この記事を書いた人
Rui Atsue
プラスワンポイントの創業メンバーであるMika先生とともに、日々IELTS対策記事や動画の制作に力を入れています。最新のトレンドや効果的な学習法を読者にわかりやすく伝えることを心掛け、学生や社会人問わず、多くの受験者に貢献してきました。現在は、ニュースレターの編集をメインに担当し、読者が常に新鮮な情報を得られるよう努めています。受験者一人ひとりの目標に寄り添い、実現に向けてサポートしています。
ニュースレター過去配信記事
IELTSスピーキングが苦手なあなたへ。最初の一歩は「自己紹介」の準備から!
2025-03-19
こんにちは!
プラスワンポイントのルイです^^
スピーキングの練習、うまくできていますか?
「日本にいて、練習相手がいない」
「どうやって練習したらいいかわからない」
確かに、スピーキングの練習を難しいと感じる方も多いようですね。
そこで今回は、IELTSスピーキングの練習方法や考え方、特に自己紹介パートについて紹介していこうと思います。
IELTSスピーキング試験は、3つのパートに分かれていますが、パート1とパート2は基本的に自分の話をします。つまり、トータルで自分について話すパートが大きな部分を占めるのです。
特に、パート1の前半ではインタビュー形式で自分に関する質問に回答しますので、自分について、楽に、気軽に話ができるようにしておくことが重要です。
そうはいっても、スピーキングが苦手で。。。という方も多いですよね。特に日本人では本当に多いと感じています。そこには、ただ苦手、というだけではなく、文化的な背景やメンタルブロック、意識みたいなものも関連していると感じています。
元々自由に話すのが得意な方は、今回のお話は必要ないでしょう。日本人でも、英語のレベルに関わらず、堂々とコミュニケーションを取ることができる人はいます。羨ましいなあ、と思わずにはいられませんね^^; 生まれついての性格だったり、育った環境だったりが、自分のスピーキングへの態度に影響していることは間違いありません。
ただ、どれだけ苦手でも、どれだけハンデがあっても、準備することができれば、徐々に、徐々に、ひとつずつの課題を克服していくことができます。
それが積み重なって、自由に話せるという大きな目標につながります。
今回はそんな、スピーキングが苦手な方への第一歩であり、基本の練習である、「自己紹介パート」についてのお話です^^
僕たちは普通に生きている中で、自己紹介をする機会というのはそれほど多くありません。新しい環境で仕事や学校をスタートする時、初対面の人に会う時くらいでしょうか。それにしてもそれほど詳しい自己紹介などしませんよね。普通に生活していたって、自分についてそんなに詳しくまとめて語ったりしません。だから、IELTSの自己紹介はある意味特殊な状況と思って、専用に準備しておくくらいでちょうどいいのかと思うのです。
そこで用意した内容のひとつひとつは、今後あらゆる場面で少しずつ使う機会があります。
試験中に別の質問をされた時はもちろんですが、実生活でも新しくできた友人と仲良くなる時や、新しい同僚や上司に簡単に経歴など話す時など、自分について喋る機会というのは次々とやってきます。だから、せっかくならまとめて準備してしまおう、くらいの動機づけでやってみると良いでしょう^^
IELTSスピーキングの質問では、まずは、学業か?仕事か?今の自分のメインの活動を聞かれます。ここでは迷わず、何に一番時間を割いているかで決めるのがいいでしょう。
状況がやや複雑で、単純に仕事が学業と言えない人もいるかもしれません(休職している、勉強のために一旦仕事を辞めた、パートで働きながら勉強もしている、など)。そのまま、状況を説明できそうであれば、その説明を練習しましょう。
しかしIELTSでは必ずしも本当のことを言わなければならないわけではありませんので、複雑で話しにくいなら、簡単に説明できそう、たくさん話せそうな方に振り切ってしまうのがおすすめです。
直前まで社会人をしていた、勉強と両立するために今は時間を減らしている、という状況なら、仕事についての話を練習しておくのがおすすめです。
高校生、大学生でこれから留学する予定、ということなら、少しバイトをしていたとしても学業についての話を準備しておくのがよいでしょう。
それでも、
自分の状況をできるだけ正確に説明したい!
複雑な状況だけど説明したい!
そう思うなら、やはり準備をしておくことです。
何を話したいのか、中途半端にしておくと、いざという時に迷いながら答えることになってしまいます。
反対に、しっかり練習をしておけば、いつでもアウトプットできる自分の強みになってくれます。
スピーキングやライティングは、人に伝える、伝わることが一番重要ですので、回りくどい言い方や説明はできるだけ避け、まずは、聞かれたことにストレートに回答しましょう。
Do you work or are you a student?
お馴染みの質問ですね^^
迷いなく、ストレートに答えます。ただし、もちろんですが、追加の情報を付け足すことが重要です。「仕事をしていますか?」「はい、仕事をしています」これでは話が進みません。スピーキングではサービス精神を発揮して、相手に自分のことを教えてあげましょう。
ストレートに答えるためのセンテンス
I’m currently working as a ——
I’m currently studying —— at ——
I’m currently in year 12.
I’m a high school student in Japan.
ただ、IELTSでは一言アンサーは厳禁です。聞かれる前に、もう少し基本の情報を付け足しておきましょう。
この先何を続けたらいいのか。。。と迷ってしまう方。そんな方こそ今のうちに考えておくのが重要です。
追加しやすい基本情報
● 何年働いているか(いつから働いているか)?
(How long have you been working there?)
● どこで?
(Where do you work?)
● メインのタスクは?(責任)
(What are your main responsibilities?)
ストレートに答えるためのセンテンス
I’m an elementary school teacher in Tokyo.
I’ve been teaching for a few years now, mainly working with young kids.
I help them with basic subjects like reading and math, as well as social skills.
パート1(personal questions)、パート3(abstract questions)では、会話形式で進みますので、すごく長い回答は必要ありません。ただ、ぶっきらぼう、不親切な回答にならないように注意しましょう。
質問への直接の回答+少し補足説明(理由など)
のようにすると、だいたい2〜4センテンスくらいで回答することができます。
あまり長い回答は、要点を得ない、わかりにくい回答になってしまう可能性もあります。
基本の情報でも自分からまだ話していない内容は質問してくれることもあります。なので簡単な内容であれば、聞かれる前に言ってしまった方が「話せる」ことを見せられるのでよいでしょう。
● なぜその仕事(専攻科目)を選んだのか?きっかけは?
● その仕事のどんなところが好きか?
● 最も楽しい部分は?
● 嫌いなところはありますか?
● 難しいと感じることはありますか?
● これからもその仕事を続けていきたいですか?
● 今後、他にやってみたい分野はありますか?
● 今の勉強を将来どのように役立てたいですか?
どうでしょうか?雑談の中に入っていてもおかしくはないけれど、かしこまった自己紹介ではあまり話さない内容だと思いませんか?
だからこそ、自己紹介パートは準備をしておく意味があります。このパートで迷わずスラスラ喋ることができれば、最初の印象も良くなりますし、自信にもつながるのです。
次回は、どんな表現を使って回答を作るのかみていきたいと思います!
今回もここまで読んでくださりありがとうございました!
みなさんのIELTSへの挑戦を応援しています!