IELTSのリスニングでは、問題を先に読むことが許されています。そのため、いわゆる先読みのテクニックがリスニングのスコアに大きく影響することになります。

特に選択問題やマッチング系の問題など、読む部分が多い問題タイプでは先読みをしっかりできているかどうかでメンタル面でも違いが出てきます。

この記事では、

  • 先読みがスコアに影響する問題タイプ
  • 先読みの時間の確保
  • 先読みの注意点

を中心に解説をしますので、どうぞ最後までお付き合いください。

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴2年。日本にて医学部に進学後、チャイルドケアの道に進む。過去2回のIELTS試験でいずれも全科目7.0以上を達成しています。科目別最高スコアは、リスニング9.0、リーディング9.0、ライティング7.0、スピーキング8.5(Overall 8.5を保有)。

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リスニングにおける先読みの重要性

先読みとは、会話またはスピーチが始まるまでに、質問の内容や選択問題であれば選択肢を読んでおくことを意味します。事前に質問や選択肢をしっかり理解しておけばおくほど、問題を解く上では有利になるからです。

先読みの有効性は簡単に実感することが可能です。Cambridge公式過去問をお持ちの方であれば、音声を止めた状態で、しっかり時間をかけて問題を先読みした上で問題を解いてみてください。もしそれで大幅に正答数が増えるようなら、先読みがいかにスコアアップに直結するかを実感していただけるでしょう。

先読みがスコアに影響するリスニングの問題タイプ

IELTSのリスニングには様々な問題タイプが出題されますが、中でも読む部分の多い問題タイプで先読みが有効になります。

具体的には、

  • 選択問題
  • マルチプルチョイス
  • 状況判断マッチング

などの問題タイプでは、先読みができているとスコアが安定します。

先読みの時間の確保

先読みの時間を確保するには、Section 1の問題が始まるまでの時間を有効活用することが重要です。

試験では、”Now turn to Section 1″というアナウンスが流れてから問題を開くことができますが、そこからインストラクションが始まります。さらに、Section 1の例題が読み上げられ、どのような試験であるかを説明してくれます。

ここまでの時間だけでも60〜90秒の時間があります。この時間を選択問題など先読みが必要な問題に当てることで、かなり余裕を持って問題を見ておくことが可能になります。

先読みの注意点

この手法を取り入れるためには、Section 1を先読みしなくてもいいことが大前提となります。ただ、Section 1は通常、比較的簡単な穴埋め問題ですので、ある程度のレベルの方であれば先読みをしなくても答えられるようになっています。実際、Section 1を先読みなしで解いてみると、自分にとってSection 1の先読みが必要かどうかが分かります。

Section 1の先読みをせずに後半の問題の先読みをする方法は、いきなり試験で試すのではなく、必ず事前に十分慣れておくようにしましょう。十分に慣れていないと、Section 1の例題が聞こえている状況で読んでも、あまり集中できず頭に残らなかったり、逆にSection 1が始まったのに先読みした問題のことが気になって集中できなかったりします。

  • Section 1の例題が聞こえていても先読みに集中できること
  • Section 1の前半の問題を先読みなしでもほぼ間違いなく答えられること
  • Section 1が始まったら先読みした問題のことは忘れてSection 1に集中できること

先読みの方法を実践する前に、上記の3点ができることを確認をしておきましょう。

先読みの力を付けるにはリーディングも重要

IELTSリスニングの問題タイプの中でも、最も先読みの効果が期待できるのが、選択問題です。言い換えると、選択問題がIELTSのリスニングの中で最も難しい問題タイプということになります。

その理由は、前もって読んでおく文章の量が圧倒的に多いからです。特に、Section 3やSection 4で出題される選択問題は、質問もさることながら、それぞれの選択肢も分量も長くなりがちですので、読む量が大変多くなります。

そのため、先読みをマスターするためには、リーディング力も必要ということになります。素早く読んで理解し、キーワードをチェックすることができなければ、限られた時間で先読みをしてもあまりスコアには影響しないことになります。リスニングのスコアをアップするには、実はリーディング力も上げていくことが欠かせないのです。

目安は、リスニング+0.5 のリーディング力が必要

目安としては、自分が必要とするリスニングスコア+0.5のリーディング力があるとかなり楽になります。例えば、リスニングで7.0が必要な人は、リーディングで7.5レベルあるとかなり楽になります。

仮にリーディングで必要なスコアをすでに達成できているとしても、リーディング力をさらに上げることがリスニングのスコアアップに繋がりますので、IELTSのリスニングを勉強する際にはリーディングとセットで勉強を進めていきましょう。

全部読めないなら質問を優先して読む

先読みですべてを読む余裕がない方は、質問を優先して読むようにしましょう。質問が頭に入っていないと、どこを話しているのかについていくことができません。質問からキーワードを見つけておき、今どの話をしているのかについていけるように準備をしておきましょう。余裕がある方は、選択肢の違いについてもチェックをしておくといいでしょう。

IELTSリスニングにおける先読みに関するまとめ

IELTSリスニングにおける先読みの方法と注意点についてまとめました。

  • Section 1が始まるまでの時間を先読みに当てるだけでも効果あり
  • 先読みが苦手な人は質問だけでも読んでキーワードをチェック
  • 先読みは慣れが必要、試験でいきなりは危険!

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