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受講生

これからIELTSの勉強を始めるんですけど、どうやって対策をしたらいいんですか?インターネットの情報や参考書にもたくさん情報があるけど、どれが正しい情報なのか分からなくて・・・。
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Hibiki

そうね。間違えた情報をもとに勉強すると遠回りになるからね。なるべく効率よく勉強していきたいよね。

この記事を読むと、最新の出題傾向を踏まえた科目別のIELTS対策を理解することができます。

この記事を書いている筆者は、IELTS講師歴6年。日本では医師(麻酔科医)として活動。過去5回のIELTS試験でいずれも全科目7.0以上を達成しています。科目別最高スコアは、リスニング8.5、リーディング9.0、ライティング8.0、スピーキング8.0(Overall 8.5を保有)。

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執筆者の詳細プロフィール

IELTS対策(リスニング編)

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リスニングは、Section 1からSection 4で構成され、それぞれ10問(合計40問)が出題されます。40問中何問正解できたかによってスコアが決まります。自分が必要とするスコアを取るためには、何問正解する必要があるかを考え、正答数をクリアできるように対策をすることが重要です。

リスニング対策は、基本的はCambridge公式過去問を使用するのがおすすめです。IELTSの勉強を始めて間もない方は、市販の学習参考書や模擬試験などを使用してテストの形式に慣れることも効果的ですが、慣れてくれば公式過去問を使った練習に切り替えていくことをおすすめいたします。

過去問を使ったリスニング対策

PlusOnePointでおすすめしているIELTS公式過去過去問を使ったリスニング対策の進め方は以下の通りです。

  1. 時間を計って全問を通して解く
  2. 答え合わせをして必要正答数に何問届かなかったかを調べる
  3. セクションごとに必要正答数に何問届かなかったかを調べる
  4. 凡ミスで落とした問題数をカウントする
  5. 正答数+凡ミスでも必要な正答数に到達しない場合は以下の方法で復習する

時間を計って全問を通して解く

問題を解くときは、Sectionごとに区切らずに最初から最後まで通して解きましょう。また、実際の試験に近い緊張感で解くために、携帯電話などはオフにして集中できる環境を整えましょう。

コンピュータによるIELTS(CDI)を受ける人はヘッドホンで音声を聞きながら、従来の紙ベースで受ける人はスピーカーで音声を聞きながら解くことをおすすめします。

答え合わせをして必要正答数に何問届かなかったかを調べる

40問中何問正解したかを確認し、以下の表から自分に必要なスコアに到達するために、あと何問必要であったかを確認しましょう。できれば、何問届かなかったかを記録していくといいでしょう。

スコア9.08.58.07.57.0
正答数39-4037-3835-3632-3430-31
スコア6.56.05.55.04.5
正答数26-2923-2518-2216-1713-15
スコア4.03.53.02.52.0
正答数10-128-96-74-53

セクションごとに必要正答数に何問届かなかったかを調べる

セクションごとに何問正解できたかも、できれば記録しておきましょう。目標スコアごとに、それぞれのセクションで正解したい問題数を以下の表にまとめています。

最近のIELTSのリスニングの問題は、セクション2とセクション3が難しい傾向にありますので、セクション1とセクション4でスコアを稼ぐことが重要な対策になります。

必要なスコアSection 1Section 2Section 3Section 4
5.07問3問3問4問
5.58問4問4問5問
6.08問5問5問6問
6.58問6問6問7問
7.08問7問7問8問
7.59問8問8問8問
8.09問9問9問9問

凡ミスで落とした問題数をカウントする

次に、いわゆる凡ミス(つまらないミス、防げたミス)が何問あったかをカウントしてみてください。これも記録をしておくといいでしょう。

  • スペリングミス
  • 単数・複数のS
  • 大文字・小文字のミス
  • 日付の記載ミス
  • 数字の聞き取りミス
  • スペリングの聞き取りミス
  • ワード数制限のミス

IELTSのリスニングでは凡ミスを減らす(できればゼロにすること)が最優先の対策になります。

正答数+凡ミスでも必要な正答数に到達しない場合は以下の方法で復習する

自分が正解した問題数に、前述の凡ミスの数を足して、必要な正答数に達するならば、凡ミスをなくすことに全力を注ぐべきです。

もしそれでも必要な正答数に達しないならば、

  • 自分に正解できたはずの問題はどれだったのか
  • 自分はなぜそれを正解できなかったのか

を分析し、ノートにメモしておきましょう。

すべての問題を解けるようになりたい、と思ってしまうと復習にすごく時間がかかりますし、IELTSの勉強においては非効率的になりがちです。また、あまりの不正解の多さからモチベーション低下に繋がる場合がありますので気をつけましょう。

過去問をすべて解いてしまったら?

手持ちのCambridge公式過去問をすべて解いてしまったという方は、古い問題に遡って解いていきましょう。

多少傾向は変わりますが、古い問題であってもIELTSの基本的な傾向は変わっていませんので、必ず役に立ちます。

また、同じ問題を再度解くことも勉強になります。その際には、『必要な正答数+5問』の正解を目指して解くようにしましょう。

過去問以外を使ったリスニング対策

BBCのニュースを聞く、TEDのスピーチを聞くなど、リスニングにはいろいろな対策方法があります。

IELTSの勉強に十分な時間をかけられる方は、公式過去問以外に上記のような勉強方法を取り入れてもいいでしょう。

リスニングに関する記事を読む

IELTS対策(リーディング編)

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リーディングは、アカデミックで受験する場合とジェネラルで受験する場合で問題が異なります。アカデミックでは、長文3問(Passage 1〜3)で構成され、それぞれ13〜14問(合計40問)が出題されます。ジェネラルでは、短文4問(Section 1に2問、Section 2に2問)と長文1問(Section 3)で構成され、アカデミック同様、合計40問が出題されます。

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アカデミック長文(13〜14問)長文(13〜14問)長文(13〜14問)
ジェネラル短文(6〜7問)が2セット短文(6〜7問)が2セット長文(13〜14問)

アカデミックもジェネラルも、40問中何問正解できたかによってスコアが決まります。自分が必要とするスコアを取るためには、何問正解する必要があるかを考え、正答数をクリアできるように対策をすることが重要です。

リーディングも、基本的はCambridge公式過去問を使用するのがおすすめです。IELTSの勉強を始めて間もない方は、過去問が難しく感じる方も多いかと思います。そのような方は、市販の学習参考書などを使用してある程度長文に慣れてからIELTS公式過去問を使った対策に切り替えていってもいいでしょう。

過去問を使ったリーディング対策(アカデミック編)

PlusOnePointでおすすめしているIELTS公式過去問を使ったリーディング対策の進め方は以下の通りです。

  1. 制限時間(60分)を計って全問を通して解く
  2. 答え合わせをして必要正答数に何問届かなかったかを調べる
  3. パッセージごとに必要正答数に何問届かなかったかを調べる
  4. 凡ミスで落とした問題数をカウントする
  5. 正答数+凡ミスでも必要な正答数に到達しない場合は以下の方法で復習する

制限時間(60分)を計って全問を通して解く

問題を解くときは、パッセージごとに区切らずに最初から最後まで通して解きましょう。また、実際のIELTSの試験に近い緊張感で解くために、携帯電話などはオフにして集中できる環境を整えましょう。IELTS公式過去問にそのまま書き込んで解いてもいいですが、後述のように繰り返し解くためにもプリントアウトして解くことをおすすめいたします。

答え合わせをして必要正答数に何問届かなかったかを調べる

40問中何問正解したかを確認し、以下の表から自分に必要なスコアに到達するために、あと何問必要であったかを確認しましょう。リスニング同様、何問届かなかったかを記録していくといいでしょう。

スコア9.08.58.07.57.0
正答数39-4037-3835-3633-3430-32
スコア6.56.05.55.04.5
正答数27-2923-2619-2215-1813-14
スコア4.03.53.02.52.0
正答数10-128-96-74-53

パッセージごとに必要正答数に何問届かなかったかを調べる

パッセージ(長文)ごとに何問正解できたかを確認しましょう。できれば記録に残しておくと役立ちます。目標スコアごとにそれぞれのパッセージ(長文)で正解したい問題数は以下の通りです。

最近のIELTSリーディングでは、パッセージ1がやや易しい場合がありますので、その場合は、+1〜2問を目安にしましょう。

スコア各セクションの目標正答数
5.05問以上
5.57問以上
6.08問以上
6.59〜10問以上
7.010問以上

また、問題タイプ別に自分がたくさん失点しているタイプの問題を知り、アプローチ方法を研究してみましょう。

アカデミックの場合、リーディングの問題は大きく分けて9種類あります。

  • 穴埋め(箇条書き)
  • 穴埋め(図・表)
  • 穴埋め(サマリー)
  • マッチング(ヘッドライン)
  • マッチング(インフォメーション)
  • マッチング(人物・国名等)
  • 選択問題(シングル)
  • 選択問題(マルチプル)
  • TRUE/FALSE/NOT GIVEN

IELTS対策講座を受講されている方は、苦手な問題タイプについて講師から効率的な解き方を学びましょう。

凡ミスで落とした問題数をカウントする

リーディングでは、リスニングほど凡ミス(つまらないミス、防げたミス)は起こりませんが、それでも以下に該当するような盆未明日があるようであればカウントして記録をしておきましょう。

  • スペリングミス(写し間違い)
  • 単数・複数のS(写し間違い)
  • 大文字・小文字のミス(写し間違い)
  • ワード数制限のミス

正答数+凡ミスでも必要な正答数に到達しない場合は以下の方法で復習する

自分が正解した問題数に凡ミスの数を足しても必要な正答数に達しない場合は、

  • 自分に正解できたはずの問題はどれだったのか
  • 自分はなぜそれを正解できなかったのか

を分析し、ノートにメモしておきましょう。

すべての問題を解けるようになりたい、すべての単語を知っている状態にしたい、と思ってしまうと復習にすごく時間がかかりますし、非効率的なIELTS対策になります。

過去問を使ったIELTSリーディング対策(ジェネラル編)

IELTSのジェネラル・トレーニングを受ける方は、アカデミックと必要な正答数が異なりますので注意しましょう。ジェネラルのリーディングはアカデミックに比べると問題が簡単なため、同じスコアを達成するための必要正答数が多く設定されています。

ジェネラル・リーディングでの必要正答数

スコア9.08.58.07.57.0
正答数403937-383634-35
スコア6.56.05.55.04.5
正答数32-3330-3127-2923-2619-22
スコア4.03.53.02.52.0
正答数15-1812-149-116-84-5

また、IELTSのジェネラル・リーディングでは、セクション1・2の対策(特に、セクション2)が必要になります。近年、IELTSのジェネラル・リーディングが難しくなったと言われる理由は、セクション2での正答数が低いことに他なりません。

セクション3は長文ですので、アカデミックと基本的には同じです。上記の『IELTSリーディング対策(アカデミック編)』を参考にしてください。

ジェネラル・リーディングでのセクションごとの目標正答数

ジェネラル・リーディングでのセクションごとの目標正答数は以下の通りです。ジェネラルの場合は、前述の通りセクション2まででいかに失点を防ぐかが合否に大きく影響します。特に最近のIELTS(ジェネラル)ではセクション2が大変難しくなっています。セクション1とセクション2の合計での正答数と、セクション3の正答数をそれぞれ計算してみましょう。

スコアSection 1+2の正答数Section 3の正答数
5.018問以上5問以上
5.520問以上7問以上
6.022問以上8問以上
6.523問以上9問以上
7.024以上10問以上

過去問をすべて解いてしまったら?

手持ちのCambridge公式過去問をすべて解いてしまった場合は、リスニングと同様に発行年度の古い過去問集(番号が若くなるほど古い問題集です)に遡って解いていきましょう。

IELTS 9以前の公式過去問では、現在のリーディングの出題傾向とは多少変わりますが、基本的な出題形式はそれほど変わっていません。また、リスニングと同様、一度解いた問題を繰り返し解くこともIELTS対策になります。その際には、『必要な正答数+5問』の正解を目指して解くようにしましょう。

過去問以外を使ったリーディング対策

IELTSのリーディング対策を進めていく上では、『単語・語彙の強化』は皆さんの最も関心を引く部分かと思います。

確かに、単語・語彙が豊富な方はIELTSのリーディングを解く上で有利に働きます。だからといって、単語が足りない方が単語帳だけを使って単語を覚えようとしても長期間の記憶にはなりません。効率的にIELTS対策を進めていくには、単語帳で単語を覚えのではなく、単語との出会いを増やすことのほうが重要です。

ただし、問題を解く上で致命的になるような単語(質問の問題文が理解できないなど)はどうしても早めに覚える必要がありますので、そういった単語は書き留めておくといいでしょう。

公式過去問を含めて、さまざまなものを読む習慣を付け、出会った単語を調べるなどして記憶に残していきましょう。その上で、IELTSの試験前に改めて単語帳などで確認するというのが効果的な対策となります。本文中に出てくる単語をすべて覚えようと意気込むのは非効率的な対策になりがちですので注意しましょう。

リーディングに関する記事を読む

IELTS対策(ライティング・タスク1編)

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ライティングは正解がないため、IELTSの4科目の中で独学が最も難しい科目です。ライティングの添削サービスなどを利用されている方は、語彙・文法などの英語の基礎力を上げていくことができますので徐々にスコアは上がってきますが、目標スコアが6.0以上の方であれば英語力(語彙・文法)以外の採点項目もスコアに影響をしますので、語彙・文法だけの対策にならないように注意しましょう。

IELTSのライティングは、タスク1とタスク2の2問で構成されます。採点は、ライティング・タスク1の採点基準およびライティング・タスク2の採点基準に基づいて行われ、タスク1・タスク2の点数換算表を用いてライティングの最終スコアが決まります。

IELTSのライティング対策は、基本的には採点基準と見比べながらどの項目を伸ばす必要があるのかを考える必要があります。

IELTSライティング・タスク1(アカデミック)対策

IELTSライティングのタスク1とタスク2の点数配分を考えると、ライティング対策を進める上でタスク1の重要性はタスク2よりも低くなります。

タスク1で重要な対策は以下の2つです。

  • なるべく速く書けるように頻出表現を暗記する
  • すべての問題タイプについて苦手な問題をなくす

IELTSのライティング・タスク1(アカデミック)は以下の4つの項目で採点されていますので、確認しておきましょう。

  • 与えられた情報について正確にかつ特徴を抑えて説明されているか
  • 議論は首尾一貫しているか、議論のつながりはスムーズか
  • 語彙のレベルや正確性はどうか
  • 文法の幅広さや正確性はどうか

IELTSライティング・タスク1(ジェネラル)対策

ジェネラルで受験される方も、アカデミックと同様にタスク1の点数配分は低くなりますので、以下の2つに気をつけながら練習をしましょう。

  • なるべく速く書けるように頻出表現を暗記する
  • すべての問題タイプについて苦手な問題をなくす

IELTSのライティング・タスク1(ジェネラル)は、以下の4つの項目で採点されています。

  • 与えられた質問についてすべて網羅しているか
  • 議論は首尾一貫しているか、議論のつながりはスムーズか
  • 語彙のレベルや正確性はどうか
  • 文法の幅広さや正確性はどうか

IELTS対策(ライティング・タスク2編)

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ライティング・タスク2では、250語以上のエッセイを約40分で書くことが求められます。ライティング・タスク2の問題タイプは全部で7タイプ(その他を入れると8タイプ)ありますので、問題タイプ別に対策をしていく必要があります。

  • (To what extent) do you agree or disagree?
  • Discuss both views and give your own opinion.
  • What is your opinion?
  • What are the advantages and disadvantages of this?
  • Do the advantages of this outweigh the disadvantages?
  • What are the causes? What can be done to solve this?
  • Is it a positive or negative development?
  • その他

過去問を使ったIELTSライティング・タスク2対策

IELTSのライティングには様々な問題が出題されますが、毎回多少言い回しは変わるものの、繰り返し同じテーマで問題が出題されています。そのため、PlusOnePointでは過去に出題された問題(過去問)の中から頻出問題(約265問)を中心にエッセイを書いて練習をしていただきます。

残念ながら、独学でライティング・タスク2対策を進めていく場合には、以下の採点項目のうちの後半の2つ(語彙・文法)にフォーカスを置かざるを得ませんが、それでもある程度はスコアが上がりますので、まずは語彙・文法の正確性を向上させていきましょう。IELTS対策講座を受講できる方は、独学では理解や対策が大変難しい採点基準の前半の2つ(タスクへの回答・議論と首尾一貫性・繋がり)についても効果的に対策を進めていただけます。

IELTSのライティングは以下の4項目で採点されます。

  • タスクへの回答がしっかりできているか、メインアイデアに沿って議論が展開されているか
  • 議論は首尾一貫しているか、議論のつながりはスムーズか
  • 語彙のレベルや正確性はどうか
  • 文法の幅広さや正確性はどうか

タスクへの回答・議論展開

IELTSのライティング・タスク2対策において最も重要かつ難しい部分と言えます。タスクにどの程度回答ができているか、メインアイデアに対してどの程度まで議論を掘り下げて主張を裏付けることができているかを9段階で評価されます。

以下の表は、その中から『タスクへの回答・議論展開(Task Response)』の項目のスコア5〜スコア8の部分のみ抜粋して日本語で掲載しています。

スコア基準
8・問題の全ての部分について十分に言及している
・関連性のある幅広いサポートアイデアを用いて十分に回答が展開が示されている
7・問題の全ての部分について言及している
・終始、明確なポジションが示されている
・メインアイデアを示し展開・サポートしているが、一般化しすぎる傾向にありサポートの論点がずれていることもある
6・問題の全ての部分について言及しているが、言及が少ない部分もある
・適切なポジションが示されているが結論が不明瞭または繰り返しである
・適切なメインアイデアを示しているが展開が不十分または不明瞭である
5・問題に部分的にしか言及していない/随所においてフォーマットが不適切である
・ポジションが示されているが必ずしも明瞭ではなく結論に到達できていない場合もある
・メインアイデアがいくつか示されているが限定的で十分に展開されていない/詳細の説明が無関係な内容である

首尾一貫性・つながり

続いて、『首尾一貫性・つながり(Coherence and Cohesion)』の項目のスコア5〜スコア8の部分のみ抜粋して日本語で掲載しています。IELTSのライティングでは、前述の『タスクへの回答・議論展開(Task Response)』と並んで重要な部分になります。

スコア基準
8・情報やアイデアを論理的に繋げている
・繋がりに関する全ての面がコントロールされている
・十分かつ適切に段落分けがされている
7・情報やアイデアを論理的に展開できており、全体としての進行が明らかである
・様々なつなぎ言葉が適切に使われいるが、その使用において多寡が見られる
6・情報やアイデアを首尾一貫性を持って説明できており、全体としての進行が明らかである
・つなぎ言葉が効果的に使われいるが、文章内・文章間の繋がりに欠ける、または機械的である
・指示語が必ずしも明確かつ正確に使われていない
5・情報をある程度整理して示しているが、全体としての進行に欠ける
・つなぎ言葉の不足、不正確さ、多寡がみられる
・代名詞・指示語が使われていないため繰り返しが見られる

語彙レベルと正確性

続いて、『語彙レベルと正確性(Lexical Resource)』です。

スコア基準
8・正確な意味を伝えるのに必要な幅広い語彙が流れよく柔軟に使用している
・レベルの高い語彙を巧みに使っているが時にワードチョイスやコロケーションに不正確さを伴う
・スペリングやワードフォーメーションの間違いはほぼない
7・十分な範囲の語彙を使用することである程度の柔軟さと正確さを示すことができている
・レベルの高い語彙を巧みに使っており、使い方やコロケーションにも多少意識した使い方をしている
・ワードチョイス、スペリングやワードフォーメーションに時折間違いが見られる
6・問題に対する十分な範囲の語彙を使用できている
・レベルの高い語彙に挑戦しているがいくぶんかの不正確さを伴う
・スペリングやワードフォーメーションに時折間違いが見られるが、意味を阻害する物ではない
5・限られた範囲の語彙を使用しているが、問題に対する最低限の回答としては十分である
・スペリングやワードフォーメーションに顕著な間違いが見られ、読み手の理解を阻害することもある

文法の幅広さと正確性

最後に、『文法の幅広さと正確性(Grammatical Range and Accuracy)』です。

スコア基準
8・幅広い構文を使用している
・大半の文章に間違いがない
・文法の間違いは極めてまれである
7・様々な重文・複文を使用している
・間違いのない文章が多い
・文法・句読点のコントロールがよいが間違いも散見される
6・単文と重文・複文を併用している
・文法・句読点の間違いはあるが意味を阻害するのはまれである
5・非常に限られた構文のみ使用している
・重文・複文に挑戦しているが単文に比べて不正確である
・文法・句読点の間違いがしばしばあり、読み手の理解を阻害することもある

独学でのIELTSライティング・タスク2対策には限界がある

もちろん、独学で7.0以上のハイスコアを達成される方もおられますが、多くの方は前述の採点基準に沿った学習に多大な労力を割かれてしまいます。ライティング・タスク2がIELTS対策の中で最も大変ですので、スコアの伸び悩みを感じたら早めに専門講師に相談をしてみましょう。

ライティングに関する記事を読む

IELTS対策(スピーキング編)

IELTSのスピーキングは、パート1からパート3で構成されます。採点は、スピーキングの採点基準に基づいて行われますので、基本的な対策としては採点基準と見比べながらどの項目を伸ばす必要があるのかを考えることになります。

スピーキングもライティングと同様に正解がありませんので、独学が難しい科目です。スピーキングのスコアが伸び悩んでいる方は、採点基準のどの項目が届いていないのかを分析してもらいましょう。

IELTSのスピーキングは、以下の4つの項目で採点されています。

  • 英語を話すことに意欲を感じるか、努力しないと話せなさそうか
  • 語彙のレベルや正確性はどうか
  • 文法の幅広さや正確性はどうか
  • 英語らしい発音がどの程度できているか

スピーキングでスコアが伸び悩む原因の一つが、最初の項目(Fluency/Coherence)です。正しい文法でハイレベルの語彙を使って話そうとするあまり、不自然な話し方になってしまっている方ですね。

もちろん、発音に問題を抱えておられる方もいます。日本語発音になっていたり、イントネーションが不自然だったり・・・。

スピーキングも、ライティング同様、なかなか自分では改善する部分が分からなかったり、分かったとしてもどう改善していったらいいのか分からないということもあります。スピーキングについても、余裕があればやはりIELTS対策を専門にしている講師から直接説明を受けるのが理想的です。

スピーキング・パート1対策

スピーキング・パート1では、自分の身の回りのことについて比較的簡単な会話形式で行われます。

スピーキング・パート1対策については、以下の記事も参考にしてみてください。
IELTSスピーキング・パート1を軽く乗り切るための3つの対策

スピーキング・パート2対策

スピーキング・パート2では、試験官から与えられたトピックについて、1分間の準備時間のあとに1〜2分間のスピーチをすることが求められます。

スピーキング・パート2対策については、以下の記事も参考にしてみてください。
IELTSスピーキング・パート2で話すことに困らないための5つの対策

スピーキング・パート3対策

スピーキング・パート3では、パート2で出題されたトピックに沿って、さらに踏み込んだ議論を試験官とともに行います。パート1に比べて、よりジェネラルな質問となりますので難易度が上がります。

スピーキング・パート3対策については、以下の記事も参考にしてみてください。
IELTSスピーキング・パート3で失速せずむしろスコアを上げる4つの秘策

スピーキングに関する記事を読む

IELTS対策(総合編)

IELTS対策に必要な勉強時間

皆さんがIELTS対策にかけられる期間はどのくらいでしょうか?2〜3年先までにスコアが取れればいいという方と、最終試験まで残り1ヵ月という方では大きく異なります。

多くの方は、働きながらあるいは学校に通いながら勉強を進めていくことになるかと思いますので、勉強時間をいかに確保するかが最も重要なポイントとなります。

その際、自分がどのくらいの時間数をIELTSの勉強に充てられそうかを考えることも重要ですが、自分が目標スコアからどのくらい離れているかから逆算してどのくらいの時間数が必要かを考えることの方が重要です。

スコアから逆算した必要な勉強時間数

一般的には、独学または一般の英語語学学校で勉強をする場合、IELTSのスコアを0.5あげるのに8〜12週間、時間数でいうと160〜240時間かかると言われています

計算を簡略化するため、まずはOverallスコアで考えてみましょう。過去にIELTSの試験を受けたことのある人は、直近のスコア(もしくは直近数回の平均のOverallスコア)と自分が必要なOverallスコアを比較してみてください。

また、IELTSのスコアとして全科目でそのスコアが必要な場合(全科目で7.0が必要、など)は、+100時間くらいを想定しておきましょう。

以下の表は、7.0が必要な人を例にどのくらいの時間数を確保するべきかを示しています。

必要なスコア直近のOAスコア総勉強時間数
Overall 7.0Overall 6.5160〜240時間
全科目7.0Overall 6.5260〜340時間
Overall 7.0Overall 6.0320〜480時間
全科目7.0Overall 6.0420〜580時間
Overall 7.0Overall 5.5480〜720時間
全科目7.0Overall 5.5580〜820時間

このように、IELTS対策には思っているよりも時間がかかります。特に、独学で勉強を進めようと考えておられる方は試行錯誤をしながら進めていくことになりますので、専門の対策講座を受講しながら勉強をするよりも時間がかかることを念頭に入れておきましょう。

あなたは独学派?それともスクール派?

独学で対策をするメリット・デメリット

IELTSを独学で進めるメリットは以下の通りです。

  • 費用があまりかからない

一方、独学にはデメリットもあります。

  • 自分の進めているIELTS対策が非効率的な場合がある
  • 間違えた情報に基づいて対策をしてしまう可能性がある
  • ライティング・スピーキングの対策が遅れがちになる
  • モチベーションを維持しにくい

スクールで対策をするメリット・デメリット

スクール・予備校等でIELTS対策を進めるメリットは以下の通りです。

  • 目指すスコアに合わせて最も効率的な対策をすることができる
  • 間違えた情報に振り回される危険性がなくなる
  • ライティング・スピーキングの対策を早期から行うことができる
  • モチベーションを維持しやすい

一方、スクール・予備校等によるIELTS対策には以下のようなデメリットもあります。

  • 独学に比べて費用がかかる

コンピュータ方式(CDI)IELTSへの対策

2016年より、オーストラリアなど20カ国で導入されたコンピュータの画面上で受験するIELTS(CDI)。日本でも2019年3月より導入され、現在では約60カ国で導入されています。

CDIは、従来の紙ベースとは異なる点がいくつかあります。

現時点ではまだまだ紙ベースの受講者数の方が多いようですが、今後CDIの受講者数の増加とともに、いずれはTOEFL PBTのように廃止の方向に向かうことが予測されます。

コンピュータ方式で受験をする方は、以下の記事を参考に対策をしておきましょう。
【コンピュータで受けるIELTS(CDI)】紙ベースとの違いは?どっちが有利?【練習問題付】

PlusOnePointのIELTS対策で3ヵ月以内に目標を達成した卒業生

最後に、PlusOnePointの対策講座を受講して、3ヵ月以内に目標を達成した卒業生からのコメントをご紹介いたします。彼らのメッセージを信じて、最後まで諦めずに頑張りましょう!

わずか3回の受講で合格(S.O様)
わずか1ヵ月の受講で合格(Y.A様)
わずか2週間の受講で合格(Ichigo様)
わずか4週間の受講で合格(A.N様)

IELTSで目標を達成した人の声を読む

2019年後期のIELTS対策のまとめ

短期間で目標スコアを達成するために確認しておきたい『最新のIELTS対策』をまとめました。限られた時間を有効に使って効率のいい対策をすることが目標スコアを達成できるかどうかに大きく影響します。

  • 目標スコアからの乖離具合から必要な勉強時間を計算する
  • リスニング・リーディングは週のペースを決めて過去問を中心に対策をする
  • ライティングはなるべくIELTS専門スクールで対策しましょう
  • スピーキングも余裕があればIELTS専門スクールで対策しましょう

独学での対策に限界を感じたら、なるべく早めに相談をしてみましょう。