ライティングのスコアは事実上タスク2で決まる!?

IELTSのライティングにはタスク1とタスク2がありますが、その点数配分については公式には発表されていません。

インターネット上に様々な憶測が飛び交っており、中には「タスク2の点数はタスク1の2倍である」などといった情報もあるようです。

IELTSライティングの採点方法

ライティングの採点は、タスク1、タスク2それぞれについて別々に(通常は別々の試験官が)採点を行います。その際には、バンド・ディスクリプターと呼ばれる採点基準に基づいて採点が行われます。

例えば、タスク1が6.5、タスク2が7.0であれば、以下のような「換算表」を用いて最終のライティングスコアが決定されます。

writing_score_task1_and_task2

換算表の見方

縦軸がタスク1のスコア、横軸がタスク2のスコアを表します。それぞれのスコアの交わる部分に記載されているスコアが「ライティング」としての最終スコアとなります。先ほどの例(タスク1:6.5、タスク2:7.0)であれば、ライティングの最終スコアは7.0となります。

ライティングで目標スコアを達成するために必要なタスク1のスコア

例えば、IELTSのライティングで7.0を必要としておられる方の場合で考えて見ましょう。換算表から分かるように、タスク2が7.0が取れている場合にはタスク1は6.0〜8.0のどのスコアであってもライティングの最終スコアは7.0となります(横軸の7.0のところから縦に見てください)。

一方で、タスク2が6.0〜6.5しか取れていない場合には、タスク1でスコアを挽回をするにはタスク1で8.0以上のスコアを取る必要があることがわかります(横軸の6.0〜6.5のところから縦に見てください)。

すなわち、タスク2で「目標スコア」が達成できなければ、タスク1でのスコアの挽回は非常に難しいということを意味します。

7.0を目指す方を例にあげましたが、どのスコアであっても基本的には同じことが言えます。これが、タスク2のほうがタスク1よりもはるかに比重が大きい、と言われる所以です。

以上、まとめると以下のようになります。

  1. タスク1は、ライティングの目標スコアのマイナス1.0が必要
  2. タスク2は、ライティングの目標スコアが必要

タスク1で絶対に避けたいこと

タスク1はライティングで目標とするスコアのマイナス1.0でよい、というのを聞いて少し安心をされたかと思いますが、だからと言ってタスク1を後回しにしていいというわけではありません。

一番避けたいことは、語数ショート(150語に満たない回答)です。

IELTSのライティングでは、それぞれのタスクに最低語数が制限されており、タスク1では150語以上、タスク2では250語以上書くことが求められています。この語数に達しなかった場合は、それぞれの採点からマイナス1.0のペナルティが課せられます。

例えば、タスク1のクオリティが6.5あったとしても語数が足りなければ5.5まで下がる可能性があるということです。そうなると、タスク2が良かったとしてもタスク1が足を引っ張ってしまうことになります。ですので、確実に150語以上かけるように練習をしておきましょう。

もう一つ気をつけたいことは、20分以内(できれば15分程度)で書き切ることです。

IELTSのライティングには、60分という時間制限があり、タスク1を20分、タスク2に40分かけることが推奨されています。

タスク2の重要性が高いことは前述の通りですので、タスク2にしっかり時間をかけるためにもタスク1に必要以上に時間をかけないようにしたいところです。そのためにも、素早く書く練習をしておくようにしましょう。