• IELTSの単語を覚えてもすぐに忘れてしまう・・・
  • IELTS単語・語彙の効率的な覚え方があったら教えてほしい

今回の記事では、こういった疑問や要望にお答えします。

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴6年。
IELTS 8.5を保有(過去5回の試験でいずれも全科目7.0以上を達成)しています。

筆者のプロフィール

人には様々な覚え方がありますが、英単語の覚え方も様々です。多くの方が単語帳を使った覚え方を実践されているようですが、今回は単語帳を使った覚え方のメリットとデメリットを医学的な見地から考えてみましょう。

IELTS単語集で覚える記憶は短期記憶

まず知っておきたいことは、単語集で覚える覚え方は、いわゆる[短期記憶]としての記憶に繋がります。

人間には、一時的な記憶として覚えておくための短期記憶と、長期的な記憶として覚えておくための長期記憶があり、短期記憶には数日から数週間で忘れてもいいような情報が蓄えられ、長期記憶には数年から数十年にわたって覚えておきたい情報が蓄えられます。ちょうどパソコンのメモリ(短期記憶)とハードディスク(長期記憶)のような関係ですね。

単語帳で見る単語は、IELTSの試験に合格する上では重要だと思っていても、「生きていく上で重要な情報」とは脳が判断しないため、短期記憶にしか繋がりません。

短期記憶から長期記憶に繋げる方法は2つ

短期記憶から長期記憶に繋げる方法は、[接触頻度][失敗]です。

接触頻度とは出会いの数です。その単語にどれだけの頻度でこれまで出会ってきたかによって長期記憶に繋がる確率が変わってきます。

失敗(間違い)は、その単語をこれまで間違えて使った(あるいは間違えて理解していた)かどうかで、これがあるほど長期記憶に繋がる確率がさらに高くなります。

少し具体的な例を使って考えてみましょう。

単語の覚え方は人の名前の覚え方に似ている

授業でもよくお話をしている内容ですが、IELTS英単語の覚え方は[人の名前の覚え方に似ている]と私は考えています。

「英単語と意味」の関係は「写真(または顔)と名前」の関係に置き換えることができます。

生きたコンテクスト(文脈)で出会うことの重要性

「英単語と意味」あるいは「写真(または顔)と名前」を一致させる上で、[生きたコンテクスト(文脈)で出会うことが重要]です。

例えば、目の前に100名の写真とそれぞれの方の名前を並べられている状況を想像してみてください。記憶力のいい方であれば数時間後でも半分近くの人の名前を言えるかもしれません。しかし大半の方は、3日もすればほとんど覚えていないはずです。これは短期記憶として覚えていたからです。

一方、同じ100名の人が胸に名札を付けていて、パーティーなどでそれぞれの人とお話をする機会があったとしましょう。3日後に何人の人を覚えているでしょうか?きっと印象深かった人、好意をいただいた人、など10名前後は覚えているかもしれませんね。これは、長期記憶にも蓄えられようとしている兆しです。

このように、生きた(ライブな)コンテクストで出会うことが長期記憶に繋げる秘訣です。

名前の覚え方から考える「接触頻度」の重要性

繰り返しになりますが、短期記憶から長期記憶に繋げる方法の一つは、[接触頻度]です。

今回の例であれば、1週間後にたまたま街中で100名の中の一人と出会ったとします。そこで再び話に花が咲き、「あのときの方ですね。お名前なんとおっしゃいましたっけ?」などと会話が弾むと、その人の名前は当面は忘れなくなるのを想像していただけるかと思います。

こうやって接触頻度(覚えたい対象との出会い)を増やすことが短期記憶から徐々に長期記憶へと繋がるのです(エビングハウスの忘却曲線)。

名前の覚え方から考える「失敗」の重要性

短期記憶から長期記憶に繋げるもう一つの方法は、[失敗]でした。

もし、先ほどの例で、「あのときの●●さんですよね?」と声をかけたとき、「いえ、○○です。」と訂正されたとすると、「しまった!」と思い、次からは間違えないようにしようとします。

失敗は、短期記憶から長期記憶への移行を加速させる重要な要素なのです。

IELTSの単語の覚え方は出会いと失敗が重要

このように、IELTSの単語を長期的な記憶として残しておくためには、[生きたコンテクストでたくさん出会うこと][失敗を恐れないこと]が重要であることが分かります。

「生きたコンテクストでたくさん出会うこと」とは、単語帳で無理矢理覚えようとするのではなく、なるべく記憶に繋がりやすい、文脈のある状況で出会うことです。例えば、リーディングの本文で出てきた単語は、「あのときのあの話の中に出てきたやつだ」と関連付けることで記憶に繋がりやすくなります。

「失敗を恐れないこと」は、日本人にとっては一つの壁となります。日本の教育では「失敗=間違い」という洗脳をされてきていますので、失敗するくらいなら言わないのが美学と考えがちです。

実際には、先ほどの例でも分かるように、名前を間違えるという「失敗」をすることで記憶にブーストがかかり長期的な記憶に繋がるのです。PlusOnePointの受講生の方でも失敗を恐れずにどんどん挑戦できる人は伸びが速いですね。

IELTS単語帳は最後の確認に!

IELTS単語帳は、[試験直前の最後の確認に使用すると効果的]です。

前述の通り、初めて出会う単語については短期記憶にしか繋がらない可能性がありますが、既に何度も出会っている単語なのに長期記憶から消し去られようとしている単語(数年以上会っていない友人)を長期記憶にとどめておくためにはIELTS単語帳は有益です。

試験前に、さっとIELTS単語帳で確認しておくと安心ですね!

IELTS単語の効率的な覚え方に関するまとめ

IELTS単語の効率的な覚え方について医学的見地(短期記憶・長期記憶)からまとめました。

  • 単語帳を使った覚え方は短期記憶になる可能性が高い
  • 長期記憶に繋げるには接触頻度と失敗が重要
  • 試験直前にIELTS単語帳で確認!

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