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IELTS学習と仕事・家事の両立|PlusOnePoint

限られた時間で目標達成を目指す

IELTS学習と仕事・家事の両立

IELTS学習を始めたものの、仕事や家事が忙しくて思うように時間が取れない。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。目標スコアに到達するまでの期間は人それぞれですが、その違いの多くは「IELTS学習にかけられる時間」に大きく影響されます。本記事では、忙しい日々の中でIELTS学習を継続し、目標を達成するための現実的な戦略、言わば「Work-IELTS Balance」をご紹介します。

目標達成までの期間は人それぞれ

IELTS学習を始めた方からよく聞かれる質問に、「どのくらいの期間で目標スコアに到達できますか?」というものがあります。答えは非常にシンプルで、「人によって大きく異なる」です。数週間で目標を達成できる方もいれば、数ヶ月かかる方、それ以上かかる方もいます。

もちろん、基礎学力の違いや現在のスコアと目標スコアの差も影響します。しかし、それ以上に大きな要因となるのが、IELTS学習にどれだけの時間を割けるかという点です。当然のことながら、学習にかける時間が長ければ長いほど、結果は早く出ます。

学習時間の「量」と「密度」

学習時間については、総時間数だけでなく「密度」も重要な要素です。同じ60時間の学習でも、その配分によって効果は大きく変わってきます。

  • 学習時間の配分による効果の違い
  • パターンA: 週2時間 × 60週間 = 120時間
  • パターンB: 週10時間 × 12週間 = 120時間

総学習時間は同じ120時間でも、パターンBのように短期集中で学習した方が、一般的には結果が出やすい傾向にあります。その理由は以下の通りです。

  • 短期集中学習のメリット
  • 学んだ内容を忘れる前に次の学習ができる
  • 学習のリズムが途切れず、継続しやすい
  • 問題形式や戦略が身体に定着しやすい
  • モチベーションを保ちやすい

とはいえ、誰もが週10時間もの学習時間を確保できるわけではありません。むしろ、忙しい生活を送っている方がほとんどでしょう。「毎日が暇で時間が余っている」という方は極めて稀です。では、時間が限られている中で、どのようにIELTS学習を進めればよいのでしょうか。

IELTSの優先順位を見直す

時間が足りないと感じたとき、まず行うべきなのはIELTSの優先順位を改めて見直すことです。以下の質問について、じっくり考えてみましょう。

  • 見直すべき優先順位のポイント
  • 何のためにIELTSの勉強をしているのか?
  • その先に目指している目標は何か?
  • いつまでに達成したいのか?
  • 人生の中で、その目標の現時点での優先度はどのくらいか?

例えば、海外の大学院への進学を目指している方にとって、IELTSは避けて通れない関門です。留学準備のタイムラインを考えると、「できれば早く終わらせたい」ではなく「絶対に◯月までに取得しなければならない」という明確な期限があるはずです。

また、昇進や海外赴任のためにスコアが必要な方もいるでしょう。キャリアの重要な転換点において、IELTSが持つ意味は決して小さくありません。

優先度を上げるための問いかけ

もしIELTSの優先度をさらに上げるとすれば、何かを犠牲にしなければならないかもしれません。次の質問について考えてみてください。

  • 優先度を上げるための検討事項
  • 優先度を上げた場合、犠牲になるものは何か?
  • その犠牲は受け入れられるものか?
  • 周りの協力は得られそうか?(同僚、上司、家族)
  • 一時的に他の活動を減らすことは可能か?

例えば、普段見ているテレビやソーシャルメディアの時間を減らす、趣味の時間を一時的に削る、友人との付き合いを少し控えるなど、犠牲にできるものがあるかもしれません。

また、家族の協力が得られるなら、週末の数時間を学習時間として確保する、家事の分担を見直すなども選択肢になります。職場でも、上司や同僚に事情を説明し、残業を減らしてもらう、プロジェクトの担当を調整してもらうといった協力をお願いできる場合もあるでしょう。

環境を整える

もし優先度を上げられそうだと判断したなら、実際に優先度が上がるように環境を整えることが重要です。

  • 環境を整えるための具体的な行動
  • 家族や周囲の人に目標と期限を伝え、協力を依頼する
  • 学習時間を予定表に組み込み、他の予定と同様に扱う
  • 学習場所を確保する(自宅の一角、図書館、カフェなど)
  • 娯楽の時間を意識的に制限する
  • 学習仲間を見つけ、互いに励まし合う

環境を整えることで、「時間があれば勉強する」から「決まった時間に必ず勉強する」という習慣に変えることができます。

優先順位を上げられない場合の対策

しかし、現実には優先順位を簡単に変えられない状況もあります。状況は人それぞれで、以下のようなケースもあるでしょう。

  • 優先順位を変えにくい状況の例
  • 昇進がかかっている重要なプロジェクトを抱えている
  • 小さな子どもの育児で手一杯
  • 副業をしなければ生計が成り立たない
  • 家族の介護をしている
  • 健康上の理由で体力が限られている

こうした状況では、IELTS学習の優先度を上げたくても上げられないかもしれません。しかし、それは決して「諦める」理由にはなりません。優先順位を上げられないなら、別のアプローチを考えればよいのです。

期間に余裕を持たせる

優先度を上げられない場合、最も現実的な選択肢は期間に余裕を持たせることです。

「3ヶ月で目標達成」が難しければ、「6ヶ月で目標達成」と考えてみましょう。週10時間の学習が無理なら、週5時間、あるいは週3時間でも構いません。時間がかかっても、継続すれば必ず目標に近づきます。

  • 長期計画のメリット
  • 無理のないペースで学習を継続できる
  • 燃え尽きるリスクが減る
  • 生活の質を維持しながら学習できる
  • じっくりと基礎を固められる

重要なのは、「遅い」ことではなく「止まらない」ことです。たとえ週に4時間しか勉強できなくても、それを半年続ければ100時間以上の学習時間になります。ゼロよりもはるかに大きな前進です。

厳しい現実も知っておこう

一方で、実際にIELTSのスコアをあげるのに必要だと言われている学習時間数についても知っておく方がいいでしょう。

  • 参考:学習時間の目安
  • 平均して120時間の学習でバンドスコア0.5の向上が見込まれる
  • 自己学習ではなくインテンシブな学習(一般的には授業を受けるなど)の時間数
  • 基礎学力や第一言語によって大きく異なる

こう聞くと、「120時間も必要なのか」と気が遠くなるかもしれません。しかし、これは決して悪いニュースではありません。むしろ、しっかりとした計画が必要だということです。

漠然と「独学を続けていたらいつか上がるだろう」と期待するよりも、はるかに現実的な目標設定が必要ということです。

この数字はあくまで「平均値」ですので、効率的な学習方法を選び、集中して取り組めば、より短い時間で結果を出すことも可能でしょう。逆に、非効率な方法で学習を続けていれば、120時間を超えても成果が出ないこともあります。

プロのサポートを活用する

忘れてはならない選択肢は、頼れるところは頼るということです。

車の洗車は自分でもできますが、その時間と体力をお金で買う人がいます。移動も電車なら数百円で済みますが、タクシーを使う場面もあるでしょう。何にお金をかけるかはその人次第です。IELTS学習も同じです。「独学でできる=お金がもったいない」というのは、やや短絡的な発想かもしれません。

特に、限られた時間の中で効率的に学習を進めたい場合、プロのサポートを活用することは有効な選択肢の一つです。

  • プロのサポートを活用するメリット
  • 独学で試行錯誤する時間を省ける
  • 自分の弱点を正確に把握できる
  • 効率的な学習計画を立ててもらえる
  • フィードバックによって成長が加速する
  • モチベーションを維持しやすい

例えば、ライティングやスピーキングは独学では改善点が見えにくいセクションです。専門家からのフィードバックを受けることで、自分では気づけなかった問題点を発見できることがあります。

時間をお金で買うという視点も、一つの考え方です。仕事での昇進や留学の期限が迫っている場合、効率的に目標を達成することが優先されることもあるでしょう。自分の置かれた状況に合わせてプロのサービスをうまく活用しましょう。

小さな時間を活用する

忙しい日々の中でも、見つけられる時間は意外とあります。

  • スキマ時間の活用例
  • 通勤・通学時間にリスニング練習
  • 昼休みの10分でボキャブラリー学習
  • 寝る前の15分でリーディング
  • 料理や家事をしながらポッドキャストを聞く
  • 待ち時間にスマホでフラッシュカード

1日10分でも、それを毎日続ければ週に70分、1ヶ月で約5時間の学習時間になります。まとまった時間が取れない分、こうした小さな時間を積み重ねることで、学習を継続させることができます。

まとめ

IELTS学習と仕事・家事の両立は、多くの方が直面する課題です。しかし、適切な戦略を持つことで、限られた時間の中でも確実に目標に近づくことができます。

  • IELTS学習と生活の両立のポイント
  • 学習時間の「量」だけでなく「密度」も意識する
  • IELTSの優先順位を改めて見直し、可能なら環境を整える
  • 優先順位を上げられないなら、期間に余裕を持つ
  • プロのサポートを活用して効率を上げる
  • 小さな時間も無駄にせず、継続することが何より重要

最も大切なのは、自分の状況に合った現実的な計画を立て、それを諦めずに継続することです。目標達成への道は一つではありません。自分に合った道を選び、着実に歩んでいきましょう。

Ask the Expert
Mika

プラスワンポイントでは、IELTS学習に関する疑問やお悩みを相談できる『無料IELTS学習相談』を実施しています。IELTSの学習方法やスコアアップのコツ、勉強計画の立て方などを、経験豊富なカウンセラーが無料でアドバイスいたします。お気軽にご相談ください。

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Hibiki

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

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