リスニングはリスニング力だけにあらず!
先読みスキルを習得する!
先読みは、IELTSリスニングでは最も重要なテストスキルの一つです。
IELTSリスニングでは、音声を聞くのと同時に解答を書き込んだり選んだりしなければなりません。内容を考えて後から記述するタイプではなく、その場で即答するわけですね。このスタイルで解かなければならないため、
音声を聞きながら問題を読むのでは間に合いません。
あらかじめ問題を読んでおく必要があります。
しかし、問題を読むために使える時間はそれほど多くありません。パートの前後、回答チェック時間を入れても長くて1分〜1分半、パート中間では40秒ほどです(前半後半それぞれのボリュームによって若干調整されています)。この短い時間で全ての設問について理解するのはかなり大変で、すぐに効率よくできるわけではないので、やはり練習しておく必要があるのです。
全て読むことができたとしても、何を意識して読むのか?時間内に読めない場合は何を優先するのか?どうしたら効率よく情報が取れるのか?自分の今ある能力で、
できる限り最大のパフォーマンスを引き出すためにできる対策、戦略が、この先読みなのです。
性質上、IELTS以外の別のマテリアルでは練習できませんので、必ずIELTSの問題形式の教材を使ってくださいね。試験の形式に合わせて、読む優先順位やタイミングを調整するのです。
先読みの目的とは?
先読みをする一番の目的は、
音声を聞いている時に「今自分が何を聞かなければならないのか」「何を確認しようとしているのか」を明確にしておくため
です。
IELTSの問題には質問がありますので、それに回答するための情報を得ることが必要なのですね。なんとなく話の内容がわかるだけでは回答できない問題がたくさんあります。
また、自分が今どの場所の音声を聞いているのか、
指標となるキーワードをチェック
することも大切です。キーワードにより、音声を聞きながら、いつ、どの設問についての説明が始まっているのか把握しながら進めることができるようになります。
リーディングスキルも必要
さて、この先読みをするためには、当然ながらリーディングのスキルが必要です。設問の意味がわからない場合は、正確に回答を理解することができません。もちろん100%の理解ができなくても、70%くらいの理解でも正解することはできるかもしれませんが、理解が曖昧であればあるほど、ともすれば間違えたかもしれないリスクのある正答であり、正答数のブレの原因になるわけです。
素早く、設問の意味を捉える練習もしておきたいですね。
問題の種類を知る
さらに、問題ごとの特徴もあります。分類方法にもよりますが、ざっと6種類くらいの問題があります。穴埋め問題、選択問題などはお馴染みですね。
当然、それぞれの特徴がありますので、読む時に注目すべき点や、注意したい点があり、それらを知っておくことが、先読みや、正確な回答を捉えるためのコツになります。
スペリングミスを排除せよ!(穴埋め問題)
スペリングは代表的な、「もったいない失点」の原因ですね。リスニングの穴埋め問題の解答では、いわゆる日常的な基本単語しか出題されませんが、間違いやすいスペリングが選択的に選ばれている傾向があり、
間違えれば失点
となります。そうです、つまりIELTSリスニングではスペリング知識も試験に含まれているということです。
文法知識(穴埋め問題)
リスニングでは、主に品詞の見極め(基本文法)と、単数複数の判断が重要になります。
想像力!
最後に、リスニングやリーディングで非常に重要になるのが、
想像力
です。普段の生活では、相手の言っていることがわからなかったら聞き返せる場面も多いですね。しかし、試験では、理解できた部分だけで判断することしかできません。これを補うことができるのが想像力です。「こういうことかな?」「多分こう言っているのだろう」。この想像力を恐れずに使って欲しいのです。
まとめ!
- 実生活ではリスニングは最後までムズカシイ!
- IELTSリスニングはリスニング力だけが問題じゃない!
- テストスキル最重要な『先読みスキル』
- 凡ミスを徹底排除するための知識をつけるべし!
今回もここまで読んでくださりありがとうございました!みなさんのIELTSへの挑戦を応援しています!