IELTSのことならプラスワンポイント!
between a rock and a hard place|IELTS表現・イディオム解説

between a rock and a hard place

「between a rock and a hard place」は、どちらを選んでも困難な状況、ジレンマを表現するときに使われるイディオムです。IELTSのライティングやスピーキングで、複雑な社会問題や個人的な困難について議論する際に効果的に使用できる表現です。

YouTubeショート動画にて、IELTSに役立つ表現やイディオムを発信していますので、合わせてぜひご覧ください。

意味と語源

  • 表現:between a rock and a hard place
  • 意味:どちらの選択肢も困難で、身動きが取れない状況にあること

この表現は、岩(rock)と硬い場所(hard place)に挟まれて身動きが取れない状況を比喩的に表現しています。どちらの方向に動いても痛みや困難が伴うという状況を視覚的に表現した、非常に効果的なイディオムです。

使用例

  • Developing countries often find themselves between a rock and a hard place when it comes to environmental protection, as they must choose between economic growth and ecological preservation.
  • 発展途上国は環境保護に関して、経済成長と生態系保護のどちらかを選ばなければならず、しばしば板挟み状態に置かれています。
  • Many schools are between a rock and a hard place regarding technology integration: they need to modernize their teaching methods but lack the financial resources to do so effectively.
  • 多くの学校は技術統合に関して板挟み状態にあり、教育方法を近代化する必要があるが、効果的に行うための財政的資源が不足しています。
  • Working parents find themselves between a rock and a hard place, needing to work long hours to support their families financially while wanting to spend quality time with their children.
  • 働く親たちは、家族を経済的に支えるために長時間働く必要がある一方で、子どもたちと充実した時間を過ごしたいという板挟み状態にあります。

「between a rock and a hard place」は、単なる困難な状況ではなく、どちらの選択肢も望ましくない、身動きが取れないジレンマを強調する際に効果的です。

Ask the Expert
Mika

プラスワンポイントでは、IELTS学習に関する疑問やお悩みを相談できる『無料IELTS学習相談』を実施しています。IELTSの学習方法やスコアアップのコツ、勉強計画の立て方などを、経験豊富なカウンセラーが無料でアドバイスいたします。お気軽にご相談ください。

  • 試験を何回受けてもスコアがなかなか上がらない
  • 自分自身の学習方法が正しいかどうかを知りたい
  • 学習・受講プランの相談に乗ってもらいたい

このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Hibiki

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

あわせて読みたい記事

語彙強化方法★その2〜実践ベースで単語を覚える!〜
語彙強化方法★その2〜実践ベースで単語を覚え...

2024年11月18日更新

ニュースレター

こんにちは^^ プラスワンポイントのルイです! 今日もIELTS学習、がんばって取り組んでいますでしょうか? ちょっと前回から時間が空いてしまいましたね。今年は...

記事を読む
addicted
addicted...

2025年10月29日更新

文法

IELTS頻出表現「be addicted to」の正しい文法と使い方を解説。名詞・動詞・形容詞の違い、前置詞toの後に続く形、ライティング・スピーキングでの実...

記事を読む
public good | IELTS表現・イディオム解説
public good | IELTS表現・...

2025年11月14日更新

語彙・表現

IELTS頻出表現「public good」の意味、使い方、例文を詳しく解説。公共の利益や公共財を表現するこの重要な経済・政治概念をライティング・スピーキングで...

記事を読む
リーディング究極の練習法
リーディング究極の練習法...

2025年11月17日更新

ニュースレター

リーディング究極の練習法 こんにちは^^ プラスワンポイントのルイです! 今回のお話ですが、久々にリーディングについてです。「リーディングが苦手です〜>&...

記事を読む
上級者でも間違えがちな動詞
上級者でも間違えがちな動詞...

2025年11月25日更新

ライティング・タスク2

「let」と「allow」は上級者でも間違えやすい動詞です。どちらも「許可する」という意味を持ちますが、使い分けに注意が必要です。let: (したいように)させ...

記事を読む
6.0以上では必須知識!トピックセンテンスはなぜ重要なのか?
6.0以上では必須知識!トピックセンテンスは...

2025年11月25日更新

ライティング・タスク2

IELTSのライティング・タスク2は『Band Descriptors』と呼ばれる4つの採点基準に従って評価されます。そのうち、Lexical Resource...

記事を読む