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IELTS対策に悩んでいる人

IELTSリーディングに出題されるTRUE/FALSE/NOT GIVENがとても苦手・・・。FALSEとNOT GIVENを見分けるにはどうしたらいいの?YES/NOとはどう違うの?

今回の記事では、このような悩みを解決します。

この記事を読むと、IELTSリーディングに出題されるTRUE/FALSE/NOT GIVENがなぜ難しいのかを知るとともに、FALSEとNOT GIVENを見分けるための練習方法を知ることができます。

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Hibiki

IELTSリーディングの中でも最も難易度の高い問題タイプの一つが、TRUE/FALSE/NOT GIVENです。FALSEとNOT GIVENを見分けるためには証拠探しに慣れる必要があります。

今回の記事では、IELTSリーディングのTRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)が難しいと感じる3つのタイプと、TRUE/FALSE/NOT GIVENタイプに強くなるための対策をご紹介しますので、最後までじっくりと読んでみてください。

全般的なリーディング対策については、以下の記事を是非ご参照ください。

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴6年。日本では医師(麻酔科医)として活動。過去5回のIELTS試験でいずれも全科目7.0以上を達成しています。科目別最高スコアは、リスニング8.5、リーディング9.0、ライティング8.0、スピーキング8.0(Overall 8.5を保有)。

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IELTSリーディングでTRUE/FALSE/NOT GIVENが難しい理由

IELTSリーディングの問題タイプは全部で9種類(全体のタイトルを付ける問題を含めると10種類)ありますが、TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)は、IELTSリーディングの問題タイプの中で最も難しい問題タイプの一つです。

実際、Twitterで実施したアンケートでも大半の方が「苦手」と答えています。

では、なぜ難しいかというと、TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)は回答までのステップが他の問題タイプよりも多いからに他なりません。

#問題タイプ難易度
1穴埋め(箇条書き)
2穴埋め(図・表)
3穴埋め(サマリー)
4マッチング(ヘッドライン)
5マッチング(インフォメーション)
6マッチング(人物・国名等)
7選択問題(シングル)
8選択問題(マルチプル)
9TRUE/FALSE/NOT GIVEN

具体的にいうと、上の表の#1〜#6の問題タイプは、質問の内容が本文中のどこに書いてあるかを探す問題です。それに対して、#7〜#9の問題タイプは、質問の内容が本文中のどこに書いてあるかを探すだけでは解けない問題であることにお気づきでしょうか?

そうなのです。

  • 質問の内容が本文中のどこに書いてあるかを探す(場所の同定)
  • 質問の内容(または選択肢)が正しいかどうかを判定する(正誤判定)

という2つのステップが両方できて初めて正解できる問題なのです。だから難易度が高いのです。

英語の基礎力レベルによって3つのタイプに分かれる

TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)が苦手な受講生は、以下の3タイプに分けられます。

  • 場所を同定できないタイプ
  • 場所は同定できているが英語の内容が十分に理解できていないタイプ
  • 場所を同定し、内容もある程度理解できているが、判定を誤るタイプ

英語の基礎力が上がるほど下のタイプになります。TRUE/FALSE/NOT GIVENで不正解だった場合は、上記のどのタイプで不正解になったのかを確認してみましょう。

場所を同定できないタイプ

TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)では、質問のキーワードを元に、本文中のどのあたりに回答の手がかりがあるかをまずは探しますが、不正解だった場合に全く見当違いの場所を探していることがよくある場合はこのタイプになります。

なお、本文の読み進め方については色々ありますが、パラグラフ・リーディングであってもスキミング・スキャニングであってもどちらでも構いません。

場所は同定できているが英語の内容が十分に理解できていないタイプ

TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)で不正解だった場合に、場所はだいたいあっていたがそこに書かれている英語の内容(もしくは質問の英語)が十分に理解できなかったために正解できないことが多い方はこのタイプになります。

場所を同定し、内容もある程度理解できているが、判定を誤るタイプ

TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)で不正解だった場合に、場所もだいたいあっているし、そこに書かれている英語の内容(もしくは質問の英語)もある程度理解できていたのに、なぜか正解できないということが多い方はこのタイプになります。

上級者の方で、FALSEとNOT GIVENの区別がつかない方の多くも、このタイプに入ります。

IELTSリーディングでYES/NO/NOT GIVENはさらに難しい

ちなみに、TRUE/FALSE/NOT GIVENタイプの問題とYES/NO/NOT GIVENの問題タイプは何が違うのかをご説明しておきましょう。

問題文に記載されているとおりになりますが、TRUE/FALSE/NOT GIVENでは、

  • TRUE: if the statement agrees with the information
    (質問が本文の内容と一致する)
  • FALSE: if the statement contradicts the information
    (質問が本文の内容と矛盾する)
  • NOT GIVEN: if there is no information on this
    (質問に関する情報が本文にない)

と記載されています。一方、YES/NO/NOT GIVENでは、

  • YES: if the statement agrees with the claims of the writer
    (質問が筆者の主張と一致する)
  • NO: if the statement contradicts the claims of the writer
    (質問が筆者の主張と矛盾する)
  • NOT GIVEN: if it is impossible to say what the writer thinks about this
    (質問の内容について筆者の主張を判断することは不可能)

と記載されています。

statement(記述)とは質問のことを指します。information(情報)とは本文のことを意味します。the claims of the writerは筆者の主張です。違いは分かりましたか?

質問の内容(statement)と本文の内容(information)が一致する(あるいは矛盾する)かどうかを答えるのがTRUE/FALSE/NOT GIVEN、質問の内容(statement)と筆者の主張(the claims of the writer)が一致する(あるいは矛盾する)かどうかを答えるのがYES/NO/NOT GIVENなのです。

つまり、YES/NO/NOT GIVENの方が問題としては難しくなります。なぜなら、読解力が必要になるからです。本文には直接書かれていなくても、筆者の主張としてそのように主張しているように読み取れる場合にはYESと答えることになるのです。

IELTSリーディングでTRUE/FALSE/NOT GIVENに強くなるための対策

では、IELTSリーディングでTRUE/FALSE/NOT GIVENに強くなるにはどのような対策をしていけばいいのかを考えてみましょう。基本的は、TRUE/FALSE/NOT GIVENにしてもYES/NO/NOT GIVENにしても、本文中から「証拠探し」をすることになります。

TRUEと答えるのは、本文中に質問の内容と一致する部分(証拠)をしっかり見つけられた場合のみとなります。また、FALSEと答えるのは、本文中に質問の内容と矛盾する部分(証拠)をしっかり見つけられた場合のみとなります。そして、一致する証拠も矛盾する証拠も見つからない場合はNOT GIVENと答えます。

先ほどの3タイプを再度確認していただき、自分がどのタイプに最も近いかを考えて対策を取るといいでしょう。

  • 場所を同定できないタイプ
  • 場所は同定できているが英語の内容が十分に理解できていないタイプ
  • 場所を同定し、内容もある程度理解できているが、判定を誤るタイプ

場所を同定できないタイプ

TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)で、質問のキーワードを元に本文中のどのあたりに回答の手がかりがあるかを探せない場合は、キーワードの選び方を確認してみましょう。

TRUE/FALSE/NOT GIVENでいうキーワードとは、本文中の場所を探す手がかりになるワードのことです。本文中の場所を探す手がかりになるワードですので、その場所にしか出てきそうにないワードを選ぶことになります。固有名詞や年号などはキーワードにしやすいものの一つです。

以下の問題を見てみましょう。例えば、14番の問題であれば皆さんはどのワードをキーワードにするでしょうか?

最初にThe Falkirk Wheelという固有名詞が出てきますのでこれをキーワードにしたくなりますが、よく見ると次の15番、16番、17番、そして19番にも同じThe Falkirk Wheelという固有名詞が出てきます。それもそのはず、実はこの本文のタイトルが「The Falkirk Wheel」なのです。

このように、本文中のいろいろな場所に出てきそうなワードは固有名詞であってもキーワードにはなりません。本文中におそらくそこにしか出てこなさそうなワード(できれば固有名詞)をキーワードに選ぶと本文の場所を同定しやすくなります。ここでは、

  • The Forth & Clyde Canal
  • The Union Canal

あたりをキーワードにしておくといいでしょう。

場所は同定できているが英語の内容が十分に理解できていないタイプ

TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)で、場所は同定できているが英語の内容が十分に理解できていないために正解できないことが多い場合は、復習の際に回答の妨げになった単語を調べて覚えていくようにしましょう。また文章の構造(ストラクチャー)が理解できなった場合は、英文法の参考書で確認をするか、IELTS対策スクールなどで習うといいでしょう。

場所を同定し、内容もある程度理解できているが、判定を誤るタイプ

最後に、TRUE/FALSE/NOT GIVEN(あるいはYES/NO/NOT GIVEN)で、場所を同定できており内容もある程度理解できているものの判定を誤ることが多い場合は、判定方法を確認しておきましょう。

例えば、先ほどの14番の問題は、本文中には以下のように記載されています。

The major challenge of the project lay in the fact that the Forth & Clyde Canal is situated 35 metres below the level of the Union Canal. Historically, the two canals had been joined near the town of Falkirk by a sequence of 11 locks – enclosed sections of canal in which the water level could be raised or lowered -that stepped down across a distance of 1.5 km. This had been dismantled in 1933, thereby breaking the link. When the project was launched in 1994, …引用元: Cambridge IELTS 11 Test 1

太字で示した部分が「矛盾する証拠」です。

  • 質問: Falkirk Wheelが歴史上で初めて2つの運河を繋いだ
  • 本文:歴史的に2つの運河は繋がれていたが1933年に解体された

この2つの文章は絶対に相容れません。言い換えると、2つの事象は絶対に同時に起こりえません(=矛盾)。これが証拠となって、回答はFALSEとなるのです。このように、確固とした証拠がなければFALSEという回答にはなりません。なんとなく違いそう・・・だけで回答をしてしまうと、NOT GIVENとFALSEを間違える元になります。

IELTSリーディングのTRUE/FALSE/NOT GIVEN対策に関するまとめ

いかがでしたでしょうか?

TRUE/FALSE/NOT GIVENもYES/NO/NOT GIVENにも、「証拠探しゲーム」です。もちろん、制限時間がありますのでゆっくり探すことはできませんが、しっかり一致する(または矛盾する)証拠を見つけられない限りTRUEまたはFALSEと答えないようにすると、FALSEとNOT GIVENで間違えることは減ってきます。

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