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IELTSライティング対策記事
上級者でも間違えやすい動詞
最終更新日:2025年2月23日
目次
- 01 let/allow
- 02 rise/raise
- 03 admit/recognise
- 04 try/attempt
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「let」と「allow」は上級者でも間違えやすい動詞です。どちらも「許可する」という意味を持ちますが、使い分けに注意が必要です。
- let: (したいように)させる
- allow: 許可する
「let」は「(したいように)させる、止めはしない」というのが本来の意味です。例えば、以下のように使われます。
- The mentor let the interns experiment with different approaches to solve the problem independently.
- 指導者はインターンが問題を解決するために様々なアプローチを試すことを許可しました。
- The teacher let the students explore the topic without imposing restrictions.
- 先生は生徒たちに制限を加えずにトピックを探求させました。
一方、「allow」は「許可する」という意味が含まれます。例えば、以下のように使われます。
- The university allows students to access online resources even after graduation.
- 大学は卒業後も学生がオンラインリソースにアクセスできるようにしています。
- The policy allows researchers to collaborate across disciplines.
- その政策は研究者が学際的に協力することを許可しています。
このように、「let」は「(したいように)させる」という意味が強く、時には「できればしてほしくないが・・・」という含みを持つこともあります。一方、「allow」は許可のニュアンスが強くなります。このようなニュアンスの違いから、エッセイでは主に「allow」のほうを使うことが多い印象です。
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「rise」と「raise」もよく混同される動詞です。
- rise: <<自動詞>> 上がる
- raise: <<他動詞>> (何かを)上げる
「rise」は自動詞で、何かが(自らの力で)上がることを意味します。自動詞なので目的語を取ることができません。例えば、以下のように使われます。
- The global temperature continues to rise due to the accumulation of greenhouse gases.
- 温室効果ガスの蓄積により、地球全体の気温が上昇し続けています。
- As inflation rises, the purchasing power of the average citizen decreases.
- インフレが上昇すると、一般市民の購買力が低下します。
一方、「raise」は他動詞で、何かを上げることを意味します。他動詞なので必ず目的語が必要です。例えば、以下のように使われます。
- The government raised the minimum wage to address income inequality.
- 政府は最低賃金を引き上げ、所得格差に対処しました。
- Researchers raised concerns about the long-term effects of the new technology.
- 研究者たちは新技術の長期的影響について懸念を表明しました。
このように、「rise」は自らの力で上がることを意味し、「raise」は何かを上げることを意味します。エッセイやスピーチでは、文脈に応じて適切な動詞を選ぶことが重要です。
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「admit」と「recognise」もよく混同される動詞です。特に受動態でよく間違いを見受けます。
- admit: (特に不快な事実や過ちを)しぶしぶ認める
- recognise: (特に公式に)認識する、認める
「admit」は、特に不快な事実や過ちをしぶしぶ認めるというニュアンス意味です。例えば、以下のように使われます。
- The scientist admitted that the initial hypothesis was flawed.
- その科学者は、最初の仮説に欠陥があることを認めました。
- The politician admitted to the shortcomings of the policy during the debate.
- その政治家は討論中に政策の欠点を認めました。
一方、「recognise」は、特に公式に認識することや認めることを意味します。例えば、以下のように使われます。
- The academic community recognised the researcher’s groundbreaking contributions to quantum physics.
- 学術界は、その研究者の量子物理学への画期的な貢献を認めました。
- It is widely recognised that critical thinking skills are essential for academic success.
- 批判的思考力が学業の成功に不可欠であることは広く認識されています。
このように、「admit」は不快な事実や過ちを認めることを意味し、「recognise」は公式に認識する(acknowledge)ことを意味します。「She was admitted for her achievements.」のようには表現しませんので注意しましょう。
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「try」と「attempt」もよく混同される動詞です。
- try: (結果を気にせずに、とりあえず)やってみる
- attempt: (特に難しいことに対して、結果を出すことを目標に)試す
「try」は、一般的に何かを試みることを意味しますが、「attempt」に比べて、軽い気持ちでとりあえずやってみるというニュアンスが強いです。例えば、以下のように使われます。
- She tried to learn a new language during her free time.
- 彼女は自由時間に新しい言語を学ぼうとしました。
- They tried different methods to solve the problem.
- 彼らは問題を解決するためにさまざまな方法を試みました。
一方、「attempt」は、特に難しいことに対して(時にはしっかり計画を立てて)試みることを意味します。例えば、以下のように使われます。
- The scientists attempted to develop a vaccine within a remarkably short timeframe.
- 科学者たちは驚くほど短期間でワクチンを開発しようと試みました。
- The institution attempted to implement a new policy to reduce carbon emissions by 50%.
- その機関は炭素排出量を50%削減する新たな政策を実施しようと試みました。
このように、「try」は結果を気にせずにやってみる場合に、「attempt」は特に難しいことに対して計画的に挑戦する場合に用います。文脈に応じて適切な動詞を選ぶことが重要ですね。
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