IELTSのライティング・タスク2では、単に文章を書く技術だけでなく、タスクの文面を正しく読み解くリーディング力も非常に重要です。タスクに隠されたニュアンスや、出題者が意図している背景を正確に把握することで、より説得力のあるエッセイが書けるようになります。
タスクを文法的に解析するだけでは見過ごしがちな本質を、「常識」を働かせながら、「出題者の狙いはどこにあるのか」を考えてみましょう。特にハイスコアを狙う受験生にとっては、表面的な理解に留まらず、深い読解が必要になることもあります。
タスク文は一見シンプルに見えても、実は出題者の意図や考えが巧妙に隠されています。例えば、「それが誰にとっての話なのか」を読み違えてしまうと、出題者の意図を誤解し、的外れなエッセイを書いてしまうことになります。
このように、タスクを読み解くためには、与えられた情報だけでなくその背景にある常識や論理を意識することも十四です。つまり、文章全体を通して出題者の「真意」を捉えるリーディング力が、ライティングで高得点を狙う鍵になります。
この記事はライティグサミット受講生限定記事です。
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この記事を書いた人
Hibiki Takahashi
日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,000名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住13年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。