IELTSのライティングの書き方【基本編:イントロダクションについて】

IELTSのライティングテストは、正確な英語表現だけでなく、相手に自分の考えを伝えることが求められます。そんなライティングテストで抑えておくべき基本ポイントがあります。今回は、エッセイの構成と書き出しについて紹介します!

IELTSのライティングについて

IELTSのライティングテストは、Task1とTask2の2つのパートに分かれています。

Task1 150words以上 グラフや図表を分析・比較して説明する問題
Task2 250words以上 トピックについて自分の意見を書く問題

IELTSのライティングテスは、上記のパートを計60分で回答します

今回はライティングテストを解く上で、基礎となるポイントを紹介していきます。

まず、エッセイの構成について抑えおこう!

IELTSのエッセイは概ね4~5つのパラグラフ(段落)で構成することができます。

最初のパラグラフを「Introduction(導入部)」と呼び、
最後のパラグラフを「Conclusion(結論、またはまとめ)」と呼びます。
その間にあるのが「Body」です。

必ずしも4~5パラグラフでなければならないわけではありません。

パラグラフ(段落)、というのは日本語で文章を書くときと同様、内容の区切りですので、自分のエッセイの内容によって数が変わってくるのは自然です。

アイエルツエッセイの性質上、4~5つのパラグラフに落ち着いてきます。

Task2では最低250ワードを40分前後で書きますので、そんなにたくさんのアイデアは書けません。
1つのアイデアに対して説明や具体例を加えて発展させる(説得力を持たせる)と、どうしても70~100ワードくらいは必要になってきます。
自然とBodyのパラグラフは2、3つになるのです。

ちなみに、イントロとコンクルージョンは長さは必要ない場合があります。2、30ワードあれば十分なこともあります。

目安の構成例

Introduction (30-60ワード) 1つ
Body (70-100ワード) X 2~3つ
Conclusion (30-60ワード) 1つ

ワード数で言えば上記のような目安でしょうか。頭と尻尾が小さくって体が大きいイメージです。

Bodyはメインの議論なので当然といえば当然なのですが、イントロがずいぶんと大きくなってしまう人がいます。

こういうの多くは、メインで書くべき詳細をイントロに入れてしまっているか、前置きが長くなってしまっていますと思います。

イントロが長くなってしまう方は、時間が許す限り書き続けたら、5~600ワードくらいのエッセイになってしまうのかもしれません。

アイエルツでは、250ワード書けばいいのです!しかも、エッセイが長ければ長いほど、ミスを犯している危険性も増えるということです。

書く時間が余分にあるという方は、見直しと推敲(すいこう)に当ててください。
見直す時間があれば、自分で間違いに気づいて直したり、もう少しいい表現・単語に変えたりできるので0.5くらいはバンドスコアが変わってきます。

イントロでは何を書くのか?

イントロダクションというのはエッセイの導入部です。読み手が、「ふむふむ、このエッセイには~について書かれているんだな」と分かればいい導入部ですね。

目標は、「エッセイトピックを読んでいない人が、イントロからテーマを読み取れるようにする」です。

イントロについてIELTS講師は「RephraseまたはRewordしてね!」と教えます。つまり、「言葉や表現を変えて言い換える」ということです。

さらに、トピックで使われている単語や表現を「コピーしている」と判断された場合、ワード数のカウントから外れますので、その点も注意が必要です。

そして、イントロに入れるといい内容は次の3つです。

イントロの内容

1 バックグラウンド (背景、テーマ)
2 議題の紹介
3 自分の意見(重要!)

バックグラウンドとは?

バックグラウンドとは、この議題が生まれた背景のことです。

実際のトピックを見ながら説明しましょう。

“In many countries today, the eating habits and lifestyle of children
are different from those of previous generations.
Some people say this has had a negative effect on their health.”

To what extent do you agree or disagree with this opinion?

ではここで背景は何でしょうか?想像してみて下さい。

はい、「子供の健康(が害されてきている)」ですね。
要するに、バックグラウンドとは「大きなテーマ」となるような事です。多くの場合、近年の状況となるでしょうか。

またこの議題は何かと考えますと、「子供の生活習慣、食生活が変わってきたことが、健康に悪影響を及ぼしている」です。バックグラウンドと議題は密接に関係していますので、一緒に書いてしまうことができます。

例:
Over the last several decades, children’s health condition has been
significantly affected by unhealthy lifestyle and food options that
modern society has offered to them.

さあこれでRewordingできました。

さてしかし、Rewordingしなければいけないかというとそういうわけでもありません。

エッセイライティングは基本的に(聞かれている事に答えさえすれば)自由に何でも書くことができます。

私は常に思うのですが、Rewordしなさい、Rephraseしなさい、というのは、真似しなさい、と言っているに変わりません。少なくともイントロのアイデアに関しては。
そうすると、本当に書きたいことがある人の場合、それを妨害してしまう危険性があると思うのです。

ぜひ忘れないでいただきたいのは、「これはテストの対策として、エッセイを短時間で見栄えよくするための、あるいは高評価を得るため」の練習だということです。

もちろん英語の勉強にはなります。ただし出題トピックの質問の方向性が似ているため、
どうしても「お決まりの表現」になりがちなのです。

6.5~7.0くらいまでは文法などがしっかりしていれば大丈夫です。
上級者の方は表現に幅を持たせることが重要になってきますので、7.0~8.0以上
を目指すなら、ぜひ「自由に」練習してみてください。

イントロに自分の意見スタンスを含める理由

To what extent do you agree or disagree with this opinion?これです。

例えば、3つの理由から「強く賛成」するスタンスで説明したい場合

「I strongly agree with this statement for three main reasons」
このように自分のスタンスをイントロの最後に入れてあげると、、エッセイでは何を書くのかが分かりやすいイントロになります。

アカデミックライティングを勉強された方は、この自分の意見「I」を避ける傾向にありますが、アイエルツエッセイは、厳密にはアカデミックライティングではありません。

「聞かれている事に、はっきり、明確に答える」ことがもっも重要です。

さらに、イントロに自分の意見、スタンスを含めることで「いいこと」があります。エッセイにCoherence(首尾一貫性)を持たせる効果があるからです。

日本人が英語を使うとき、陥りやすいワナの1つに、日本語の「起承転結」をつい無意識に用いてしまうというのがあるかと思います。

起承転結、私たちには分かりやすいこの概念。
しかしこれでエッセイを書くと、合理主義的な英語文化では、(特に物事を説明する場合には)「分かりにくい」文章となってしまいます。

それは、最後まで読まないと結論が分からないから。話の方向性が見えないのです。

ですのでアイエルツエッセイでは、自分のスタンスを首尾一貫して通すことが、スコアアップの助けになってくれます。

まずイントロで、「私はこう思いますよ~」とアピール。ボディで、「それはこういう理由だからです。私の意見、理にかなうでしょう?」と説得。最後にコンクルージョンで「だからやっぱり私はこうだと思うんですよ~」と結論付けるのです。

まとめ
今回はイントロについて紹介しましたが、いかがでしょうか。IELTSのライティングテストは正しい英語表現の能力だけでなく、自分の意見を論理的にまとめられているかも求められます。
PlusOnePointでは、論理的に深く考え、それを表現できるように指導していきます。お困りの方は、ぜひ科目別対策講座に参加してみてください。

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投稿者: Mika先生

PlusOnePoint副代表。NAATI通訳・翻訳者、医療現場での通訳も務める。 10年以上に渡ってアイエルツ対策を研究。 IELTS 最高スコア 8.0(科目別最高スコア:Listening 9.0, Reading 8.5, Writing 7.5, Speaking 8.0)。