IELTSでスコア5.0を取得する難易度

IELTSでバンドスコア5.0を達成する難易度はそれほど高くありません。ビザや永住権申請のためにIELTSで5.0が必要な方も多いかと思います。この記事ではIELTSの各科目で5.0を達成するために必要な対策をご紹介いたします。

リスニングで5.0を取るのに必要な正答数

IELTSのリスニングで5.0のスコアを取るためには、40問中16問〜17問の正解が必要です。

IELTSの試験は、英検などとは異なり、すべてのレベルで共通の問題が出題されるため、バンドスコア5.0を目指す人にとっては非常に難易度が高く感じられますが、正答率でいうと4割正解すればいいということになります。

IELTSのリスニングテストでは、主に以下の6種類の問題タイプが出題されます。 問題タイプによっては非常に難易度の高い問題もありますので、 自分が最も得点しやすい問題タイプを知っておき得点源にできるように練習をしておきましょう。

出題される問題タイプ

・穴埋め問題
・地図のラベリング
・選択問題
・マルチプルチョイス
・分類問題
・状況判断
・ショートアンサー

一般的には「穴埋め問題」が最も得点しやすい問題です。特にセクション1で出題される穴埋め問題はなるべく多く正解しましょう。Section 4でも穴埋め問題が出題されることが多いですが、セクション1に比べると難易度はやや上がりますのでセクション1ほどの正解数は期待しないでおきましょう。

逆に、「選択問題」、「分類問題・状況判断」などは難易度が高い問題ですので、無理をせず取れそうな問題だけ正解できるように心がけましょう。

人によって異なりますが、セクション1からセクション4までの目標正答数は以下のようになります。

セクションごとの目安の正答数

セクション1:7問/10問
セクション2:4問/10問
セクション3:4問/10問
セクション4:4問/10問

リスニングで5.0を取得するための対策

リスニングはIELTS過去問を使った練習が効果的です。セクションごとに区切った練習も効果的です。 自分がセクションごとに何問正解したいのかをしっかり念頭に入れ、必要な正答数に届かなかった場合はどの問題だったら正解できそうだったか、なぜ正解できなかったのかを確認しましょう。

IELTSリーディングで5.0を取得する難易度

IELTSのリーディングで5.0のスコアを取るためには、ジェネラルの場合40問中23問〜26問、アカデミックの場合40問中15問〜18問の正解が必要です。

IELTSのリーディングで5.0を目指す方の多くはジェネラル・トレーニング(通称ジェネラル)で受験をされると思いますが、アカデミック・モジュール(通称アカデミック)に比べて必要な正答数が多いためスコアメイクに苦労をされている方も多いですね。

IELTSのリーディング試験は、リスニングと同様にすべてのレベルで共通の問題が出題されるため、バンドスコア5.0を目指す人にとっては非常に難易度が高く感じられます。 特に本文に書かれている内容が十分に理解できないレベルでは非常にストレスを感じるかもしれません。

リーディングで5.0を取得するための対策(ジェネラル)

IELTSのリーディングで5.0を取得できるかどうかは、セクション2で何問正解できるかにかかっています。近年、セクション2の難易度が非常に高くなり特に5.0前後を目指す受講生にとっては大きな障壁となっています。

セクション2が難しい原因の一つは、多くの問題が高度な文法力を要求している点です。 正解の近くまではたどり着けるが正解そのものにはたどり着けない、といった方が多いのではないでしょうか。ジェネラルで受験をされる方はセクション2の対策は必須です。

セクションごとの目安の正答数

セクション1からセクション3までの目標正答数は以下のようになります。

セクション1:9問/13問
セクション2:9問/13-14問
セクション3:5問/13-14問

リーディングで5.0を取得するための対策(アカデミック)

一方、アカデミックを受験をされる方は、ジェネラルに比べて必要な正答数が大幅に少なくなります。 これはアカデミックの問題の難易度がジェネラルに比べて高いためですが、 ジェネラルよりも記号で答える問題が多いため正解する確率は高くなります。

IELTSのリーディングテストでは、主に以下の10種類の問題タイプが出題されます。 問題タイプによっては非常に難易度の高い問題もありますので、 自分が最も得点しやすい問題タイプを知っておき得点源にできるように練習をしておきましょう。

出題される問題タイプ

穴埋め問題
TRUE・FALSE・NOT GIVEN (YES・NO・NOT GIVEN)
ヘッドライン・マッチング
人物のマッチング
インフォメーション・マッチング
選択問題
マルチプル・チョイス
ショートアンサー
センテンス完成問題
タイトル

ここでも一般的には「穴埋め問題」が最も得点しやすい問題になります。

逆に、「TRUE・FALSE・NOT GIVEN」などは難易度が高い問題ですので、無理をせず取れそうな問題だけ正解できるように心がけましょう。

セクションごとの目安の正答数

パッセージ1からパッセージ4までの目標正答数は以下のようになります。

パッセージ1:5問/13問
パッセージ2:5問/13問
パッセージ3:5問/13-14問

ジェネラルからアカデミックへの切り替え

IELTSが必要な目的によって異なりますが、ジェネラルからアカデミックへ切り替えることでバンドスコア5.0が達成しやすくなるケースがあります。 例えば、オーストラリアにおいてビザ申請する場合には、通常ジェネラルでの受験が求められていますが、実はアカデミックでも代用することが可能です。一方、カナダなどアカデミックでの代用が認められていない国もありますので、ビザ・エージェントに確認されることをお勧めします。

IELTSライティングで5.0を取得する難易度

IELTSのライティングは、リスニングやリーディングと違って正解がありません。 Band Descriptors(バンド・ディスクリプター)と呼ばれる採点基準に基づいて採点をされるため、自分ではどのぐらいのスコアが取れているかが分かりません。

IELTSのライティング5.0で要求されているレベルは、他の科目と同様にそれほど高いレベルではありません。 一部を抜粋すると以下のように書かれています。

・与えられたタスクに対して一部にしか答えられていない
・ある程度を順序立ててアイデアが説明できているが、全体的な流れに欠ける
・使える単語の範囲は狭いが、タスクを答えるための最低限の単語を知っている
・文法のミスが非常に多く見られ、時に読み手の理解を妨げる

このようにライティングで5.0を達成するためには、かなりの程度のミスは許容されているということになります。

ライティングで5.0を取得するための対策

IELTSのライティングで5.0を取れずに困っている方の多くはスピードです。 IELTS のライティングは、60分で2つのタスクに答えることが要求されます。タスク1は150語以上、タスク2は250語以上書くことが要求されています。このワード数に達しない場合はペナルティが課せられます。通常1.0ポイントのペナルティ(減点)となりますので、仮に5.5レベルのライティングが書けていたとしても結果は4.5になってしまいます。

常に試験を意識し時間内にワード数をかけるように練習をしておくことが重要です。

IELTSスピーキングで5.0を取得する難易度

IELTSのスピーキングも、ライティングと同様に正解がありません。 スピーキングも、Band Descriptors(バンド・ディスクリプター)と呼ばれる採点基準に基づいて採点をされます。

IELTSスピーキング5.0で要求されているレベルは、他の科目と同様にそれほど高いレベルではありません。 一部を抜粋すると以下のように書かれています。

・大部分でフローを維持できるが、言い直しや繰り返しが多くスロースピーチが見られる
・トピックに関わらず使える単語の範囲が狭い
・基本的な文章はある程度の正確性を伴うが、複雑な文章になると間違いが多くなり、聞き手の理解を妨げる
・英語の発音の特徴を再現できている部分もあるが、発音の間違いにより聞き手が理解できない部分も多く見られる

このようにスピーキングでも、5.0を達成するためにはかなりの程度のミスが許容されています。

スピーキング試験で最も避けたいことは黙り込むことです。長時間の沈黙(ポーズ)がしばしば見られる場合には、採点基準上は4のカテゴリーに分類されてしまいます。文法や語彙は間違えてもいいので、なるべく話し続けるようにしましょう。

まとめ

IELTSの各科目で5.0を達成するために必要な対策をご紹介いたしました。IELTSの問題自体は非常に難しい問題ばかりですが、5.0というスコアはそれほど高いレベルではありません。問題の難易度に圧倒されずに、自分が必要な正答数・必要なレベルを常に念頭においておきましょう。