IELTS 6.0を取得する難易度

大学・大学院留学や移住・永住目的でIELTS 6.0が必要な方は多くおられます。この記事ではIELTSの各科目で6.0を達成するために覚えておきたい対策を考えてみましょう。

リスニングで6.0を取るのに必要な正答数

IELTSのリスニングで6.0のスコアを取るためには、40問中23問〜25問の正解が必要です。

リスニングの世界平均スコアが約6.0ですので、6.0というスコアはちょうど全受験生の平均のレベルということになります。

40問中23問〜25問の正解が必要ですので、正答率でいうと6割の正解が必要です。以下の問題タイプの中で、苦手と感じているものがあればしっかり対策をとっておきましょう。

出題される問題タイプ

・穴埋め問題
・地図のラベリング
・選択問題
・マルチプルチョイス
・分類問題
・状況判断
・ショートアンサー

正解率60%でいいとは言え、やはり取りこぼしは最小限にしなければなりません。選択問題や分類問題・状況判断などは難易度が高い問題ですが、その中にも自分が正解できる問題が必ず含まれていますので、当然ですが正解できる可能性の高い問題をしっかり正解することがIELTSリスニングでスコア6.0を達成する上で非常に重要です。

セクション1からセクション4まで、それぞれ以下の正答数を目標にしましょう。

セクションごとの目安の正答数

セクション1:8問/10問
セクション2:5問/10問
セクション3:5問/10問
セクション4:6問/10問

リスニングで6.0を取得するための対策

IELTSリスニングは近年、セクション2、セクション3が難しくなってきています。セクション1、セクション4で凡ミスを一つでも減らし、セクション2、セクション3でいかに多く正解を確保するかが、目標スコア達成の大きな鍵になっています。

IELTSリーディングで6.0を取得する難易度

6.0を目指す方にとって最も難関になる可能性が高い科目がリーディングです。特にジェネラルで挑戦をされている方は、リーディングで6.0を取るには40問中30問〜31問正解することが必要ですので、1問のミスも許されないレベルになります。ちなみにアカデミックの場合は、40問中23問〜26問の正解が必要です。

移住などの目的で6.0を目指す方の多くはジェネラル・トレーニング(通称ジェネラル)で受験をされると思いますが、アカデミック・モジュール(通称アカデミック)に比べて必要な正答数が多いためスコアメイクに苦労をする方も多いです。

リーディングで6.0を取得するための対策(ジェネラル)

IELTSのジェネラル・リーディングで6.0を取得できるかどうかは、セクション2で何問正解できるかにかかっています。近年、セクション2の難易度が非常に高くなり特に6.0前後を目指す受講生にとっては大きな障壁となっています。

セクション2が難しい原因の一つは、多くの問題が高度な文法力を要求している点です。 正解の近くまではたどり着けるが正解そのものにはたどり着けない、といった方が多いのではないでしょうか。ジェネラルで受験をされる方はセクション2の対策は必須です。

セクション1からセクション3までの目標正答数は以下のようになります。

セクションごとの目安の正答数

セクション1からセクション3までの目標正答数は以下のようになります。

セクション1:12問/13問
セクション2:11問/13-14問
セクション3:8問/13-14問

リーディングで6.0を取得するための対策(アカデミック)

一方、アカデミックを受験をされる方は、ジェネラルに比べて必要な正答数が大幅に少なくなります。 これはアカデミックの問題の難易度がジェネラルに比べて高いためですが、 ジェネラルよりも記号で答える問題が多いため正解する確率は高くなります。

IELTSのリーディングテストでは、主に以下の10種類の問題タイプが出題されます。 問題タイプによっては非常に難易度の高い問題もありますので、 自分が最も得点しやすい問題タイプを知っておき得点源にできるように練習をしておきましょう。

出題される問題タイプ

穴埋め問題
TRUE・FALSE・NOT GIVEN (YES・NO・NOT GIVEN)
ヘッドライン・マッチング
人物のマッチング
インフォメーション・マッチング
選択問題
マルチプル・チョイス
ショートアンサー
センテンス完成問題
タイトル

一般的には「穴埋め問題」が最も得点しやすい問題になります。

逆に、「TRUE・FALSE・NOT GIVEN」などは難易度が高い問題ですので、無理をせず取れそうな問題だけ取るように心がけましょう。難しい問題に不必要に長い時間をかけてしまうと他の簡単な問題を取れなくなってしまいます。常にタイムマネジメントを意識して、最後のパッセージにもしっかり20分以上の時間をかけられるようにしましょう。

セクションごとの目安の正答数

パッセージ1からパッセージ4までの目標正答数は以下のようになります。

パッセージ1:8問/13問
パッセージ2:8問/13問
パッセージ3:8問/13-14問

ジェネラルからアカデミックへの切り替え

IELTSが必要な目的によって異なりますが、ジェネラルからアカデミックへ切り替えることでバンドスコア6.0が達成しやすくなるケースがあります。 例えば、オーストラリアにおいてビザ申請する場合には、通常ジェネラルでの受験が求められていますが、実はアカデミックでも代用することが可能です。一方、カナダなどアカデミックでの代用が認められていない国もありますので、ビザ・エージェントに確認されることをお勧めします。

IELTSライティングで6.0を取得する難易度

IELTSのライティングは、リスニングやリーディングと違って正解がありません。 Band Descriptors(バンド・ディスクリプター)と呼ばれる採点基準に基づいて採点をされるため、自分ではどのぐらいのスコアが取れているかが分かりません。

また、IELTSのライティングは世界平均が5.5と他の科目に比べてやや低くなっています。

IELTSのライティング6.0で要求されているレベルはそれほど高いレベルではありませんが、採点基準を大幅に外すような回答はスコアを下げることになります。採点基準から一部を抜粋すると以下のように書かれています。

・与えられたタスクに対して偏りはあるもののすべてに答えている
・ある程度を順序立ててアイデアが説明できており、全体的な流れが見られる
・タスクを答えるために十分な範囲の単語を知っている
・様々な構文を用いており、文法のミスは見られるものの読み手の理解を妨げない

このようにライティングで6.0を達成するためには、タスクの正確な理解が大変重要です。

ライティングで6.0を取得するための対策

IELTSのライティングで6.0を取れずに困っている方の多くはタスクの理解です。Task Responseの項目を見ると、Band 5まではタスクの一部に答える程度でもよかったのですが、Band 6以上はタスクにすべて答えていることが必須となります。

つまり、タスクの理解が不十分の場合、タスクに「すべて」答えることができずにTask Responseの項目がBand 5(もしくは5以下)になる可能性が高くなるのです。

スコアが伸び悩んでおられる方は、自分のエッセイがタスクにすべて答えられているのかを含めて、上の採点基準と照らし合わせてみましょう。経験豊富なIELTS講師からフィードバックをもらうのもいいでしょう。

IELTSスピーキングで6.0を取得する難易度

IELTSスピーキング6.0で要求されているレベルは以下のように書かれています(抜粋)。

・繰り返しや言い直しはあるものの、ある程度の長さの英語を話そうとする意欲を感じる
・語彙は間違いがあるものの議論の妨げにはならない
・様々なストラクチャーを織り交ぜて話せるものの意味を阻害しない程度の間違いはある
・様々な英語の発音の特徴を再現できており、間違いはあるものの理解を阻害しない

6.0の基準で明確にされていることは、「話したい意欲」と「通じる英語」です。

「話したい意欲」とはなんとも曖昧な基準ですが、基本的には英語で答えることに苦痛を感じているかどうか(そのように見えるかどうか)が重要です。語彙や文法の間違いはあっても伝えようという意欲があれば楽しそうに会話を続けることができますが、伝えようという意欲があまりなければあまり楽しそうに会話を続けられないでしょう。

「通じる英語」とは、語彙や文法の間違いがあっても、英語としてある程度通用するものかどうか、相手が特に苦労することなく話しについていけそうか、と考えていいでしょう。このことからも、IELTSのスピーキングは、英語の正確性よりも実用性に重きを置いていることがわかります。

まとめ

IELTSの各科目で6.0を達成するために必要な対策をご紹介いたしました。IELTSの問題自体は非常に難しい問題ばかりですが、6.0というスコアはそれほど高いレベルではありません。問題の難易度に圧倒されずに、自分が必要な正答数・必要なレベルを常に念頭においておきましょう。