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encourageとurgeの違い|IELTS表現・語彙解説

encourageとurgeの違い

「encourage」と「urge」は、どちらも他者に行動を促す意味を持つ動詞ですが、用法的制限とニュアンスに大きな違いがあります。正しい使い分けを理解することで、ライティングやスピーキングでより正確で説得力のある表現が可能になります。

YouTubeショート動画にて、IELTSに役立つ表現や語彙を発信していますので、合わせてぜひご覧ください。

基本的な用法

  • encourage
  • 人・物・概念すべてに使うことができます。主語・目的語ともに一切の制限がありません。人、物、抽象的概念、すべてに使用できます。
  • urge
  • 目的語が「人・組織など意識のある存在」に限定されます。物や抽象概念を直接「urge」することはできません。

ニュアンスの違い

  • encourage
  • 優しく背中を押すような支持的なアプローチで、相手の自主性を尊重し、時間的余裕があります。
  • urge
  • 強い圧力や緊急性を伴い、「今すぐ行動すべきだ」という切迫感を表現します

例文

encourageの例文

  • Teachers should encourage students to participate in class discussions.
  • 教師はクラスの議論に参加するよう生徒を励むべきです。
  • The government encourages innovation through research funding.
  • 政府は研究資金を通じてイノベーションを奨励しています。
  • Sunlight encourages plant growth.
  • 日光が植物の成長を促進します。
  • The positive results encourage further research into this treatment.
  • 肯定的な結果がこの治療法のさらなる研究を促しています。

urgeの例文

  • Doctors urge patients to quit smoking immediately.
  • 医師は患者に即座に禁煙するよう強く促しています。
  • The UN urges all countries to reduce carbon emissions.
  • 国連はすべての国に炭素排出量を削減するよう強く促しています。

よくある間違い例

無生物主語の例

  • Rising sea levels urge immediate climate action.
  • Rising sea levels encourage immediate climate action.
  • Scientists urge immediate climate action due to rising sea levels.
  • 説明:「海面上昇」は無生物なので、urgeの主語にはできません。

物・概念を目的語にしている例

  • We should urge technological advancement.
  • We should encourage technological advancement.
  • We should urge companies to pursue technological advancement.
  • 説明:「技術的進歩」は概念なので、urgeの目的語にはできません。

ニュアンスとしての間違い

  • I urge you to watch this movie when you have time.
  • I encourage you to watch this movie when you have time.
  • 説明:映画の推薦は緊急性がないため、encourageが適切です。

まとめ

「encourage」と「urge」の使い分けは、まず用法的制限を確認し、次にニュアンスの違いを考慮することが重要です。encourageは制限なく幅広く使用でき支持的な推奨を表現し、urgeは意識のある存在に限定され強い促しと緊急性を表現します。この違いを理解して適切に使い分けることで、より正確で効果的な英語表現が可能になります。

使い分けの要点:
  • 用法制限:encourageは制限なし、urgeは意識のある存在のみ
  • ニュアンス:encourageは支持的・穏やか、urgeは緊急性・圧力
Ask the Expert
Mika

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Hibiki

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

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