• コンピューターで受けるIELTS(CDI)のライティングって紙ベースとどう違うの?
  • コンピューターで受けるIELTS(CDI)のライティングで注意しておくことは?

[Intro]

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴6年。
Overall 8.5 (PB: Listening 8.5 Reading 9.0 Writing 8.0 Speaking 8.0)
5回連続全科目7.0以上達成。

筆者のプロフィール

Computer-delivered IELTS(CDI)の大きな違いは5つ

紙ベースのIELTSに比べた場合、Computer-delivered IELTS(CDI)の[特徴(違い)は5つ]です。

  • Computer-delivered IELTS(CDI)では、コピー&ペーストが可能
  • Computer-delivered IELTS(CDI)では、語数カウントが不要(表示される)
  • Computer-delivered IELTS(CDI)では、オートコレクト機能は使えない
  • Computer-delivered IELTS(CDI)では、プランニングは鉛筆とメモ用紙を活用する
  • Computer-delivered IELTS(CDI)では、タイピングが苦手な人は逆に時間がかかる

コピー&ペーストが可能

Computer-delivered IELTS(CDI)では、[コピー&ペーストが可能]のが何よりの利点です。

紙ベースのIELTSでは、一度書いた文章はクロスアウト(バツを付ける)をするか、消しゴムで消す必要があります。これは大変労力が必要ですし時間もかかります。

Computer-delivered IELTS(CDI)ではWindowsの基本的なショートカットを使うことができますので、センテンスの順番を入れ替えたり、ボディ1とボディ2の議論を逆にしたりできます。

これらが、紙ベースのIELTSよりもComputer-delivered IELTS(CDI)を選ぶ最大のメリットですね。

【コンピュータで受けるIELTS(CDI)】紙ベースとの違いは?どっちが有利?【練習問題付】

コピー&ペーストが可能である点を生かして、以下のような回答作成方法が可能になります。

  • ボディから書く
  • イントロダクションとコンクルージョンを先に書く
  • 各ボディのトピックセンテンスを先に書く
  • (必要に応じて)ボディ1とボディ2を入れ替える

キーボード入力を生かした回答作成方法①:ボディから書く

キーボード入力を生かした回答作成方法として、[ボディから書く]ことが可能です。

イントロダクションでは、ポジション(自分の立場)を明確にする場合が多いですが、ボディから書くことができれば、ポジションを決めずに議論の方向性(流れ)に従って最後にポジションを決めることが可能になります。

また、後述の「ボディ1とボディ2を入れ替える」という方法と合わせて、まずは両サイドの議論を展開してみて、最後にポジションと最もしっくりくる構成を考える、ということも可能ですね。

キーボード入力を生かした回答作成方法②:イントロダクションとコンクルージョンを先に書く

キーボード入力を生かした回答作成方法として、[イントロダクションとコンクルージョンを先に書く]ことも可能です。

目標スコアが6.0あたりまでの方であれば、イントロダクションとコンクルージョンは比較的定型文(パターン化された文章)が多いかと思われます。そういった方であれば、先に頭と尻尾を仕上げてしまってから、間のボディをゆっくり考える、ということもできます。

キーボード入力を生かした回答作成方法③:各ボディのトピックセンテンスを先に書く

キーボード入力を生かした回答作成方法の3つ目は、[各ボディのトピックセンテンスを先に書く]という方法です。

PlusOnePointのライティング講座の授業などでは、各ボディのトピックセンテンスだけを先に書いていただいたりすることもありますが、各ボディの議論の方向性とメインとなるアイデアを明確にしておくと、エッセイの骨格がはっきりしてくるため議論がずれにくくなります。

キーボード入力を生かした回答作成方法④:(必要に応じて)ボディ1とボディ2を入れ替える

キーボード入力を生かした回答作成方法の最後は、[(必要に応じて)ボディ1とボディ2を入れ替える]という方法です。

前述のように、イントロダクションでポジション(自分の立場)を明確にせずに、ボディから書くことができますので、すべてのボディを書き終わった段階で、ボディ1→ボディ2の流れが自然な議論になりそうか、ボディ2→ボディ2の流れの方が良さそうか、を決めることができます。

目標スコア6.5以上の上級者にはこの方法はCoherence/Cohesionを向上させる上で大変役立ちますね。

語数カウントが不要(表示される)

Computer-delivered IELTS(CDI)の2つ目のメリットは、[語数カウントが不要であること]です。

手書きの場合は、自分の文字の大きさから1行あたりの平均文字数を覚えておき、それに行数をかけることでおおよその語数を推測するしかありませんが、Computer-delivered IELTS(CDI)ではリアルタイムで語数が表示されますので大変便利です。

一般的に語数ショート(指定された語数未満の回答)は1.0のペナルティが科せられますので語数が表示されることは大変大きなメリットです。また語数の調整も可能ですので、回答が長くなりすぎている場合にはカットをすることも可能になります。

オートコレクト機能は使えない

Computer-delivered IELTS(CDI)では、当然ながら[オートコレクト(スペリングの自動修正)はありません]

普段、パソコンでの入力に慣れている方でも、ワードなどオートコレクト(スペリングの自動修正)を使っている方は、スペリングへの意識が低くなりがちです。

試験ですので、オートコレクト(スペリングの自動修正)やアンダーライン表示(スペリングミスの部分を下線でアラートしてくれる機能)などはありません。普段の練習でもオートコレクトをオフにして練習をしておきましょう。

プランニングは鉛筆とメモ用紙を活用する

Computer-delivered IELTS(CDI)では、母国語をタイプできませんので[プランニングは鉛筆とメモ用紙を活用する]ことになります。

この点は、紙ベースのIELTS試験と同じですね。英語でプランニングをする方は解答用紙にメモ書きのように書くことも可能ですが、語数としてカウントされてしまうため、やはりメモ用紙を活用する方が良さそうです。

タイピングが苦手な人は逆に時間がかかる

このようにライティング試験においてメリットが大変多いComputer-delivered IELTS(CDI)ですが、当然ながら[タイピングが苦手な人は逆に時間がかかる]ことになります。

現時点では、紙ベースのIELTSの方がまだ主流ですが、試験の実施頻度や今後の流れを考えるとタイピングに慣れておく方が何かと便利でしょう。奇しくも2017年に紙ベースのTOEFL(TOEFL PBT)がほとんどの国で廃止されましたが、紙ベースのIELTSもいずれはCDIに取って代わられるかもしれません。

コンピューターで受けるIELTS(CDI)のライティングに関するまとめ

コンピューターで受けるIELTS(CDI)のライティングについてまとめました。

  • Computer-delivered IELTS(CDI)の大きな違いは4つ
  • コピー&ペーストができることが何よりのメリット
  • タイピングが苦手な方は普段から練習を!

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