IELTSのリスニングは数年前に比べて難しくなっています。数年前までは、リスニングは対策をそれほどしなくても得点源にできる科目だったのですが、最近ではリーディングよりもスコアを取りにくい科目になりました。

リスニングは40問中何問正解できるかによって採点されます。たった40問しかない試験ですので、1問のミスが命取りになりかねません。

今回ご紹介する7つのコツを実践していくことでリスニングのスコアは確実に伸びてきます。焦らずに繰り返し練習をしましょう。

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴2年。日本にて医学部に進学後、チャイルドケアの道に進む。過去2回のIELTS試験でいずれも全科目7.0以上を達成しています。科目別最高スコアは、リスニング9.0、リーディング9.0、ライティング7.0、スピーキング8.5(Overall 8.5を保有)。

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コツ1:スペルミスなどの凡ミスをゼロにする

PlusOnePointのリスニング対策講座に参加をいただいている受講生の方を拝見していると、下に挙げるような凡ミスが必ずといっていいほどあります。それも複数、場合によっては5〜6個あることも珍しくありません。

  • スペルミス
  • 単数・複数のS
  • 大文字・小文字のミス
  • 日付の記載ミス
  • 数字の聞き取りミス
  • スペリングの聞き取りミス
  • ワード数のミス

スペルミスを除いて、その他のミスは注意深く練習をしていけば必ずゼロにできるものばかりです。スペルミスを減らすためには普段からスペリングに注意深くなっておく必要があります。

そうはいってもスペリングにはある程度の法則がありますので、コツさえつかんでしまえば例外だけ覚えていけばいいことになります。最低でも過去問でスペリングを問われた単語については書けるようにしておきましょう。

リスニングはたった40問しかない試験ですので、1〜2問のミスが命取りになることは前述の通りです。2〜3問アップすればスコアは確実に0.5が上がることになります。

コツ2:先読みを実践する

IELTSリスニング 9.0(満点)を達成した私の先読みテクニック』で先読みのコツを紹介しましたが、IELTSでは問題を先に読むことが許されていますので、先読みのスキルを上げていくことはスコアアップに最も直結する部分です。詳しくは、以下の記事をご参照ください。

コツ3:回答の予想をする

スコア5.0〜6.0を目標としている方は、Section 1およびSection 4で頻出の穴埋め問題でしっかりスコアを確保しましょう。特にSection 1の穴埋めは間違えても1〜2問に抑えておきたいところです。

そのためには、【コツ1】の凡ミスをなくすことは当然のことながら、回答をある程度、予測しておくことが重要です。その際、品詞はどのようなものが入りそうか、内容的にはどのようなものが答えになりそうかを考えておくことがコツです。

過去問を使ってコツをつかんでみよう

例えば、以下のような問題を見た場合、どのようなものが回答になりそうか、想像してみてください。

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(Cambridge IELTS 5 Test 2から引用)

まず、(1)には名詞が入りそうですね。登録に必要なものなのでIDとかでしょうか。あるいはカードを作るために写真とかかもしれませんね。あ、次にIDがありましたので、IDはなさそうですね。

(2)はどうでしょうか。IDの例なので、免許証の他にはパスポートとかクレジットカードとかですかね・・・。

(3)はお金の単位(ポンド)がついていますので数字が入りますね。ポンドは小数点2桁までありますので、○○.○○のような答えになることが想像できますね。もちろん、通貨の読み方の法則を知っていないと折角聞き取れても書けないことになりますので、それはしっかり勉強をしておきましょう。ちなみに、£6.50は、”six pounds(パウンズ) fifty”と発音されます。

実際、(1)の答えはphotos、(2)の答えはbank statement、(3)の答えは125、となっていましたのでだいたい合っていましたね。このように品詞と内容を予想しておくことで正解率を高めることが可能になります。

予想を絞り込みすぎるのは危険

そうはいっても、絶対数字が入るはず、絶対国の名前が答えになるはず、と思い込んでしまうと、そうでなかった場合に正解できないことになりますので、決めつけるのは避けましょう。こんな感じのものが入るかもしれない、くらいに曖昧に構えておくのがコツです。

コツ4:聞き逃しても後ろ髪を引かれない

大量失点をしないためのコツは、万一、聞き逃してしまった部分があったとしても後ろ髪を引かれないことです。9.0(満点)を常に取れるレベルではない限り、2〜3問の聞き逃しはあって当然です。重要なことはその次の問題でしっかり流れに戻ることです。

これはメンタルの部分も大きく影響をしてくる部分ですが、自分がトータルで何問取ればいいのか、逆に考えると何問まで失点してもいいのか、をしっかり頭に入れておくことがコツです。

例えば、スコア7.0が必要な方は、最大10問間違えてもいいことになります。40問中10問ですので、4問に1問は聞き取れなくてもいいのです。というよりも、4問に1問は聞き取れない(即答できない)レベルの問題が出題されているはずなのです。

全問正解しよう、と意気込んでしまうと、聞き取れなかったときにショックが大きく、その後だらだらと連続ミスをしてしまうことになります。

コツ5:単語を聞き取るのではなく内容を聞く

以前のリスニングでは、単語だけ聞き取ることだけでも答えられる問題も多く、コツやテクニックが通用していたのですが、最近のリスニングでは内容をどのくらい理解できているかを試す試験に変わりつつあります。

特に選択問題などでは、単語だけ聞き取っていると、ディストラクター(引っかけ問題)に見事に引っかかってしまうことになります。練習段階から、話の全体をしっかり理解する習慣を付けていきましょう。

コツ6:メモを取るよりもしっかり内容を聞く

一部の受講生の方は、話の内容をメモしておいて後で考える、という方法をとられている方もおられますが、あまりおすすめはできません。もちろん、その方法で必要なスコアが取れるのであれば問題ありませんが、必要なスコアが取れていないとすれば、メモを取る際に聞き逃しや集中力の途切れが起こっている可能性があります。

繰り返しになりますが、重要なことはなるべく話全体を理解することです。しっかり話が理解できていれば問題は意外と簡単に解けるようになっています。

コツ7:様々な英語(発音)に慣れておく

最後にご紹介するリスニングのスコアアップのためのコツは、様々な英語(発音)に慣れておくということです。IELTSのリスニングでは、ブリティッシュ英語・オーストラリア英語が中心に使われていますが、インド人の英語・日本人の英語なども出題されます。

普段、英語圏に住んでおられる方は、日常生活の中でさまざまな国の人の英語に触れると思いますが、日本に住んでおられる方は学校教育で教わってアメリカ英語にしか慣れていない方も多いのではないでしょうか。

最低でも、ブリティッシュ英語には慣れておくようにしましょう。

リスニングのスコアを改善する7つのコツに関するまとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、IELTSリスニングのスコアを改善する7つのコツをご紹介しました。

  • スペルミスなどの凡ミスをゼロにする
  • 先読みを実践する
  • 回答の予想をする
  • 聞き逃しても後ろ髪を引かれない
  • 単語を聞き取るのではなく内容を聞く
  • メモを取るよりもしっかり内容を聞く
  • 様々な英語(発音)に慣れておく

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