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brain drain|IELTS表現・イディオム解説

brain drain

「brain drain」は、高技能人材や優秀な人材が自国を離れ、より良い機会を求めて他国に移住する現象を表現する重要な経済・社会概念です。IELTSのライティングやスピーキングで、移民問題、経済発展、教育政策、国際人材移動などのトピックについて議論する際に非常に有用な表現です。

YouTubeショート動画にて、IELTSに役立つ表現やイディオムを発信していますので、合わせてぜひご覧ください。

意味と語源

  • 表現:brain drain
  • 意味:高技能人材や優秀な人材が自国を離れ、他国に移住する現象

この表現は「頭脳(brain)」と「流出・排水(drain)」を組み合わせた比喩で、1960年代から広く使用されるようになりました。水が排水管を通って流れ出るように、国の知的資本である優秀な人材が他国に流出していく様子を表現しています。特に発展途上国から先進国への医師、エンジニア、研究者、IT専門家などの移住を説明する際に頻繁に使用される経済学・社会学の重要概念です。

使用例

  • Many developing countries struggle with brain drain as their most talented graduates migrate to developed nations seeking better career opportunities and higher salaries.
  • 多くの発展途上国は、最も優秀な卒業生がより良いキャリア機会と高い給与を求めて先進国に移住するため、頭脳流出に苦しんでいます。
  • To combat brain drain, governments should invest in research infrastructure, improve working conditions, and create competitive compensation packages to retain their skilled workforce.
  • 頭脳流出と闘うために、政府は研究インフラに投資し、労働条件を改善し、熟練労働者を維持するための競争力のある報酬パッケージを作成すべきです。
  • When the most educated and skilled people leave their home countries to work abroad, hospitals lose experienced doctors and universities lose talented researchers, making it harder for developing countries to build strong economies.
  • 最も教育を受けた熟練労働者が海外で働くために母国を離れると、病院は経験豊富な医師を失い、大学は優秀な研究者を失い、発展途上国が強固な経済を構築することが困難になります。

「brain drain」は、単なる人材移動ではなく、特に高技能人材や優秀な人材の流出による国家的損失を強調する際に効果的な表現です。

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Mika

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Hibiki

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

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