当然ですが、学習として活用する場合は一人で観た方がいいですね（そうでなくても一人で観る方が好きな人も多い印象ですが）。集中できますし、何より、気になった時に、その場で巻き戻しができます。一人でなかったらさすがに途中で止めたりできませんからね。

娯楽として流し見をするのか？学習のために英語（単語や表現）を意識して観るのか？ここははっきりさせておいた方が良いでしょう。なぜなら、映画一本、ドラマ1話観るのに、「語彙や表現がわからない箇所が全くない」ということはないと思います（だったら英語学習してませんね）。そのわからない箇所をどの程度「放っておく」のか？ / 「調べる、聞き直す」のか？決めておかないと、学習として何かを学んだ感覚を得られないからです。せっかく学習として使うのであれば、意識的に取り組むと効率をブーストできます。単語は〇〇個くらいは調べる、とか、どうしてもの場合は聞き直す、とか、ある程度調べ物をする前提で、それでも全体の試聴時間を作品の1.2〜1.5倍くらいに留めるなど、ざっくりでも決めておくと集中することができます。

ストーリーを楽しむ <<< 英語表現を楽しむ！

これを忘れないように取り組みましょう！

聞くだけではセンテンス構造が理解できない、というかたは、英語字幕をオンにするのがやはり英語学習の効率はいいですね。センテンスを確認しながら、どんな発音、イントネーションで発話されているのかも意識してストーリーを追えます。

何度も観た作品を使う場合は、徐々に字幕をオフにしてどの程度聞き取れるのか試しながら行うのもいいですね。字幕がある時には、どうしても英語構造の理解を文字に頼ってしまいます。しかし、音から文構造も理解でき、情報も正確に処理できるようになるのが、最終的な目標です。徐々にこの練習も取り入れていきましょう。日本語発音やカタカナ英語から抜け出すためにとても役立ちますよ！もちろん途中でオンオフ切り替えてもOKです。

これはユニークな方法ではありますが、リスニングの練習をせず、語彙や表現、センテンス作りの学習をメインとして使うということです。こういう状況の時に、英語ではこう表現する。こう言いたい時に、英語ではこう表現する。内容の理解をする負担がない（耳から日本語で理解できるので^^）ので、語彙・英語表現を直にインプットできます。

これはマストですね。特に、何度見てもいい、と思える作品はぜひ利用するといいでしょう。やはり理解を深める、何度も出会うということが、覚える、自分の表現として使えるレベルへの発展につながります。

聞き飛ばしてもいいやという気持ちにならないことが重要、ということですね。絵だけ見ていてもなんとなく、どんなことを言っているのか解る、という時、ありますよね？でもせっかく学習として使うなら、そう思わず「ん、今なんて言った？」と気になるところがあった方がいいです。言葉を使っての意思疎通をどうやって行なっているのか？興味深く見てみてください。だからといってあまりにも難しすぎる概念が含まれるものは逆に避けた方がいいかもしれません。ストップする場所が多すぎて進まなくなってしまいますので^^

さて、いろんなやり方がありますが、やっぱり共通するのは、この学習をなんのためにやっているのか自分で意識することかと思います。目的に合わせて、その都度、やり方や集中レベルを変えてもいいと思います。

また、日本に生活の拠点がある方は、どうしても、英語に触れる機会が圧倒的に少なくなってしまいます。映画やドラマは、確かに、一回にかける時間が長く、ピンポイントで何か特定の要素を覚えるためのものではないので、効率悪く感じる方もいるかもしれません。しかし、自分が今、1日のうちで普通の英語に触れている時間を思い浮かべてください。毎日1時間ずつでも、生きた英語に触れる時間に投資をすることは、長期的に見ると実はとても重要な英語学習の時間になっているのではないかと思います。

今回もここまで読んでくださりありがとうございました！

みなさんのIELTSへの挑戦を応援しています！