IELTSリスニングは40問すべてが同じ形式ではなく、地図問題、表の穴埋め、複数選択など、いくつもの設問タイプが組み合わさって出題されます。設問タイプごとに音声の聞き方や事前準備の仕方が異なるため、タイプ別の対策をしていないと、リスニング力があっても得点に結びつきにくくなります。この記事では、主要な設問タイプを取り上げ、それぞれの特徴と対策の方向性を整理します。
目次
Form/Note/Table Completion(フォーム・ノート・表完成)
Map/Plan/Diagram Labelling(地図・見取り図の完成)
Matching(複数の選択肢と項目を結びつける)
Multiple Choice(複数選択)
Sentence Completion(文の完成)
設問タイプ別対策のポイント
まとめ
01 Form/Note/Table Completion(フォーム・ノート・表完成)
もっとも出題頻度が高いタイプです。氏名、日付、電話番号、住所などの実務的な情報を聞き取り、空欄を埋めます。Part1で特によく出題される形式です。
このタイプで失点しやすいのは、スペリングミスと語数制限違反です。数字や固有名詞はアルファベットで綴られることも多く、聞き取った音をそのまま正しいスペルに変換する練習が欠かせません。また、指示文の「NO MORE THAN THREE WORDS AND/OR A NUMBER」といった制限を守らないと、内容が合っていても不正解になります。空欄の前後の単語を先に読み、そこに入るべき情報の種類(名前なのか、時間なのか、場所なのか)を予測してから音声を聞く準備が有効です。
02 Map/Plan/Diagram Labelling(地図・見取り図の完成)
地図や建物の見取り図が示され、音声で説明される場所や物の位置を、図の中のラベルに書き込む設問です。
このタイプの難しさは、位置関係を表す表現(次に、隣に、向かいに、突き当たりを右に、など)を聞き取りながら、リアルタイムで頭の中の地図上に位置を追っていく必要がある点です。音声を聞く前に、地図の全体像(入口、方角、目立つ建物の位置)を把握しておくことで、位置関係の説明についていきやすくなります。また、位置を表す表現をあらかじめ知識として整理しておくことも準備として役立ちます。
03 Matching(複数の選択肢と項目を結びつける)
複数の項目(人物、日程、場所など)を、あらかじめ用意された選択肢のリストと結びつける設問です。選択肢の数が設問数より多く用意されていることが多く、すべての選択肢が使われるとは限りません。
音声中では、選択肢の内容がそのままの単語では読み上げられず、言い換え表現で説明されることがほとんどです。選択肢のキーワードを事前に確認し、それぞれがどんな言い換えで登場しうるかを予測しておくことが有効な準備になります。
04 Multiple Choice(複数選択)
3つ程度の選択肢から正しいものを選ぶ設問と、複数の正解を選ぶ設問(Choose TWO letters など)があります。
このタイプで注意すべきは、音声中に複数の選択肢に関連する内容が次々と登場する点です。話者が一度言った内容を後から訂正したり、否定したりすることもよくあるパターンで、最初に聞こえた情報だけで即断すると誤答につながります。「話の流れの中で最終的にどう結論づけられたか」を最後まで聞き取る姿勢が重要です。
05 Sentence Completion(文の完成)
音声の内容に基づいて、文章の空欄を埋める設問です。Form Completionと同様に語数制限があります。
このタイプでは、空欄の前後の文脈から文法的に何が入るかを予測しておくことに加え、音声中のキーワードが設問文とは異なる言い換えで登場することが多いため、設問文のキーワードだけをそのまま待ち構えていると聞き逃してしまう点に注意が必要です。
06 設問タイプ別対策のポイント
Form/Note/Table Completionは、語数制限とスペリングの正確さを徹底する
Map/Plan Labellingは、位置関係を表す表現を事前に整理し、地図の全体像を先に把握しておく
Matchingは、選択肢がそのままの単語で読み上げられない前提で、言い換え表現を予測する
Multiple Choiceは、話の途中の情報ではなく、最終的な結論を聞き取る
Sentence Completionは、文法的に入るべき品詞を先に予測しておく
07 まとめ
IELTSリスニングの設問タイプは、それぞれ求められる「聞き方」が異なります。音声を流す前に設問文を読み込み、そのタイプに応じた準備(予測すべき情報の種類、注意すべき言い換え表現)を整えておくことが、スコアアップへの近道です。まずは模擬試験を通じて、自分がどの設問タイプで失点しやすいのかを把握するところから始めてみましょう。
リスニング
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