IELTSのライティングの試験は60分。その間に2つの問題(タスク1とタスク2)を回答しなければなりません。問題には、

  • ライティング・タスク1には20分を目標に150語以上書きましょう
  • ライティング・タスク2には40分を目標に250語以上書きましょう

と書かれていますが、果たして皆さん、それで時間は足りていますでしょうか。

多くの方が、タスク2で時間が足りずに、悔しい思いをされていると思います。実際、受講生の方から聞いてみても、特に最初の受験では語数をクリアできたという人の方が少ないくらいです。

このように、IELTSのライティングでは、時間配分(タイムマネージメント)がとても重要になってきます。

IELTSライティングで時間が足りない理由は2つです。

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴10年。2006年にNAATI 通訳・翻訳の資格取得し、医療通訳など第一線で活躍。科目別最高スコアは、リスニング9.0、リーディング8.5、ライティング7.5、スピーキング8.0(Overall 8.0を保有)。

IELTSライティングで時間が足りない理由1:構文・センテンス

IELTSのライティングで時間が足りなくなる理由の一つは、構文・センテンスの不足にあります。

センテンスを組み立てるのに時間がかかっているのです。IELTSのライティングでよく使う(もしくは自分が使いたい)構文については、何度も何度も練習をして、自由自在に使いこなせるように練習をしておくことが時間短縮に繋がります。

例えば、

It is 形容詞 for 人 to 〜

といった構文は、皆さん何度も使っているでしょうし、中級者以上の方であれば割とサクッと書けるのではないでしょうか?

他の構文についてもこれと同じレベルになるくらいまで例文を作ったりエッセイを書いてフィードバックを受けたりしながらしっかり自分のものにしておくことが重要な対策となります。

IELTSライティングで時間が足りない理由2:内容

IELTSのライティングで時間が足りなくなるもうひとつの理由は、内容です。

何を書こうか考えながら書き進めているからです。しかし、内容は、実は書く段階になって考えることではありません。内容はプランニングの時間ですべて決めてしまうほうが実際には速く書けるのです。

何を書くのかが分かっていれば、書く時間は格段に短縮されます。

250語を書くのにかかる時間は実際どのくらい?

IELTSのライティング・タスク2は250語以上を40分で書く必要があるのですが、書くのが遅いので・・・とおっしゃる方もいるでしょう。

しかし、物理的に250語をハンドライティングで書く時間は、25分もかかりません。

250語を25分というと、10語を1分で書くペースです。

In recent years, an increasing number of people are becoming …

ここまででぴったり10語ですが、これを書くのに1分かかるでしょうか?おそらく30秒もかかりませんよね。

このように、

  • プランニングをして、書く内容がある程度決まっている
  • 回答に使う構文・ストラクチャーに慣れている

この2つの状態を満たしていれば、確実に25分で書けるのです。

繰り返しになりますが、私たちは、考えながら書いていて、それに時間をとられているのです。日常生活ではそれが普通かもしれませんが、IELTSライティングでは普通は間に合いません。

プランニングに最低でも5分はかけたい

プランニングの重要性が分かったところで、ではプランニングにいったい何分かければいいのでしょうか?

これは、前述の書くスピードから逆算をして求めることになります。

例えば、250語(実際には270語前後)を書くのに25分で書ける人は、残り15分あることになります。見直しに1〜2分取るとして、プランニングには最大13〜14分かけられることになります。書くのに35分でかかってしまう人は、残り5分詩歌ありませんので、プランニングにかけられる時間は必然的に最大でも5分となります。

実際のところ、6.0以上のスコアが必要な人は、プランニングはほぼ必須で、そのプランニングには最低でも5分はかけたいところです。

ちなみに、プランニングのある状態からスタートしても、250語(実際には270語前後)を書くのに40分以上かかる人は、理由1の構文(ストラクチャー)の不足をはじめとする英語力の問題もあると思われます。

プランニングをしていても途中でやっぱり内容を考えてしまう人

プランニングをしていても、書いている途中でやはり内容を考えてしまう人は、プランニングが不十分な可能性があります。

プランニングはアイデア(メインアイデア)を考えるだけではありません。メインアイデアの先の展開(話しをどう繋げていくか、展開していくか、どのような具体例を出すか、どこに結論づけるか)などをイメージとして考えることがプランニングです。

もちろん、プランをすべて書き出す必要はありません。自分さえ分かればいいわけですので、重要なキーワードだけ改定おいてもいいですし、日本語の方が分かりやすければ日本語でメモをしておいてもいいでしょう。プランニングがしっかりできていれば、書く時間は大幅に短縮できることを是非実感してみてください。

Mikaの時間の使い方

実際私は、大体10分くらいはプランに使っていましたので、実際に書く時間が28分、チェックが2分でした。

こちらが、私の時間配分(タイムマネージメント)です。

  • 10分:プランニング(アイデア・構成)
  • 28分:ライティング(エッセイを書く)
  • 2分:チェック(見直し)

これは私なりにいろいろと試して、当時の自分のパフォーマンスを一番効率よく上げる時間配分を探した結果です。本当はチェックに5分くらいかけたかったのですが、そのためにプランの時間を削ると書く時間がまた伸びて終わらなくなったりするので、2分がせいぜいでした。

みなさんもぜひ、自分のパフォーマンスを上げる時間配分を考えてみてほしいと思います。充実したプランを立てるためなら、7〜8分は惜しくはないと思います。

IELTSライティングで時間が足りない理由に関するまとめ

IELTSライティングで時間が足りない理由についてまとめました。

  • ライティングで使う構文・センテンスにしっかり慣れておこう!
  • 書き出す前にしっかりプランニングをしよう!

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