プラスワンポイントのルイです^^
今回は前回の続きで、リーディングのための語彙強化方法その2、実践ベースの語彙強化方法をお伝えしていきます!
読むことや、情報を得ることが好きな人に向いている学習方法です。
実践ベースの語彙力強化方法とは?
この方法は、「実践ベース」という呼び方そのままではありますが、基本的には実際に問題を解く、英語の文章を読む(聞く)ことで語彙を増やしていくという方法です。
そうはいっても、もちろんそれなりに方法や注意点はあります。ただ読んだり聞いたりしているだけで自然と増えていく語彙もありますが、「語彙強化」のために行うという目的意識をもって工夫をすることで、「自然に」以上の効果が期待できるということです。
単純暗記作業やドリル的練習方法よりも、読むことや、情報を得ること、実際に問題を読んで解決することが好きな人に向いている学習方法と言えます。
また、単語の暗記学習が嫌いな人が「単語力がないから英語ができない」と思い込んで英語を嫌いになったりしないための提案でもあります。単語を先に揃えておかないとIELTSができないわけではないんです。読みながら、解きながら覚えていく方法でも学習を進めることはできるのですね。
実践ベースは記憶に残りやすい!
この実践ベースの語彙強化方法にはどんな利点欠点があるのか見ていきましょう。
まずは、記憶に残りやすい点です。
コンテクストの中で意味を理解しながら覚えていくため、単語の意味だけでなく、書かれている情報、内容そのものが記憶に残ってくれます。
長期記憶には、エピソード記憶というものがありますが、実践という体験、内容を理解する経験、または内容そのもののエピソード性が記憶と結びつくため、思い出すためのトリガー的要素が多いのですね。
単語のイメージを感覚として捉えやすい!
次に、訳語ではなく、単語のイメージを感覚として捉えやすいという点があります。
実践ベースで単語を覚えるということは、こういう状況の時に、この語を使うんだというように、訳語からではなく、その単語が必要となる状況から、意味の理解が導かれます。
英単語は日本語訳がなければ覚えられないわけではありません。むしろ和訳(やそのイメージ)が固定され、より本質的な英単語の意味や感覚的理解を妨げることもあるくらいです。
文脈から、語源や基本イメージを意識して、「なんとなくこんなような意味」として捉えておくと、訳語に頼らず自然な文脈理解ができるようになるのです。
これが訳語に頼らない語彙学習の利点です。
頻出語彙と必須の言い換えに速攻で慣れる!
これも、実践から学ぶので当然と言えば当然ですが、試験で使われている語彙・表現に嫌でも慣れていくことになります。
特にIELTSは似たテーマの出題がたくさんあり、その中で使われている必須単語は広い範囲で被ります。毎回毎回出会うことで、状況とともに意味と使われ方を覚えることができるわけです。
また、ほぼ確実に登場する単語、とその言い換えをまとめて覚えることもできます。
IELTSでは科学、実験に関するパッセージはそれこそ毎回のように出題されていますので、問題を解くたびに、それこそ忘れる前にまた出会う、しかも言い換え表現とセットで出会うことになり、必要な語彙を速攻で覚えることができるわけです。
辞書を引く(読む)習慣が身に付く!
語学学習において辞書を引く習慣はぜひ身につけておきたいものですが、単語帳学習ではどうしても、辞書を引く機会が失われてしまいがちです。これが、実践ベースで語彙学習をしていると、確認のために辞書を引くことになりますので、この習慣をうまく活用できれば素晴らしい効果が得られます。
辞書を開くと、たくさんの情報が書いてあります。
意味をたくさん持つ単語はそれこそ、訳語もたくさんありますし、品詞としての役割も1つだけではないものもあります。
特に英文を理解する上で、品詞の働きを理解していることはとても重要です。実践として使う(読む・書く)場合には様々な単語が必要となりますし、基本のルールとは少し違って見えることもあります。辞書でそれぞれの単語の働きと正しい使い方を、改めて、すでに知っているルールに当てはめながら覚えることができるわけですね。
このように、辞書を引く(読む)効果は絶大なのです。
デメリットはある?
デメリットもないわけではありません。
ひとつに、「まとめて〇〇単語覚える、ということはできない」ことです。学習方法の性質上当然ですね。ただ、みなさんは〇〇単語覚えることを目標に学習しているわけではありません。あくまでIELTSのスコアを伸ばすことを目指しているので、特に大きな問題にはならないでしょう。
次に、「やり方に注意しないと英語初心者にはかなりしんどい」という点です。これは学習者の性格にもよりますが、調べるものが多いほど時間がかかるので、なかなか次のパッセージに進めない上にかなり疲れます。また、そもそも文章を読むのが嫌いな人にとっては結構な苦行になることでしょう。
ただし、やり方を工夫することによって継続しやすくできます。今の自分にはどんな学習ができるのか?自分で試して選ぶことが大切です。
次回は実際のやり方と、注意点を見ていきましょう。初心者でもやりやすい工夫も紹介する予定です。
今回もここまで読んでくださりありがとうございました!
みなさんのIELTSへの挑戦を応援しています!
Ask the Expert
プラスワンポイントでは、IELTS学習に関する疑問やお悩みを相談できる『無料IELTS学習相談』を実施しています。IELTSの学習方法やスコアアップのコツ、勉強計画の立て方などを、経験豊富なカウンセラーが無料でアドバイスいたします。お気軽にご相談ください。
- 試験を何回受けてもスコアがなかなか上がらない
- 自分自身の学習方法が正しいかどうかを知りたい
- 学習・受講プランの相談に乗ってもらいたい
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
Rui Atsue
プラスワンポイントの創業メンバーであるMika先生とともに、日々IELTS対策記事や動画の制作に力を入れています。最新のトレンドや効果的な学習法を読者にわかりやすく伝えることを心掛け、学生や社会人問わず、多くの受験者に貢献してきました。現在は、ニュースレターの編集をメインに担当し、読者が常に新鮮な情報を得られるよう努めています。受験者一人ひとりの目標に寄り添い、実現に向けてサポートしています。
あわせて読みたい記事
集中できる環境で解いていますか?...
IELTSリーディングの練習環境を見直しましょう。仕事の合間や夜遅くに解いている方へ、医学的見地からも推奨される最適な学習時間と環境設定について解説します。...
記事を読む
ライティングで最も重要なスキル!...
こんにちは^^ プラスワンポイントのルイです。お元気でお過ごしでしょうか? 突然ですが、みなさんはIELTSでどの科目が一番苦手ですか? みなさんのご相談の内容...
記事を読む
リスニングは聞く前にわかる答えがあるという話...
「リスニングって、たまに聞く前に答えがわかる設問あるじゃない?」「確かにー」「穴埋め問題の話ですか?リーディングでもそれはたまにありますね〜」「ジェネラルリーデ...
記事を読む
IELTS専門のライティング添削ってどんなの...
IELTS MyEssay添削サービスの詳細解説。普通の添削との違いやフィードバック方法、効果的な使い方まで、IELTS専門添削の特徴と活用法をご紹介します。...
記事を読む
IELTSが暗記を排除する理由...
IELTSはなぜ暗記答案に0点をつけるほど徹底的に暗記を排除するのか。Bloom Taxonomyの学習段階から、大学講義で求められるスキル、そして日本人学習者...
記事を読む
IELTS採点基準表(Band Descri...
IELTSスピーキングテストの採点基準(Band Descriptors)。流暢性・語彙力・文法・発音の4項目で評価され、それぞれBand 9から0までのスコア...
記事を読む
独学で絶対にやっておきたいこと!...
独学で絶対にやっておきたいこと! リスニング、リーディングのスコア確認 リスニング、リーディングは解説がないと、よく理解できない。だから、解説のある、参考書で練...
記事を読む
【リーディング】正答数とスコア...
IELTSリーディングテストの正答数とバンドスコアの対応表。アカデミックとジェネラルトレーニングそれぞれの換算基準を掲載しています。...
記事を読む
最上級・ONLYなどの極論に対するagree...
IELTSライティングのタスク2の問題の中には、いわゆる「極論」を取り上げるものがあります。極論とは、以下のような表現がタスクの中に含まれているものです。all...
記事を読む
現在形は現在の話ではない?...
「現在形」という名前から、つい「今起きていること」を表すと思いがちですが、実は英語の現在形は「今この瞬間」を表す時制ではありません。現在形の本質的な役割は、習慣...
記事を読む
事前の準備が勝敗を分ける|プランニングのプロ...
プランニングのプロセスを解説します。IELTSライティング・タスク2では、アイデアを事前に整理して、論理的に説明する力が求められるため、事前のプランニングが非常...
記事を読む
マイエッセイ フィードバック例(2)...
IELTSライティング添削「マイエッセイ」の実際のフィードバック例を紹介。TR/CC/LR/GRの詳細スコアリングから講師の解説コメントまで。改善ポイントと書き...
記事を読む