この記事を書いた人
Rui Atsue
プラスワンポイントの創業メンバーであるMika先生とともに、日々IELTS対策記事や動画の制作に力を入れています。最新のトレンドや効果的な学習法を読者にわかりやすく伝えることを心掛け、学生や社会人問わず、多くの受験者に貢献してきました。現在は、ニュースレターの編集をメインに担当し、読者が常に新鮮な情報を得られるよう努めています。受験者一人ひとりの目標に寄り添い、実現に向けてサポートしています。
プラスワンポイントのルイです^^
今回は前回の続きで、リーディングのための語彙強化方法その2、実践ベースの語彙強化方法をお伝えしていきます!
読むことや、情報を得ることが好きな人に向いている学習方法です。
この方法は、「実践ベース」という呼び方そのままではありますが、基本的には実際に問題を解く、英語の文章を読む(聞く)ことで語彙を増やしていくという方法です。
そうはいっても、もちろんそれなりに方法や注意点はあります。ただ読んだり聞いたりしているだけで自然と増えていく語彙もありますが、「語彙強化」のために行うという目的意識をもって工夫をすることで、「自然に」以上の効果が期待できるということです。
単純暗記作業やドリル的練習方法よりも、読むことや、情報を得ること、実際に問題を読んで解決することが好きな人に向いている学習方法と言えます。
また、単語の暗記学習が嫌いな人が「単語力がないから英語ができない」と思い込んで英語を嫌いになったりしないための提案でもあります。単語を先に揃えておかないとIELTSができないわけではないんです。読みながら、解きながら覚えていく方法でも学習を進めることはできるのですね。
この実践ベースの語彙強化方法にはどんな利点欠点があるのか見ていきましょう。
まずは、記憶に残りやすい点です。
コンテクストの中で意味を理解しながら覚えていくため、単語の意味だけでなく、書かれている情報、内容そのものが記憶に残ってくれます。
長期記憶には、エピソード記憶というものがありますが、実践という体験、内容を理解する経験、または内容そのもののエピソード性が記憶と結びつくため、思い出すためのトリガー的要素が多いのですね。
次に、訳語ではなく、単語のイメージを感覚として捉えやすいという点があります。
実践ベースで単語を覚えるということは、こういう状況の時に、この語を使うんだというように、訳語からではなく、その単語が必要となる状況から、意味の理解が導かれます。
英単語は日本語訳がなければ覚えられないわけではありません。むしろ和訳(やそのイメージ)が固定され、より本質的な英単語の意味や感覚的理解を妨げることもあるくらいです。
文脈から、語源や基本イメージを意識して、「なんとなくこんなような意味」として捉えておくと、訳語に頼らず自然な文脈理解ができるようになるのです。
これが訳語に頼らない語彙学習の利点です。
これも、実践から学ぶので当然と言えば当然ですが、試験で使われている語彙・表現に嫌でも慣れていくことになります。
特にIELTSは似たテーマの出題がたくさんあり、その中で使われている必須単語は広い範囲で被ります。毎回毎回出会うことで、状況とともに意味と使われ方を覚えることができるわけです。
また、ほぼ確実に登場する単語、とその言い換えをまとめて覚えることもできます。
IELTSでは科学、実験に関するパッセージはそれこそ毎回のように出題されていますので、問題を解くたびに、それこそ忘れる前にまた出会う、しかも言い換え表現とセットで出会うことになり、必要な語彙を速攻で覚えることができるわけです。
語学学習において辞書を引く習慣はぜひ身につけておきたいものですが、単語帳学習ではどうしても、辞書を引く機会が失われてしまいがちです。これが、実践ベースで語彙学習をしていると、確認のために辞書を引くことになりますので、この習慣をうまく活用できれば素晴らしい効果が得られます。
辞書を開くと、たくさんの情報が書いてあります。
意味をたくさん持つ単語はそれこそ、訳語もたくさんありますし、品詞としての役割も1つだけではないものもあります。
特に英文を理解する上で、品詞の働きを理解していることはとても重要です。実践として使う(読む・書く)場合には様々な単語が必要となりますし、基本のルールとは少し違って見えることもあります。辞書でそれぞれの単語の働きと正しい使い方を、改めて、すでに知っているルールに当てはめながら覚えることができるわけですね。
このように、辞書を引く(読む)効果は絶大なのです。
デメリットもないわけではありません。
ひとつに、「まとめて〇〇単語覚える、ということはできない」ことです。学習方法の性質上当然ですね。ただ、みなさんは〇〇単語覚えることを目標に学習しているわけではありません。あくまでIELTSのスコアを伸ばすことを目指しているので、特に大きな問題にはならないでしょう。
次に、「やり方に注意しないと英語初心者にはかなりしんどい」という点です。これは学習者の性格にもよりますが、調べるものが多いほど時間がかかるので、なかなか次のパッセージに進めない上にかなり疲れます。また、そもそも文章を読むのが嫌いな人にとっては結構な苦行になることでしょう。
ただし、やり方を工夫することによって継続しやすくできます。今の自分にはどんな学習ができるのか?自分で試して選ぶことが大切です。
次回は実際のやり方と、注意点を見ていきましょう。初心者でもやりやすい工夫も紹介する予定です。
今回もここまで読んでくださりありがとうございました!
みなさんのIELTSへの挑戦を応援しています!