IELTS対策専門学校 プラスワンポイント
代表Hibikiの本音トーク

#6 エッセイで文法のミスを減らすには?

IELTSのライティング・タスク2(エッセイ)は40分という限られた時間で書かなければなりません。そのため、普段しないような文法ミスをしてしまうことがよくあります。あとで振り返って、「なぜこんなミスをしたのか」と自分で嫌になる人もいるでしょう。このような文法ミスを減らすための方法をいくつか紹介します。

まずは、普段自分が間違えるクセを覚えることです。エッセイを書き終わって自分で見直した時に、「防ぐことができたうっかりミス」と「仕方のない文法ミス」のように分けてみましょう。「仕方のない文法ミス」というのは、今の自分のレベルではある程度避けられないものや、目標とするスコアを考慮すると容認されるであろうミス(例えばちょっとした慣用表現の間違いや冠詞のミスなど)を指します。

減らしたいのはもちろん「うっかりミス」の方です。ちょっと注意深くなるだけでかなりのミスを避けることができます。実は「うっかりミス」にはその人の傾向があります。例えば、長い主語になると主語と動詞の単複が一致しない、可算名詞なのに無冠詞で単数形を使ってしまう、など。これらの特徴を自分で整理して意識づけることは、ミスを減らす大きな一歩になります。さらに、定期的な練習も重要です。過去に自分の書いたエッセイにもう一度挑戦をすることで同じようなミスを繰り返さなくなります。

もちろん、インプットも非常に重要ですね。リーディングに限らずYouTubeなどで字幕を出しながら音を聞くことも自然な英語表現を身につける上で効果的です。特に、アカデミックな文章やエッセイにたくさん触れることで、適切な語彙や表現を学び、それを自分のライティングスキルに活かすことができます。

この記事を書いたIELTS講師

Hibiki TAKAHASHI

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は2,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住10年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

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