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IELTS対策に悩んでいる人

IELTSのスピーキング・パート3は、いつも質問が難しくて応答に困ってしまう・・・。IELTSのスピーキング・パート3を、上手に乗り切る方法があったら教えてほしい。

今回の記事では、このような悩みを解決します。

この記事を読むと、IELTSのスピーキング・パート3で失速してしまう理由を簡単に理解でき、IELTSのスピーキング・パート3でむしろスコアを上げる秘策を知ることができます。

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Hibiki

実際に、初めてのIELTSのスピーキング試験ではパート3でほとんど答えられずスコア5.0だった私も、これから紹介する対策を実践して最終的にはスピーキング8.0を達成できました。

今回の記事では、IELTSのスピーキング・パート3がもっとも重要である理由とその対策を順番に解説しますので、最後までじっくりと読んでみてください。

パート1対策、パート2対策については、以下の記事も合わせてお読みください。

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴6年。日本では医師(麻酔科医)として活動。過去5回のIELTS試験でいずれも全科目7.0以上を達成しています。科目別最高スコアは、リスニング8.5、リーディング9.0、ライティング8.0、スピーキング8.0(Overall 8.5を保有)。

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IELTSのスピーキング・パート3で失速してしまう理由は4つ

IELTSのスピーキング・パート3で失速してしまう理由は4つあります。

  • 質問の内容が一般的である
  • 質問に対して正解を答えようとしている
  • 質問を十分に理解せずに答え始めている
  • 難しい語彙や文法を使おうとしている

質問の内容が一般的である

IELTSのスピーキング・パート3の質問は、主語が「あなた」ではなく「一般の人々」または「あなたの国の人々」のように一般的な質問になっています。

そのため、パート1やパート2のように、主語を自分にして考えることができないため、難しく感じます。

例えば、以下の2つの質問を比べた場合、どちらが答えやすいかは明白ですよね?

  • Why do you study English?
  • Why do people in your country study English?

後者の質問、つまり一般論の場合は、当然人によって違うから答えにくくなってしまうのです。

なので、すべての質問に対して、

It depends on the person, but …

のように答えてしまうのですね。

質問に対して正解を答えようとしている

IELTSのスピーキング・パート3が答えにくいと感じるもう一つの理由は、質問に対して正解を答えようとしてしまっていることが多いことです。

しかし、IELTSのスピーキングでは、そもそも質問に対して正解を答える必要もなく、正しい知識を元に答えなければいけないわけでもありません。

IELTSのスピーキングの採点基準には、ライティングとは異なり、Task Responseという項目がありません。そのため、会話さえかみ合っていれば基本的には何を答えてもいいことになっています。

なので、極端な話し、よく分からない、と答えてもいいのです。もちろん、なぜ分からないのか、分からないなりにどう想像するのか、など話しを広げていく必要はありますが・・・。

質問を十分に理解せずに答え始めている

IELTSのスピーキング・パート3の質問は、時にとても難しく、一回では十分に理解できないこともあります。そのような場合に、そのままなんとなくの理解で答え始めていませんか?答えながらも、「これであってるのかな?」「あれ、質問なんだっけ?」とかなってしまうと、せっかくの答えも自信なく聞こえてしまいます。

また、質問を十分に理解せずに答え始めると、質問と回答がかみ合わず、Coherenceに影響します。

IELTSのスピーキングでは、質問を試験官に聞き直したり、質問の理解を深めることはペナルティの対象にはなりませんので、理解できるまで何度でも聞き返しましょう。

難しい語彙や文法を使おうとしている

IELTSのスピーキング・パート3を答えにくくさせている最後の理由は、難しい語彙や文法を使おうとしてぎこちなくなってしまっていることです。

前述のように、パート1やパート2に比べて質問のレベルが上がります。そのため、回答する側もレベルを上げて答えようとしてしまうことがあります。

How do parents educate their children about having a healthy lifestyle?

のような質問をされたら、なんか複雑なことを答えなきゃって思いがちですが、そんなことありません。

IELTSスピーキング・パート1を軽く乗り切るための3つの対策で紹介したとおり、最後まで試験官との会話であることを忘れないようにしましょう。会話なので、内容が難しくてももっと気さくに答えていけばいいのです。

IELTSのスピーキング・パート3で失速せずむしろスコアアップに繋げる4つの秘策

IELTSのスピーキング・パート3で失速してしまう理由が分かったところで、ではいよいよ、IELTSのスピーキング・パート3で失速せず、むしろスコアをさらに上げるための4つの秘策をご紹介いたします。

  • 一般論を答える練習をしておく
  • 質問に対して一つの正解を示そうとしない
  • 質問を理解できるまで何度でも聞き返す
  • パート3こそ試験官との会話をしっかり成立させる

一般論を答える練習をしておく

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IELTSのスピーキング・パート3では、一般論を聞かれることが分かっている訳なので、練習段階から一般論を答える練習をしておきましょう。

  • People in my country …
  • People in general …
  • Most people …

のように、あくまで一般論として答えることを心がけてみてください。

その際、次のポイントとも重複しますが、「〜です」と断言するのではなく、「〜かもしれないし、ひょっとしたら〜かもしれない」のようにあえて曖昧にこたえることでパート3への立ち回りが楽になります。

質問に対して一つの正解を示そうとしない

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質問に対して一つの正解を示そうとしないということは、IELTSのスピーキング・パート3で最も重要な部分かもしれません。

前述の通り、正しい答えを探しても見つかるはずはありません。だって、人によって考え方はいろいろですし、それを一言でまとめるのは難しいのは当然です。

なので、最初から正解を答えることは諦め、「〜という人もいるだろうし、〜という人もいるかもしれない」というような、可能性として答えることを心がけてみてください。

表現的には、

  • may/might
  • tend to/be likely to
  • often/sometimes
  • most/many/a lot of

など断言を避ける表現を上手に織り交ぜるといいでしょう。

質問を理解できるまで何度でも聞き返す

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パート3の質問が理解できなかったときに試験官に聞き返すことによるスコアへの影響は基本的にはありません。

なので、質問の内容をしっかり理解できるまで確認しましょう

その際、聞き返す英語も評価されていますので、Pardon? Sorry? のようなワードでの聞き返しではなく、

  • Could you repeat the question for me?
  • I’m sorry but I’ve missed the last part.
  • May I know the meaning of …?
  • Do you mean …?
  • So you’re asking me to answer …?

のように英語のセンテンスとして聞き返すようにしましょう。

質問がまだ聞き取れないことが多いという方は、質問を聞き返す方法、分からない単語だけを聞く方法、質問の内容を確認する方法などを自分なりにまとめておくといいでしょう。

パート3こそ試験官との会話をしっかり成立させる

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質問が難しくなればなるほど会話であることを忘れがちですが、最後まで試験官との会話であることを忘れないようにしましょう。

IELTSのスピーキングは、難しい語彙や文法を使えばスコアが上がっていくというようなものでもありません。もちろん自然な形で使えるならスコアは上がりますが、それは7.5が達成できていて、さらに8.0以上のハイスコアを目指す人だけと思っていいでしょう。

多くの方は、7.0あたりが必要なスコアかと思いますので、難しい語彙や複雑な文法のことは忘れて、正確性をなるべくあげることだけを重視して答えるようにしてみましょう。

IELTSスピーキング・パート3は最終スコアを決める最も重要なパート

IELTSのスピーキングの試験は、パート1から順番にパート3に進んでいきます。試験官はパート1からパート2でその受験生のある程度のレベルを判断したうえで、最終のスコアをパート3のパフォーマンスで決めることになります。

例えば、パート2が終わった時点で6.0あたりかなと思ったら、パート3では、6.0レベルの問題からスタートをして徐々に問題のレベルを上げていきます。問題のレベルを上げても流暢さや語彙・文法、発音などのパフォーマンスが落ちないようであれば、スコアは6.0→6.5→7.0と上がっていきます。

一方、6.0レベルの質問にはある程度スムーズに答えられるが、6.5レベルに問題が上げると流暢さや語彙・文法、発音などのパフォーマンスが落ちてしまう場合には、6.0止まりとなりますし、パート2時点では6.0だと判断されてもパート3で6.0レベルの問題ですら上手く話せない場合には、6.0→5.5→5.0と問題のレベルを下げていくことになります。

このように、パート3はスピーキングのスコアの最終判断をする重要なパートですので、しっかり対策をしておきましょう。

IELTSスピーキング・パート3対策に関するまとめ

IELTSのスピーキング・パート3で失速してしまう4つの理由と、その対策をまとめました。

  • 一般論を答える練習をしておく
  • 質問に対して一つの正解を示そうとしない
  • 質問を理解できるまで何度でも聞き返す
  • パート3こそ試験官との会話をしっかり成立させる

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