アイエルツのスコア達成に必要な単語力!

アイエルツの授業でよく質問されるたり、話題になったりする単語力。
「VocabularyとGrammarはどれだけ必要なのか?」「どれだけ単語を知っていれば、アイエルツでは困らないんだろう?」などよく相談を受けます。今回は、アイエルツの目標スコア達成に必要な単語力についてお話したいと思います。

アイエルツのスコア達成にVocabularyはどこまで必要か?

アイエルツのリーディング、リスニングは、単語や表現のパラフレーズをベースに作られている問題が多いので、単語のある方はとても有利です。

しかし、アイエルツでは単語力、文法力がある・ないよりも、知っている英単語を有効に使えるかどうかが、遥かに重要になってきます。
「アイエルツは、使える英語力をはかるテスト」なのです!

つまり、難易度の高い単語を暗記することはアイエルツではあまり重要とはいえません。
「myriad」というそこそこ難易度の高い単語がありますが、
日常生活では滅多に聞きません(本やドキュメンタリーではでてきますが)。

ちなみに「無数の」という意味ですが、使う機会はありますか?

日本語で考えても同じですが、「myriad(無数の)」という単語を使わなくても「たくさんの」で済んでしまいます。

スピーキングなら「many」「a lot of」でも十分ですし、
ライティングでも「a number of」「numerous」「countless」「a large amount of」
が使えれば十分にカバーできます。

アイエルツでは基本的な表現でも、適切に使うことが出来れば、十分に高スコアにつなげられます。

もちろん難しい単語を使えるのであれば使ってもいいのですが、
無理に思い出して使おうとすると、時間もかかり誤用するリスクもあります。

誤用のリスクによって損をすることもあるのです。

難易度の高い英単語の誤用リスク

難易度の高い英単語の使用によるリスクがあるのは、特にスピーキング。

難しい単語や文法を使おうとしているとき、適切に使用できていなくても
「使おうとしている=知っている」と理解され、有利に働く場合がありますが、
スピーキングではFluency(流暢さ)を犠牲にすることがしばしばあります。

「あの単語なんだったっけ?あの構文どう言うんだったっけ?」と考えているうちに時間が1秒、2秒と経ってしまうのです。

2秒待たせたら、話の呼吸以上の間ととられます。
スピーキングでmute(無言)は厳禁ですので、やはり新しい単語を無理に覚えるよりも、使える単語を適切に使えるようになる練習が大事かと思います。

具体的には、「ワードファミリー」で単語を覚え、使い分ける練習をお勧めしています。

ワードファミリーとは

ひとつの基本の単語と、その派生語や活用形すべてをワードファミリー、すなわち1つの単語グループとして考えることです。

たとえば、Be動詞だったら、be、am、is、are、was、were、been、beingがファミリーになります。

よく使われる単語のワードファミリー

【effect】
effect (名詞、動詞)、effective(形容詞)、effectiveness(名詞)、effectively(副詞)

【practice】
practice (名詞)、practise (動詞)、practised (過去、過去分詞)、practising (進行形、動名詞)、
practical(形容詞)、practically(副詞)、practicable(形容詞)、practicably(副詞)、practicability(名詞)

同じ単語なのに、たくさんの活用や、派生語がありますよね。
これを知っておくことで、みなさんの表現力はとても広いものになってきます。

最初はなんとなくでもいいですのでまったく別の単語だと考えずに、「同じ単語ファミリー」と考えて覚えるようにしてみて下さい。
ただ暗記するよりもずっと効果的に覚えることができます。

単語の理解と言うのは、ただ単に知っているというだけではありません。
理解度0 そもそもその単語を知らない
理解度1 読んで、聞いて、分かる
理解度2 使える(話せる、書ける)
理解度3 ワードファミリーも読んで、聞いて、分かる
理解度4 ワードファミリーも使える(話せる、書ける)

理解の度合いにもいろいろあります。
ただし、理解度4までできなきゃダメなのかと言うと、アイエルツではそうでもありません。

リーディング・リスニングで必要な理解度は、1と3はできるだけ広範囲であったほうがいいですが、
ライティング・スピーキングで必要なのは、もっと使用頻度の高い基本的な単語を集中的に、
「ワードファミリーも含めて使える」ようになることです。

新しい単語に出会ったら、まずはどのくらいの理解が必要かを考えてみて下さい。

難易度の高い単語は、とりあえず、読んだり聞いたりしたときに理解できればいい
(できなくても文章全体の意味がつかめればいい)と思って下さい。

それよりも、自分が知っていると思い込んでいた簡単な単語の理解を深めることをおススメします。
この単語、自分は「本当に知っていると言えるのか」、自問してみて下さい。

活用させて使えるかな?
ワードファミリーも使えるかな?
(ワードファミリーも4~5ワードくらいは使えるといいですね)

新しい、難易度の高い単語をただ暗記することが単語力ではありません。

アイエルツで試されるのは「使える英語力」ですので!

投稿者: Mika先生

PlusOnePoint副代表。NAATI通訳・翻訳者、医療現場での通訳も務める。 10年以上に渡ってアイエルツ対策を研究。 IELTS 最高スコア 8.0(科目別最高スコア:Listening 9.0, Reading 8.5, Writing 7.5, Speaking 8.0)。

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