IELTSのスコア(採点方法)

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IELTSのスコア(バンドスコア)は、0から9.0(0.5刻み)の19段階で採点されます。試験は4教科で構成され、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのそれぞれにおいて0から9.0のスコアがつけられ、4教科の平均点が最終スコア(オーバーオール・スコア)として計算されます。この記事では各科目のスコアの計算方法についてご紹介いたします。

IELTSリスニング・リーディングのスコアについて

リスニングやリーディングの試験では「正解」が用意されているため、正答数(何問正解できたか)に応じてスコアが決められます。

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IELTSのリスニング・リーディングの試験はともに40問ずつしかないため、1問のミスがスコアに大きく影響します。

IELTSリスニングのスコアを少しでも上げるには?

リスニングでよくあるミスの一つは、スペリングミスです。 IELTSのリスニングでは、スペリングミスは間違いと判断されます。 特に過去問に掲載されているような単語は頻出問題であるケースが多いので、スペリングをしっかり確認しておきましょう。

大文字と小文字の区別も注意をしたいところです。固有名詞など大文字で始めなければならない回答もあります。大文字と小文字を区別して書く場合には特に注意が必要です。自信のない場合は全て大文字で書くと良いでしょう(全て大文字で書いた場合は大文字と小文字の区別をしていないものと判断され正解になります)。

次に多いミスが単数形と複数形の間違いです。単語は聞き取れたけれども単数形だったか複数形だったかを聞き逃してしまうことがよくあります。メモ形式の問題であればどちらも正解になるケースが多いですが、センテンスの場合には文法的に正しいかどうかが重要になります。メモを取る際には単数形で発音されたか複数形で発音されたかを注意深く聞くようにしましょう。

また、インストラクションの見落としにも注意したいところです。問題によっては「ONE WORD ONLY(一語で答えなさい)」のように明確な指示がありますが、この指示に従わずに答えた場合は不正解になります。非常にもったいないミスですので気をつけましょう。

最後に、回答欄のズレにも注意してください。違う番号の欄に回答を変えてしまうことは当然ながら不正解になります。

IELTSのリスニングでは最後に「10分間の見直し時間」がありますので、この時間を有効に活用し上記のようなミスを一つでも減らしましょう。

IELTSリーディングのスコアを少しでも上げるには?

リーディングでも同様にミスが起こります。 リーディングの回答は、基本的には本文から単語を抜き出すか記号で答えることになりますが、写し間違いによるスペリングミスもよくあります。単語を抜き出す際には正確に抜き出すようにしましょう。

リーディングでもインストラクションの見落としにも注意したいところです。リスニング同様に「ONE WORD ONLY(一語で答えなさい)」のように明確な指示があるにも関わらず指示に従わずに答えた場合は不正解になります。また「TRUE/FALSE」の問題を「YES/NO」で答えてしまうと不正解なります。

もちろん、リーディングでも回答欄のズレにも注意してください。

IELTSライティングのスコアについて

ライティングの試験では「採点基準」 に基づいてスコアが決められます。

ライティングの採点方法(スコアリング)

ライティングにはタスク1とタスク2があります。タスク1とタスク2はそれぞれ採点基準に基づいて別々に(通常は別々の試験官が)スコアリングをします。採点基準は4項目あり、それぞれ整数でスコアリングされます(0.5単位では採点されません)。

この4項目の平均点からタスク1およびタスク2のスコアが計算されます(平均点をround downしたスコアとなります)。

タスク2の採点例をお示しします。

Task Response:7
Coherence and Cohesion:6
Lexical Resource:7
Grammatical Range and Accuracy:7

このようなスコアになった場合には、平均が6.75ですので、タスク2のスコアは「6.5」となります(7.0にはなりません)。

タスク1でも同様に採点が行われ、タスク1のスコアとタスク2のスコアからライティングの最終スコアが決定されます。

IELTSライティング・タスク1とタスク2の比重

タスク2はタスク1に比べて比重が大きくライティングの最終スコアに大きく影響します。詳しくは、『IELTSライティング・タスク1とタスク2の比重』をご覧ください。

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IELTSライティングのスコアを少しでも上げるには?

IELTSライティングについては、信頼できる講師から継続的にフィードバックを受けて改善していくことがスコアアップに直結しますが、独学でもできることはあります。

一つは、普段使っている単語の確認です。普段何気なく使っていう単語も正確なニュアンスや正しい用法を理解できていない可能性があります。IELTSライティングの採点基準では語彙や文法(ストラクチャー)の多様性も見られていますが、それと同時に正確性も重要視されています。

辞書や文法の参考書を使いながらライティングでよく使う単語や文法(ストラクチャー)について今一度確認をしてみましょう。

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IELTSスピーキングのスコアについて

スピーキングも「採点基準」 に基づいてスコアが決められます。

スピーキングの採点方法(スコアリング)

スピーキングの採点は試験官がその場で行います。録音をしているのですが、実際には録音データは別の目的で使用されます(リマークを申請した場合の資料として使われたり、試験官の不正チェックなどの目的にも使われます)。

ライティング同様、採点基準に基づいてスコアリングをします。採点基準は4項目あり、それぞれ整数でスコアリングされます(0.5単位では採点されません)。

この4項目の平均点からスコアが計算されます(平均点をround downしたスコアとなります)。

タスク2の採点例をお示しします。

Fluency and Coherence:7
Lexical Resource:7
Grammatical Range and Accuracy:7
Pronunciation:6

このようなスコアになった場合には、平均が6.75ですので、スピーキングのスコアは「6.5」となります(7.0にはなりません)。

IELTSスピーキングのスコアを少しでも上げるには?

IELTSスピーキングについても、継続的にフィードバックを受けて改善していくことがスコアアップにとって重要です。

独学でできることとしては、英語を話すことに慣れておくことです。ライティングとは異なり、IELTSのスピーキングの試験では正確性よりも自然さ(英語慣れしているかどうか)が評価の対象となっています。

ガチガチに緊張してしまうという方は普段から英語を話す機会を作っておきましょう。身の回りに英語を話す人がいない場合には、イメージトレーニングをしておくだけでも効果的です。 IELTSスピーキングのタスクを使いながら英語を話している自分を想像して不安に感じた単語や表現は都度確認をしておきましょう。

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IELTS試験当日のウォームアップの重要性

試験当日にはウォームアップが重要です。

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IELTSのスピーキング試験はおおよそ14分の試験です。緊張してしまってうまく話せなかった、緊張が和らいできた頃には試験が終わっていた、ということにならないように試験当日はしっかりウォームアップをしておきましょう。

まとめ

IELTSのスコアの計算方法についてご紹介をいたしました。それぞれの科目でどのように採点されているかを知ることによって効果的な対策が可能です。ライティングスピーキングに関しては信頼できる講師からフィードバックを受けることが非常に重要ですね。

投稿者: Hibiki先生

PlusOnePoint代表。大阪大学医学部卒業。日本では医師(麻酔科医)として活躍。2012年よりオーストラリア在住。IELTS 最高スコア8.5 (科目別最高スコア:リスニング8.5、リーディング9.0、ライティング8.0、スピーキング8.0)を保有。 2014年以降、5回連続で全科目7.0以上を達成。得意科目はライティング。

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