結果・・・になった」という意味を表すことができますが、好んで使われる表現ではありません。非常にハイレベルの表現になりますので、基本的には覚える必要も使う必要もありません。

The train was full of passengers, so (that) I had to wait for another one.
その電車は満員だったために、別の電車を待たなければいけなくなった。

のように使います。

理由を表す接続詞の「so(だから)」と非常に似ているのですが、「結果」という意味合いが強くなります。

先ほどの受講生の回答では、

Environmental problems are tremendous scale, so that compulsory rules and regulations are required to obey people.

のようにカンマを入れると結果の意味になるのですが、文脈からは「結果」というよりも「理由」の意味合いが強いですので、so that構文を使わない方がいいでしょう。

so … thatはまた別の構文

ちなみに、so と that の間に「形容詞」を入れる構文もありますが、これは有名ですので大丈夫ですよね?

The test so difficult that I could not past it.
そのテストは大変(あまりにも)難しかったので、合格できなかった

この構文の場合も口語の場合は that が表略されます。

用法に自信がない方はこの機会に是非調べて見てくださいね。

IELTSライティング過去問分析 2018年6月出題問題(2)

今回のテーマは環境です。環境は頻出テーマの一つですので、しっかり確認をしておきましょう。PlusOnePointの『科目別対策講座』では、毎週テーマごとにアイデア・単語・表現などを学ぶため、非常に効率的に学習を進めることができます。

IELTSライティング過去問分析 2018年6月出題問題(2)

今回は、今月(2018年6月)にアジア・オセアニア地区で出題された以下のタスクを考えてみましょう。

Some people believe that preserving natural environment is crucial. However, most make no effort to do so. Why do you think this is happening? What are some simple actions that could help the environment?

タスクの理解

まずはタスクの理解から見ていきましょう。

Why do you think this is happening?
What are some simple actions that could help the environment?

と、2つの質問があります。

  • なぜそれは起こっているのか(原因)
  • 単純にできる対策はどのようなものがあるか(解決策)

を問われています。

では、何に対して原因と解決策を考えるのかを見てみましょう。

Some people believe that preserving natural environment is crucial. However, most make no effort to do so.

とありますので、「自然環境を守ることは重要だが多くの人がその努力をしていない」、と言っています。

アイデアを考える

原因

多くの人が自然環境を守るをしていない理由はなんでしょうか?
たくさん理由はあるかと思いますが、ここで重要なことは
100語前後でしっかり説明ができるアイデアを探すことです。

IELTSのエッセイは250語前後の非常に短いエッセイです。
イントロダクションとコンクルージョンを除くと約200語です。
ボディが最低2つあることを考えると1つのアイデアについて
100語前後でしっかり説明をする必要があります。

ふんわりとしたアイデア、まだメインアイデアに行き着いていない
完成途中のアイデア、に飛びつかないようにしましょう。

例えば、「多くの人は面倒臭いと感じているから」というアイデアを思いついたとします。
しかしこのアイデアはまだ「未完成」です。

「面倒臭いと感じている」というのを仮に英語で表現できたとしても
それは直接タスクに答えたことにはなりません。

繋げてみるとはっきりするかと思いますが、

自然環境を守ることは重要だが多くの人がその努力をしていない。その理由は、多くの人が面倒臭いと感じているから。

となります。

どうでしょうか?

なんとなく答えているようにも見えますが、はぐらかされたような感じも残りますね。

それがなぜなのかという疑問がさらに残ってしまうからですね。
ですので、もう少し先の本当の原因を考え進む必要がありそうです。

ちなみに「面倒臭いと感じている」というのは英語でどう表現できそうでしょうか?

正解は後ほど!

解決策

解決策は、原因をどのように説明するかによって変わってきます。
基本的には自分が考える原因とそれに対する解決策をセットで考えるほうがいいでしょう。

仮に、努力をしない理由が「知らないから」という理由だったとすると、
その解決策は「知らせる」ことになりますね。

あとは、「誰が」「どのように」知らせるのか、を答えていくことになります。
是非、チャレンジしてみてくださいね。

このテーマで覚えておきたい語彙・表現

では、「面倒臭い」の正解です。

辞書では、troublesome、bothersome、といった表現が出てきそうですが、
この状況を考えると、feel reluctant(気が進まない)という表現ができそうですね。

ですので、今回は、reluctantという表現を紹介します。

reluctant – unwilling and hesitant; disinclined (Oxford Dictionary)

と定義されてます。

いずれもreluctantの言い換えになる単語ですが、

  • unwilling(〜する気がない)
  • hesitant(ためらって)
  • disinclined(〜する気にならない)

と少しずつニュアンスが異なりますので、エッセイで使いたい人は例文などを調べて用法なども確認しておきましょう。

IELTSライティング過去問分析 2018年6月出題問題(1)

IELTSのライティングは、4科目の中でもっとも高得点を狙いにくい科目の一つですが、出題されるテーマがある程度決まっているため、テーマごとにしっかり考えておくことで効果的な対策が可能です。PlusOnePointの『科目別対策講座』では、毎週テーマごとにアイデア・単語・表現などを学ぶため、非常に効率的に学習を進めることができます。

IELTSライティング過去問分析 2018年6月出題問題(1)

今回は、今月(2018年6月)にアジア地区で出題された以下のタスクを考えてみましょう。

School teachers are more responsible for social and intellectual development of students than parents. To what extent do you agree or disagree?

タスクの理解

まずはタスクの理解から見ていきましょう。

To what extent do you agree or disagree?

ですので、意見や記述に「どの程度、賛成か反対か」を聞かれている問題ですね。

School teachers are more responsible for social and intellectual development of students than parents.

の部分を細かくみていくと、「学校の先生は何かに対して親よりも責任がある」、と言っています。

ストラクチャーがわかりにくい方は、

School teachers are more responsible for social and intellectual development of students than parents.

の部分だけまずは理解してみましょう。

では、何に責任があると言っているのでしょうか?

for social and intellectual development of students

ですので、「生徒のsocialおよびintellectualは発展・発達に対して」と言っています。

socialは様々な意味がありますが、ここでは「社会的な、社交的な」という意味に捉えましょう。

intellectualはあまり見慣れない形容詞かもしれませんが、
名詞はintelligenceですので、そこから想像していただくと簡単ですが、
「知的な、知性の」という意味です。

つまり、

「学校の先生は、生徒の社交性および知性の発達に対して、親よりも責任がある」
という意見・考えに賛成か反対かを答える問題ということになりますね。

アイデアを考える

では、どのようなアイデアが考えられるかを見てみましょう。

わかりやすいアイデアにたどり着くためには、
「生徒の社交性および知性の発達」という硬い言葉の部分をしっかりイメージできるか、
にかかっていますね。

「社交性の発達」とは、なんでしょうか?

人付き合い、コミュニケーション、などいわゆる「ソフトスキル」と呼ばれるものですね。

大人の生活を迎えるまでに勉強だけではなくそういったソフトスキルを身につけておく必要があるのですが、
それを学校でやるべきなのか、あるいはそういったことは親の責任なのか、という議論だとわかります。

そこまで見えてくると、もう以前から何度も出題されている「例の」テーマだなあと感じる方も多いかもしれません。

PlusOnePointの受講生の方はきっと何度も授業でやったことのあるタスクですね!

このテーマで覚えておきたい語彙・表現

今回は、”soft skills”という表現を紹介します。

soft skills – personal attributes that enable someone to interact effectively and harmoniously with other people (Oxford Dictionary)

と定義されます。

personal attributes とは、人の特性・性質を表します。

「他の人と効果的かつ調和的に交流することを可能にする人の性質」とでも訳せますでしょうか。

いわゆる、academic skillsに対比する用語として覚えておくと便利ですね。