IELTS対策専門学校 プラスワンポイント
代表Hibikiの本音トーク
#8 入荷直後のアイデアは使わない
IELTSのライティング・タスク2のエッセイを書く時に、アイデアを考えなければなりませんが、直近に知った知識やアイデアを使おうとするとして失敗した経験はありませんでしょうか?
特に今ではYouTubeなどの影響もあり、いろいろなところで断片的な知識を手に入れやすくなっています。「ファスト教養」などとも呼ばれることもありますが、このような手軽に手に入るアイデアは往々にしてIELTSライティングのアイデアとしてはうまく使えないのです。
では、なぜ失敗してしまうことが多いのでしょうか。それは、新しく得た情報がまだ自分のものになっていないからです。YouTubeやテレビなどで聞いたアイデアは新鮮で興味深いものかもしれませんが、それらは深い理解や自分の経験に基づいていないことため、エッセイで書こうとしても、表面的で説得力に欠けるものになってしまうのですね。
もちろん、アイデアを増やしていくことは重要です。ただ、エッセイで使えるアイデアにするためには、それを自分の言葉で説明できるレベルくらいに理解を深めておく必要があります。できれば、自分の経験や知識と結びつけておくのがベターです。これには多少時間がかかりますが、そのプロセスを経たアイデアは、エッセイでも説得力のあるアイデアとして使うことができます。
IELTSライティングではさまざまなテーマが出題されますが、ぱっと最新の情報に飛びつくのではなく、自分自身の深い理解と結びつけられるアイデアを優先してエッセイに活かしましょう。そうすることで、より説得力のある、魅力的な文章を書くことができるでしょう。
この記事を書いたIELTS講師
Hibiki TAKAHASHI
日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は2,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住10年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。
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