• IELTSのリスニングが難しい。どう勉強したらいいの?
  • IELTSのリスニングって以前より難しくなっているの?

今回の記事では、こういった疑問にお答えします。

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴6年。
IELTS 8.5を保有(過去5回の試験でいずれも全科目7.0以上を達成)しています。

筆者のプロフィール

よりリスニングの能力を試す試験になった

リスニングが難しいと感じる第一の理由は、近年のIELTSリスニングが[よりリスニング能力を試す試験になった]ためです。

従来のIELTSリスニングでは、話の全体を理解しなくても単語だけ聞き取ることである程度答えられる問題があったのですが、リスニングの本来の能力(話を理解する)をあまり反映できていないという声がありました。逆に言うと、ある程度テクニックが通用していた、とも言えます。

Cambridgeの公式過去問を遡って出題傾向を見ていくと、概ねIELTS 10あたりから、現在の形式、すなわち話の全体を理解しないと答えられないような問題が増えました。

特に受験生を苦しめている問題は、

  • 地図
  • 状況判断マッチング
  • 分類

と呼ばれるタイプの問題です。

地図

IELTSリスニング試験における地図の問題は、以前に比べてかなり難しくなりました。

IELTS 9あたりまでは地図上に空欄があり番号が振られていましたが、現在の問題タイプでは地図上には記号が振られているだけです。

リスニングでは番号順にナレーションが進むことになっていますので話をフォローしやすかったのですが、いまの問題タイプでは毎回スタート地点に戻って説明をすることが多いので、慣れていないと話をフォローしにくく、大きな失点(連続ミス)に繋がってしまいます。

従来の問題タイプ 最近の問題タイプ
ielts_listening_map_old_type ielts_listening_map_new_type
IELTS 8 Test 2 IELTS 13 Test 1

対策としては、起点(例えば現在地)をしっかりマークし、毎回その起点から説明が展開されることに注意して聞き取ってみましょう。

状況判断マッチング

状況判断マッチングは、[最近のIELTSリスニング試験での頻出問題]です。

それぞれの項目に対してどういった状況であったかを記号で選ぶ問題タイプです。

難しい理由は

  • 選択肢が比較的多いこと
  • 話のスピードが速いこと
  • 答えが連続して出てくること

が挙げられます。

特にスピード(展開)が速いため、聞き取れなかった問題に気を取られていると、次の問題もどんどん聞き落としてしまうことになり、大きな失点(連続ミス)に繋がってしまいます。

対策としては、事前に選択肢のキーワードをチェックしておくこと、聞き取れなかった問題は一旦諦めて「いまの話」に集中することがあげられます。

分類

状況判断マッチングと並んで、[最近のIELTSリスニング試験での頻出問題]です。

それぞれの記述に対してどの分類に当てはまるかを記号で選ぶ問題タイプです。

難しい理由は、

  • 話の展開が速いこと
  • 紛らわしい説明の方法がされること(ディストラクター)

です。

対策としては、事前に選択肢のキーワードをチェックしておくこと、ディストラクター(引っかけ)に注意をすること、などが挙げられます。

状況判断マッチング 分類
ielts_listening_situation_matching ielts_listening_ classification
IELTS 13 Test 2 IELTS 10 Test 3

リーディングとのリバランス

リスニングが難しくなったもう一つの理由は、[リーディングとのリバランス]です。

以前のIELTSの試験では、リスニングの方がリーディングよりも多少点数が取りやすい傾向にありました。これを是正するため、リスニングがやや難しくなりリーディングがやや簡単になったと言われています。

PlusOnePointの受講生でもリスニングは7.0が簡単に取れるけど、リーディングは7.0が取れないという受講生が多かったですが、現在の状況はむしろ逆になっていて、リーディングは7.0が簡単に取れるけど、リスニングは7.0が取れないという受講生が多くなっています。

ただし、やや行き過ぎな感じもありますので、今後またリバランスが行われる可能性もありそうです。

IELTSのリスニングの勉強は公式過去問が基本

IELTSのリスニングの勉強は、[公式過去問を使った練習が最も効果的]です。

リスニングの能力をあげていくには、BBCのニュースを聞いたり、TEDを聞いたり、いろいろな方法がありますが、最も短期間でスコアに直結させたいなら、Cambridgeの公式過去問を繰り返し解くことが一番お勧めです。

ライティングやスピーキングなど、アウトプット系の科目に時間をかけがちですが、リスニングで足もとをすくわれないよう、週に1セットは解く、などペースを決めて取り組みましょう。

繰り返し同じ問題を解くことも重要な練習

リスニングのスコアアップのためには、[同じ問題を期間を空けて繰り返し解くこと]が重要です。

新しい問題をどんどん解いていってもリスニングのスキルは伸びてきません。一度解いた問題を復習し、少し期間を空けて(できれば2〜3週間)もう一度解いてみましょう。

その際、答えを覚えてしまっていてもいいのですが、答えを思い出すのではなく、なぜその回答になるのかのプロセスを大事にしましょう。

また、何度も解いている問題であれば、問題を正解することだけに目標を置くのではなく、話をどの程度理解できるようになったかもチェックしてみましょう。

新しい問題で実力チェック

[週に1回程度]、新しい問題で実力チェックをしましょう。

Cambridgeの公式過去問には、1冊につき4回分の過去問が収録されていますので、1ヶ月に1冊こなすペースですね。

シャドーイングは初級・中級者にはお勧めではない

シャドーイングは初級・中級者にはお勧めの勉強法ではありません。

シャドーイングとは、スクリプト(台本)を見ながらナレーションに合わせて読み上げる(もしくはイメージする)練習ですが、どちらかというとスピーキングの練習にはなりますが、多くの場合リスニングのスコアにはあまり直結しません。

Cambridge IELTS 公式過去問

IELTSリスニングが難しくなった理由と対策のまとめ

IELTSリスニングが難しくなった理由と対策をまとめました。

  • IELTSのリスニング試験は、よりリスニングの能力を試す試験になった!
  • リーディングとのリバランスでリスニングが難しくなった可能性あり
  • IELTSのリスニングの勉強は公式過去問が基本!

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