IELTSスコアから予想される勉強期間の目安

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IELTSは、世界中の約10,000もの機関が認定するグローバルスタンダードテストとして、日本国内での受験者も年々増えている英語能力試験です。日本で受験できる英語能力試験はおおよそ20ありますが、その中でもIELTSは実用的な英語能力試験として人気が急上昇しています。今回の記事では、他の英語検定試験から見たIELTSスコアの目安とともに、IELTS試験結果から予想される勉強期間の目安についてもご紹介します。

他の英語検定試験から見たIELTSスコアの目安

移住や留学でIELTSが必要になった場合、自分の今の実力でどのくらいのIELTSスコアが取れそうか、ある程度目安を持っておきたいところです。ほとんどの方は過去に何らかの英語試験を受けたことのあると思われますので、スコアの目安を持っておき、必要となるスコアまでの道のりを思い描きましょう。

IELTSのスコアの目安を理解しておくことは、志望校を選ぶ上でも重要です。また、目標スコアまでに自分がどの程度勉強時間を確保しなければいけないのかを理解しておくことにも役立ちます。

IELTSのスコアの目安として、TOEIC、TOEFL、英検など他の英語検定試験のスコアを比較してみました。ただ、それぞれの検定試験が重きを置いている点が異なりますので、一概に表に示す通りに、TOEICの点数が何点だからIELTSのスコアはこのくらい取れる、とは限りません。あくまでそのレベルの英語のスキルを持ち合わせているというスコアの目安になります。

IELTSスコアとその他英語能力試験の点数を表にまとめました。あくまで目安にされてください。なお、TOEFLについては、現在実施されているTOEFL iBTのみ掲載いたしました。

IELTS TOEIC 英検 TOEFL iBT
9.0 120
8.5 119
8.0 117-118
7.5 110-116
7.0 870-990 1級 100-109
6.5 820-869 準1級 90-99
6.0 750-819 準1級 80-89
5.5 600-749 2級 70-79
5.0 550-599 2級 60-69
4.5 500-549 準2級 52-59
4.0 450-499 準2級 45-51
3.5 300-449 3級 33-44
3.0 290-299 3級 29-32

TOEICのスコアから見るIELTSスコアの目安

TOEICは、リスニング・リーディングのみの試験であるため(ライティング・スピーキングの試験もありますがメジャーではないためここでは割愛しています)、満点の990点をもってしてもIELTSのスコアの目安は7.0としています。

IELTSは4教科の試験です。TOEICで高得点をマークしている方であっても、IELTSで7.0以上のハイスコアを目指す方はIELTS対策が必要です。

英検のスコアから見るIELTSスコアの目安

日本でのみ実施されている英検は、最高位の1級をもってしてもIELTSのスコアの目安は7.0となっています。英検1級の試験は、合格率が10%程度の非常に難しい試験です。ただ、IELTSに換算をすると7.0になってしまうのは、試験の性質の違いによります。

英検では、語彙・文法などの量が勝負を分けます。いわゆる重箱の隅をつついたような単語もたくさん知っている必要があります。一方、IELTSでは、彙・文法などの量がそれほど重要ではなく(もちろんあるに越したことはありませんが)、実用性に重きを置いています。そのため、暗記学習で英検1級を取得した人にとってはIELTSのスコアに繋がりにくいケースがあります。

TOEFLのスコアから見るIELTSスコアの目安

最もスコアの目安になるのがTOEFLです。MBAなどの大学院留学を考えておられる方は、TOEFLからIELTSに変更して勉強をされている方も多いかと思います。MBA留学では学校によっては7.0〜7.5のハイスコアが必要になります。TOEFLで100点以上を取れている方であれば、しっかりとしたIELTS対策をすれば比較的早く7.0以上のスコアを達成できるでしょう。

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IELTS試験結果から予想される勉強期間の目安

IELTS試験結果をすでに受け取っておられる方は、必要スコアを達成するまでに予想される勉強期間の目安を持っておきましょう。多くの方が、IELTSの試験を甘く見ておられます。

平均的にはスコア0.5を上げるのに約3ヶ月が目安

やや衝撃的ですが、IELTSの世界では、スコア0.5を上げるのに約3ヶ月(240時間)かかるとも言われています。これはいわゆる語学学校でフルタイムで勉強をしている生徒たちのスコアの変化を調査した結果だと思われますが、語学学校のフルタイム(週20時間)を3ヶ月(12週間)続けると、生徒のスコアが平均0.5上がってくるということを意味します。

フルタイムで勉強ができる人はまだしも、多くの社会人はそうはいきません。フルタイムで働いているわけですので、勉強する時間はせいぜい週に10時間確保できればいい、といったところではないでしょうか。

もちろん語学学校は、さまざまなレベルの生徒さんがおられることもあり、ややスローなペースで授業が進んでいきます。しかし、IELTSのスコアアップにはそれなりの時間がかかるということを念頭に入れておきましょう。

社会人は効率的に学習することが必須

社会人にとって、IELTSスコアアップのための最も大きな課題は勉強時間の確保です。特に日本の会社にお勤めの方は、平日は早朝から深夜まで働きづめ、休日すらままならないという方も多いかと思います。そのような中で勉強時間を確保することが最大の課題となります。

PlusOnePointの受講生の方は、平均的なスコアアップのスピードの約3〜5倍の速さでスコアを伸ばされていますが、それでも0.5のスコアを上げるのに約40時間のレッスンは必要です。試験結果を受け取られた方は、どのくらいの勉強時間を確保すればどのくらいの期間で目標が達成できそうか、しっかり目安を持っておきましょう。

まとめ

今回の記事では、他の英語検定試験から見たIELTSスコアの目安を示すとともに、試験結果から予想される勉強期間の目安についてもご紹介いたしました。

ここがポイント!

  • 英検・TOEFLとの点数比較はあくまで目安
  • IELTSスコアアップのための最大の課題は勉強時間の確保
  • 投稿者: Hibiki先生

    PlusOnePoint代表。大阪大学医学部卒業。日本では医師(麻酔科医)として活躍。2012年よりオーストラリア在住。IELTS 最高スコア8.5 (科目別最高スコア:リスニング8.5、リーディング9.0、ライティング8.0、スピーキング8.0)を保有。 2014年以降、5回連続で全科目7.0以上を達成。得意科目はライティング。