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リスニングは聞く前にわかる答えがあるという話♪

こんにちは!

プラスワンポイントのルイです!

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さて、今回は、「リスニングは聞く前にわかる答えがあるという話」をしようかと思います。

聞く前に、わかる問題ありますか?

  • 「リスニングって、たまに聞く前に答えがわかる設問あるじゃない?」
  • 「確かにー」
  • 「穴埋め問題の話ですか?リーディングでもそれはたまにありますね〜」
  • 「ジェネラルリーディングの穴埋めはスキャニングで答えが光って見えるって聞いたことある」
  • 「(笑)最近のジェネラルリーディングはそうはいかないですよ、イジワル度爆上がりだから」
  • 「リスニングは特に、って話です。あ、これ知ってるってくらい高いの精度で予想できるやつ。ああいう設問が出てくれると時間も浮くし、助かりますよね。毎回入れといてくれたらいいのに」

さあ、とあるIELTS講師と受講生さんたちとの会話なのですが、共感できる方はどのくらいいましたでしょうか?

  • 「あ、上級者の話ね、英語がわかる人うらやましい。。」
  • 「先読みの時に予想をすることはあるけど、そんなわかるってほどじゃないなあ」

6.5が毎回取れるレベル以上くらいになると「たまにそういう問題がある」と思う方が増えると思うので、確かに上級者の話ではあるのですが、ポイントは、なぜ「聞く前に答えがわかるようになったのか」というところです。

英語には「決まったセットフレーズ」があります。さらに、「お決まりの組み合わせ(コロケーション)」があります。

そしてIELTSリスニングには「頻出解答(単語)」「よくあるシチュエーション」があります。

このため、IELTSの穴埋め問題を解き続けていると、この4つの要素のうち2つ以上を持った設問や状況に何度も出会います。

つまりその設問を見た時、すでに経験したことがある状況であることが多いのです。

フレーズ的にも、組み合わせ的にも、解答となる単語的にも、状況パターン的にも、見慣れているためにかなり精度の高い予想ができるようになってくるのです。

やっぱり先読みスキルは最重要!

また、「問題用紙を読みながら予想せよ」とはよく言われることではありますが、これがしっかりできるかどうかは「先読みスキル」にかかっています。

  • 事前に読めていたら、予想できていたかも。。。

答え合わせをしている時、こんな問題はなかったですか?

先読みスキル
  • 限られた「先読み時間」でどこを読むのか?
  • 何を考えながら読むのか?

これが正答数を上げてくれるスキルであり、その中に「聞く前にほぼわかる」問題を発見することが、あと数問の差を埋めてくれるのです^^

聞く前にわかるって、実際どんな問題なの?

さて、こんな話を説明だけしても、なんとなくしかわからないかもしれませんので、実際の問題を少し取り上げてみようと思います。

Part1で出題された以下の設問ですが(もちろん別々の試験で)、同じ解答が入ります。

例題(ONE WORD AND/OR A NUMBER)
  • (駅の施設について)
    Neither satisfied nor dissatisfied with: the .................... is available
  • (仕事の応募先の、追加の情報)
    .................... is available onsite
ヒント:以下の条件を考慮する
  • Part1の最後の方で出題される
  • リスニング頻出単語である
  • 施設や職場の情報である
  • isが続くので、単数形
  • 冠詞"a"がないことから、不可算名詞の可能性が高い

これら条件で、〇〇が利用可能( ----- is available)に当てはまる単語(1 word)といえば?

答えは"parking"です。

リスニングPart1では本当によく見かける頻出単語であり、お決まりのパターンです^^

もちろんそれ以外の可能性がないわけではありません。

ただ、よくあるパターンを知っているというだけで、瞬時にここまで予想ができるようになるのです。

もう一つ見てみましょう。

Part4で出題された次の2問、全く別の問題ですがとても想像しやすいパターンをしています。

例題(ONE WORD ONLY)
  • Benefits of Zumba:(ズンバの利点)
    - women suffering from .................... benefited from doing Zumba.
  • Cognitive Behaviour Therapy (CBT)(認知行動療法)
    - the treatment for .................... is based on ideas from Stoicism

ひとつ目、ズンバというのはダンスの一種ですね。激しい動きを長時間するタイプの、人気のエクササイズです。

このダンスが「〇〇に苦しむ女性にとって利益となる」とあり、ダンスのメリットなのでおそらく健康に関することです。また、"suffer from --"の表現から、病気、病状、窮状などが入ることがわかります。

ふたつ目、認知行動療法(Cognitive Behaviour Therapy)という、メンタル疾患のための治療法が登場しています。

その上で「〇〇のための治療は、、、」ときているので、やはり病状、病気が入ることがわかります。これは精神的な病気ですね。

では、女性にとっての健康上の問題、病気で、エクササイズで良くなるものといえば??

obesity / overweight / depression

精神的な病気といえば??

depression / anxiety

このように連想できるわけです。

ひとつ目の答えは「obesity」、ふたつ目の答えは「depression」でした。

リスニングでは専門用語は出ない!

ここで重要なのは、連想する単語は一般的な基本単語であることです。

IELTSリスニングでは専門的な単語は解答になりません。むしろ誰もが話題にすること、もっとも代表的なものが回答となりやすい傾向があります。

ですので、病気と言ってよく話題に上るものの中でも、広く知られたものを連想しておくということです。「osteoporosis(骨粗鬆症)」とか「meningitis(髄膜炎)」などの高難易度単語は解答にはなりません(万が一あったらそれはその回の捨て問です^^;)。

さらに、やはりIELTSリスニングで頻出である単語を真っ先に疑うべきです。

何度も言いますが、リスニングは同じ単語が何度も何度も解答として登場しています。対策方法としても公式問題集をできるだけたくさん練習しておくことをすすめていますが、この意味でもかなり大きな利点なんですね。よく出るシチュエーション、よく出る単語をチェックして予想の精度を格段に上げることができます。

さらに例題を見てみよう

また、ロケーションやを聞かれるときなど、前置詞や決まった表現もヒントになります。よく聞く組み合わせ、正しい前置詞、文法表現の知識があると、さらに自分の予想に確信が持てるようになります!

例えば以下の問題を見てください。

ロケーション系の例題
  • over the ....................
  • cross the .................... and turn right

予想:bridge / road

渡れるもの、場所で考えます。特にbridgeはほぼ決まった表現であり、頻出です。

  • behind the ....................
  • near the ....................

予想:library / market

〇〇の後ろ、という意味なので、構造物であればなんでも可能性はありますが、まずは頻出単語を疑います。

決まった表現で何の単語が入るべきなのかわかる時もあります。

  • Houses were .................... in shape

予想:round / square / rectangle / triangle

---- in shape が、形を表す表現で、必ず「形」の意味の形容詞が入りますから、メジャーな形を連想しておきます。スペリングが苦手な人はしっかり覚えましょう。

5角形以上の難易度の高い単語の可能性はほぼありません^^
家の形なのでそもそもありえなさそうですが。。。

また、やや珍しいですが、以下のような問題もあります。

  • His .................... became an archaeologist

予想:son / daughter / nephew / niece / aunt / uncle

彼の〇〇は建築家になった、ということなので、彼に関係がある人間、おそらく家族か親族と予想できます。この場合出題頻度は関係なく何が出てもおかしくないので、親族を表す基本の日常単語としてスペリングを知っておきましょう。昔の問題で「brother-in-law(義兄弟)」が解答だったこともあるので油断できませんが^^;

さて、いかがでしたか?音声は聞いていませんが、このような問題なら、かなり精度の高い予想ができると思いませんか?

まとめ

リスニング穴埋め問題には、聞く前にわかる問題とは、「以下の条件で予想が可能な問題」ということです^^

予想が可能になる4つの条件
  • シチュエーションで連想する
  • 一般的な単語
  • IELTSリスニングの頻出単語
  • 前置詞や決まった表現

そしてこれらに気がつくためには、「先読みのスキル」が最も重要です!

こんなに簡単なのに、読む時間がなくて気がつかなかった。。。

というような失点をいかに減らすかが、目標スコア達成の決定打になるのですから。

今回もここまで読んでくださりありがとうございました!

みなさんのIELTSへの挑戦を応援しています!

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Rui

この記事を書いた人

Rui Atsue

プラスワンポイントの創業メンバーであるMika先生とともに、日々IELTS対策記事や動画の制作に力を入れています。最新のトレンドや効果的な学習法を読者にわかりやすく伝えることを心掛け、学生や社会人問わず、多くの受験者に貢献してきました。現在は、ニュースレターの編集をメインに担当し、読者が常に新鮮な情報を得られるよう努めています。受験者一人ひとりの目標に寄り添い、実現に向けてサポートしています。