地球環境と資源は、Cambridge IELTS 13巻から20巻までの Academic Reading 96パッセージを当校で10テーマに分類したうち、10パッセージを占めます。土壌・海洋プラスチック・森林管理・深海採掘・サンゴ礁・気候変動への適応などが含まれます。
この記事では、その10パッセージの本文に出た160語を、8つの場面に分けて並べました。語は当校のリーディング模擬試験で使っている語彙データから拾ったもので、日本語訳は当校で付けています。あわせて、これらのパッセージには出ていないものの、同じテーマの文章で関連して使われやすい語も各セクションに添えてあります。
語彙項目の数え方について補足します。ocean acidification のように2語以上のまとまりも1件として数えていて、entangled と entanglement のように同じ語源でも語形が違うものは別に数えています。また、そのテーマの文章に出てきた語をすべて入れてあるので、場面の名前そのものを表す語だけが並んでいるわけではありません。
各セクションの語彙リストの下にはマッチングクイズがあります。表を眺めたあとに、そのセクションから5語だけ確認する使い方を想定しています。
リーディング
テーマ別語彙シリーズ:IELTSリーディングに繰り返し出るテーマと語彙の積み上げ方【総論】
目次
土と農地を扱う語
海のプラスチックと、その報じられ方を扱う語
企業の責任と、消費者の選択を扱う語
森をどう手入れするかを表す語
地球のしくみと、学説が受け入れられるまでを扱う語
資源を取り出す側と、失われる側を表す語
サンゴ礁と、そこで起きていることを扱う語
気候変動にどう備えるかを表す語
「同じ場面で一緒に出てきやすい語」をどう扱うか
よくある質問
まとめ
01 土と農地を扱う語
土壌を扱った文章では、土の中で何が起きているかが説明されます。microorganisms と decomposing がその中心で、微生物が有機物を分解することで土が保たれる、という流れです。fertile と uncultivated は、その結果として土がどんな状態にあるかを表します。
人が手を加える側の語も並びます。ammonium nitrate と synthetic fertiliser は化学肥料、indiscriminate はその使い方が選ばずに一律であることを指します。antibiotic-resistant bacteria が出てきたら、農業での薬の使い方が別の問題を生んでいる、という議論に入っています。
測る側の語も押さえておきましょう。satellite imagery と drone surveys は土の状態を把握する手段、benchmark は比較の基準です。dismal は見通しが暗いこと、agitating for は何かを求めて働きかけることを指します。この2語は、現状の評価と、それを変えようとする動きを分ける手がかりになります。
出題済みの語(20語)
英語 意味
endangered 危機に瀕した
degradation 劣化、質が落ちること
microorganisms 微生物
decomposing 分解中の
antibiotic-resistant bacteria 抗生物質耐性菌
fertile 肥沃な
uncultivated 耕作されていない、未耕作の
ammonium nitrate 硝酸アンモニウム(化学肥料の主成分)
synthetic fertiliser 化学(合成)肥料
indiscriminate 無差別な、見境のない
flourished 繁茂した、盛んになった
cocktail (複数のものが)混ざり合ったもの
satellite imagery 衛星画像
drone surveys ドローン調査
carbon neutrality カーボンニュートラル(排出と吸収・除去を差し引いて実質ゼロにすること)
agitating for 〜を強く求めて運動する、訴える
benchmark 基準、比較のための参照点
dismal 暗澹たる、陰鬱な
pathogenic 病原性の
antibiotic-resistant 抗生物質耐性の
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
erosion 浸食(雨や風で土が削られること)
topsoil 表土(作物が育つ地表近くの土)
compaction 土が踏み固められること
crop rotation 輪作(作る作物を年ごとに変えること)
organic matter 有機物
nutrient depletion 養分が失われること
arable land 耕作に適した土地
no-till farming 土を耕さない農法
02 海のプラスチックと、その報じられ方を扱う語
海洋プラスチックを扱った文章は、汚染そのものだけでなく、それがどう伝えられているかを論じます。marine debris と microplastic が対象、entangled、entanglement、ingesting、strandings が生き物に起きることです。
この文章でとくに注意が要るのが、報道の側を扱う語です。perceived risks は人が感じている危険、faulty statistics は誤った統計、misperceptions は誤った認識、conjure up は頭に思い浮かべさせることを指します。実際の被害と、人が思い描く被害は同じとは限らない、という議論の組み立てに使われます。
数字の扱いを表す語も並びます。concentrations は濃度、cutoff point は区切りの値、ecologically relevant は生態系にとって意味のある水準かどうかを指します。ある濃度が測定されたという事実と、それが生き物に影響する水準かどうかは別の話です。validity と interrogating は、その区別を問い直す側の語です。
出題済みの語(19語)
英語 意味
marine debris 海洋ごみ
perceived risks 想定リスク(実際には未確認のリスク)
validity 妥当性、有効性
faulty statistics 不正確な統計
ingesting 摂取する(飲み込む)
microscopic 微小な(顕微鏡でしか見えないほどの)
bothersome 厄介な、問題のある
entangled 絡まった(ゴミに絡み付かれた)
microplastic マイクロプラスチック(5mm未満のプラスチック片)
eroded remnants 侵食された残骸(風化して砕けた残り物)
cutoff point 区切りとなる時点、締め切り
concentrations 濃度(水中のプラスチックの量)
ecologically relevant 生態学的に意味のある(現実の生態系に当てはまる)
cargo 積み荷(船が運ぶ貨物)
conjure up (心に)思い浮かべる、呼び起こす
misperceptions 誤認識、思い違い
strandings 打ち上げ(クジラなどの海洋生物が浜辺に乗り上げること)
entanglement 絡み付き(海洋ごみに動物が絡まること)
interrogating 精査する(文献を批判的に調べること)
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
single-use plastic 使い捨てプラスチック
landfill 埋め立て地
biodegradable 自然に分解される
ocean current 海流
food web 食物網
bioaccumulation 生物の体内に蓄積していくこと
waste management 廃棄物処理
recycling rate 再生利用の割合
03 企業の責任と、消費者の選択を扱う語
企業の環境対応を扱った文章では、誰に対して責任を負っているのかが論点になります。fiduciary responsibility は受託者としての責任、shareholders は株主です。株主への責任と環境への配慮が衝突しうる、という議論の出発点になります。
humanitarian sentiments、explicit moral principles、moralistic は、道義の側から論じる語です。utilitarian はそれと対になって、結果として得られるものの大きさで判断する立場を指します。bone of contention は、その議論で意見が割れている点そのものです。
供給の側を表す語も並びます。sustainably harvested、track records、supply chain、comply、criteria、transparency は、企業が名乗る取り組みが確かめられるかどうかに関わる語です。boycott は消費者の側の手段、plummeted は数量が急に落ちたことを指します。nuanced が出てきたら、単純な善悪では割り切れないという書き方に入っています。
出題済みの語(29語)
英語 意味
unmanaged fishery 管理されていない漁業(規制や漁獲量制限がない)
logging companies 伐採会社(森林を切り出す業者)
corrupt officials 汚職役人・腐敗した官僚
fiduciary responsibility 受託者責任(他者の利益のために資産を管理する法的義務)
shareholders 株主
humanitarian sentiments 人道的な感情・人情
sustainably harvested 持続可能な方法で収穫された
track records 実績・過去の業績
supply chain サプライチェーン・供給網
plummeted 急落した(売上・数値などが急激に下がった)
comply 従う・応じる(規制や要求に)
explicit 明確な・明文化された
moral principles 道徳的原則
empowering 力を与える・主体性を高める
moralistic 道徳論的な・説教じみた
preservation 保全、保存
hectares ヘクタール(面積単位)
deforestation 森林伐採・森林破壊
monoculture 単一栽培(一種類だけを大規模に栽培すること)
dwindling 減少しつつある
biodiversity 生物多様性
boycott ボイコット・不買運動
nuanced 微妙なニュアンスのある・多角的な
utilitarian 功利主義的な(最大多数の最大幸福を重視する)
bone of contention 争いの種・議論の的
yield 収穫量、産出量
sequester carbon 炭素を固定する・吸収して蓄える
transparency 透明性(情報を open にしていること)
criteria 基準(criterion の複数形)
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
certification 認証(基準を満たしていると認めること)
greenwashing 環境に配慮しているように見せかけること
stakeholder 利害関係者
due diligence 取引の前に相手を調べておくこと
traceability どこから来たかを追えること
offsetting 排出量を別の手段で相殺すること
regulation 規制
ethical consumption 倫理に配慮した消費
04 森をどう手入れするかを表す語
森林管理を扱った文章では、林業の専門語がまとまって出ます。stand は木がまとまって生えている一区画、stem は幹、timber は木材です。thinned は間伐すること、high-grading は良い木だけを選んで伐り出すことを指します。
high-grading は、この分野で評価が分かれる語です。目先の利益は大きくても、質の良い木だけが減っていくため、legacy として後々まで影響が残ります。legacy が出てきたら、過去の扱いが今の状態を決めているという説明に入っています。
森の状態を表す語も並びます。sterile は生き物が乏しいこと、vigorous は勢いよく育っていること、resilience は乱れから戻る力です。cavities と retention は、木のうろを残すことで生き物のすみかを保つ、という管理の考え方を表します。epiphytic は他の木に着いて育つこと、keystone species は生態系に大きな影響を持つ種を指します。
出題済みの語(20語)
英語 意味
sterile 不毛な・生命を育まない
epiphytic 着生性の(他の植物を支えとして生育する)
keystone species キーストーン種(生態系を維持するうえで不可欠な種)
timber 木材
stem 幹、茎
legacy 受け継がれてきたもの、過去の扱いが残した影響
high-grading 良い木だけを選んで伐り出すこと
stand 林分(まとまって生えている一区画の樹木)
combustion 燃焼
gasified ガス化された
invasive plants 侵略的植物(外来種など)
foliage 葉群、葉
tailored (特定の目的に)合わせた
pathogens 病原体
vigorous 活力のある、元気な
thinned 間伐された
retention 保持、残存
cavities 空洞(木のうろ)
resilience 回復力
logging 木材の伐採・搬出
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
clear-cutting 皆伐(一区画を全部伐ること)
undergrowth 下草、やぶ
regeneration 更新(伐ったあとに木が育ち直すこと)
old-growth forest 長く伐られずに残った森
silviculture 育林学、森を育てる技術
wildfire 森林火災
sapling 若木
habitat 生息地
05 地球のしくみと、学説が受け入れられるまでを扱う語
大陸移動説を扱った文章は、学説そのものより、それが受け入れられるまでの経緯を論じます。continental drift と plate tectonics は、その説と、のちに確立した理論です。laterally は横方向への動きを指します。
分野の名前がいくつも出てきます。paleontology は古生物学、atmospheric physics は大気物理学、paleoclimatology は古気候学、meteorologists は気象学者です。専門が違う人が同じ問題に関わったことを示す並びなので、誰がどの立場から述べたのかを追う設問になりやすいところです。
sideline は、この文章で読み違えやすい語です。ここでは動詞ではなく名詞で、本業ではない副次的な関心という意味です。今では大陸移動説で知られている人物にとって、その研究はもともと脇の仕事だった、という書き方です。何で有名かと、本人が何を主にしていたかは別だという主張なので、設問になりやすいところです。
受け入れられ方を表す語も並びます。controversial は議論を呼んだこと、retrospectively はあとから振り返ってという書き方、happenstance は偶然の巡り合わせ、guideposts は道しるべになったもの、speculations は推測です。ある説が正しかったと今では分かっていても、当時どう扱われたかは別の話です。この差は Yes・No・Not Given の判断でつまずきやすいところです。
出題済みの語(15語)
英語 意味
continental drift 大陸移動説
laterally 水平方向に、横に
paleontology 古生物学
plate tectonics プレートテクトニクス(地球の地殻変動理論)
descendant of 〜の子孫、〜から派生したもの
intriguing 興味をそそる
atmospheric physics 大気物理学
meteorologists 気象学者
sideline 本業ではない副次的な関心
paleoclimatology 古気候学(過去の気候の研究)
controversial 論争的な
guideposts 道標、手がかり
speculations 思索、推測
retrospectively 振り返って、後から見ると
happenstance 偶然の出来事、偶然の巡り合わせ
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
hypothesis 仮説
fossil record 化石の記録
crust 地殻
seafloor spreading 海洋底が広がっていくこと
paradigm shift ものの見方が根本から変わること
geological era 地質年代
landmass 陸塊、まとまった陸地
magnetic field 磁場
06 資源を取り出す側と、失われる側を表す語
資源開発を扱った文章は、取り出す側の語と失われる側の語が対になって出てきます。extraction、excavate、prospecting ground、untapped が取り出す側、degradation、subsidence、run-off、sediment plumes、devastating が失われる側です。
この分野では、対立する立場が同じ段落に並びます。bioactive、biotechnology、spin-offs、diversify は開発を支持する側の根拠になり、marginalisation、ramifications、regulatory framework は慎重な側の根拠になります。段落の中でこの2組を対比させて読むと、そこで何と何が天秤にかけられているのかがつかめます。
暮らしに関わる語も押さえておきましょう。livelihoods は生計の手段、commodities は取引される品物、emitters は排出する側を指します。buffers と mitigating は、影響を和らげる働きを表す語です。湿地を扱った文章では、湿地が洪水の buffers になるという説明で出てきます。
出題済みの語(27語)
英語 意味
ecosystems 生態系
extraction 採掘、採取
livelihoods 生計、生活手段
mitigating 緩和する(気候変動などを)
buffers 緩衝材、影響を和らげるもの
commodities 一次産品、商品
emitters 排出源(二酸化炭素などの)
subsidence 地盤沈下(泥炭が縮む現象)
run-off 地表流出(雨水や土砂の流れ出し)
devastating 壊滅的な
sustainability 持続可能性
prospecting ground 探索・採取の場
bioactive 生物活性の(生体に影響を与える)
abyss 深淵、奈落(ここでは深海)
diversify 多様化する、分散させる
soaring 急増している
excavate 掘削する
slurry スラリー(岩や固体粒子を含む海水の混合物)
ramifications 波及効果、(悪影響の)影響
regulatory framework 規制の枠組み
marginalisation 疎外、周縁化
indigenous その土地に元からある、在来の
hydrothermal vents 熱水噴出口(海底の地熱で温められた水が噴き出す場所)
sediment plumes 堆積物の噴流(採掘で巻き上げられる海底の粒子)
untapped 未開発の、活用されていない
biotechnology spin-offs バイオテクノロジー研究の副産物・応用
conservationists 自然保護に取り組む人たち
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
ore 鉱石
open-pit mining 露天掘り
tailings 選鉱くず(採掘後に残る廃棄物)
moratorium 一時停止(活動をしばらく止めること)
environmental impact assessment 環境影響評価
rehabilitation 採掘跡地を元に戻すこと
reserves 埋蔵量
licence 採掘などの許可
07 サンゴ礁と、そこで起きていることを扱う語
サンゴ礁を扱った文章では、サンゴが何であるかの説明から始まります。polyps は個々のサンゴ虫、tentacles は触手、invertebrate は背骨を持たない動物です。symbiotic と photosynthesising は、サンゴが体内の藻類と共生し、その藻類が光合成することを指します。
bleaching events は、この文章の中心にある語です。共生していた藻類が抜けてサンゴが白くなる現象を指します。thermal stress がその引き金として説明されるので、この2語はセットで出てきます。
脅威を表す語は、原因ごとに分かれています。ocean acidification は海が酸性に傾くこと、deoxygenation は酸素が減ることです。どちらも水温の上昇とは別の仕組みなので、設問が原因を1つに絞って書いているときは、本文がいくつ挙げているかを確かめてください。hardy と spawn は、暑さに強い個体を選んで増やすという対策の側の語です。
出題済みの語(16語)
英語 意味
minuscule 非常に小さな、極小の
invertebrate 無脊椎動物(脊椎のない生物)
curator 学芸員、collection の管理者
polyps ポリプ(サンゴを構成する小さな生物)
tentacles 触手
symbiotic 共生の(互いに利益を得る関係の)
photosynthesising 光合成している
molluscs 軟体動物(貝・タコ・イカなど)
thermal stress 熱によるストレス(生物が耐えられる温度の幅を超えた状態)
bleaching events 白化現象(水温上昇でサンゴが色を失う現象)
ocean acidification 海洋酸性化
deoxygenation 脱酸素化(海中の酸素が減少すること)
pinpoint (特定の対象を)正確に特定する
hardy (過酷な環境に)強い、耐性のある
spawn (魚・サンゴなどが)産卵する
blighted 荒廃した、病害を受けた
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
coral polyp サンゴのポリプ
algae 藻類
reef restoration サンゴ礁の再生
sea surface temperature 海面水温
marine protected area 海洋保護区
calcification 石灰化(サンゴが骨格を作ること)
larvae 幼生
resilient 元に戻る力のある
08 気候変動にどう備えるかを表す語
適応を扱った文章では、mitigation と adaptation の違いが前提になります。mitigation は排出そのものを減らすこと、適応はすでに起きている変化に合わせて備えることです。exacerbating は事態を悪化させることを指します。
水に関する語がまとまって出ます。breaching は堤防などが破られること、seeping はしみ出ること、floodplains は氾濫原、salinity と saline は塩分に関わる語です。海水が入り込んで土地の塩分が上がる、という流れで並びます。
備える側の手立ても具体的な語で示されます。retrofitting は既存の建物に後から手を加えること、amphibious は水上でも陸上でも機能すること、semi-permeable は水を部分的に通すつくりです。mangroves は、波の勢いを和らげる働きをするものとして出てきます。自然のものを使う手立てと、人が作る構造物の手立てが並ぶので、どちらを述べている段落かを見分けてください。
出題済みの語(14語)
英語 意味
emissions (CO₂などの)排出(量)
breaching 突き破る、越える
seeping にじみ出る、浸透する
mitigation (気候変動などの)緩和
exacerbating さらに悪化させる
mangroves マングローブ(熱帯・亜熱帯の海岸に生える樹木)
sediment 堆積物、たまった土砂
semi-permeable 半透過性の
amphibious 水陸両用の(水上でも陸上でも機能する)
retrofitting 既存の建物を後付けで改造すること
floodplains 氾濫原(洪水時に浸水する平坦な土地)
salinity 塩分濃度
saline 塩分を含む
canopy 林冠(森の樹木の上層部)
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
sea level rise 海面上昇
levee 堤防
storm surge 高潮
drought 干ばつ
resettlement 住民の移転
early warning system 早期警戒システム
green infrastructure 自然のはたらきを活かした社会基盤
vulnerability 被害を受けやすさ
10 よくある質問
環境のテーマは、リーディングでどのくらいの頻度で出ますか
Cambridge IELTS 13巻から20巻の Academic Reading 96パッセージのうち、地球環境と資源を扱ったものは10パッセージでした(2026年8月26日時点、当校の集計)。10テーマの中で5番目に多い分野です。
160語を全部覚える必要がありますか
全部を同じ深さで覚える必要はありません。epiphytic や hydrothermal vents のような専門的な語は意味が分かれば十分です。ただしこのテーマは他の技能とも重なるので、mitigation、emissions、sustainability、biodiversity のように書く側でも使う語は、自分でも使える状態にしておく価値があります。
mitigation と適応(adaptation)はどう違いますか
mitigation は排出そのものを減らして原因を小さくすること、適応はすでに起きている変化に合わせて備えることです。同じ文章に両方が出てくることがあるので、設問がどちらを指しているかを確かめてください。
海洋プラスチックの文章が読みにくいのはなぜですか
汚染そのものと、それがどう伝えられているかという2つの層が同時に進むからです。perceived risks、faulty statistics、misperceptions が出てくる段落は、汚染の話ではなく報じられ方の話をしています。どちらの層の段落なのかを見分けると、Not Given の判定で迷いにくくなります。
thermal stress と bleaching events はセットで覚えたほうがよいですか
そのほうが結びつきます。thermal stress が引き金になって bleaching events が起きる、という順で説明されます。ただし ocean acidification と deoxygenation は別の仕組みなので、設問が原因を1つに絞っているときは、本文がいくつ挙げているかを確かめてください。
「一緒に出てきやすい語」は次の試験に出るということですか
そういう意味ではありません。13巻から20巻までの本文には出ていないものの、同じテーマの文章で、出題済みの語と関連して登場しやすい語を集めてあります。次に出る語を当てたものではありません。
巻別の語彙リストとの使い分けを教えてください
解いた直後に開くなら巻別、苦手なテーマを埋めたいならテーマ別です。巻別は1冊ぶんの語をまとめてあるので、答え合わせの流れでそのまま開けます。テーマ別は8冊ぶんをテーマごとに横断して整理してあるので、特定のテーマだけを集中して見られます。
11 まとめ
地球環境と資源は、リーディングだけでなくライティングやスピーキングとも重なるテーマです。読める状態で止めず、書ける状態まで持っていく価値のある語が多く含まれます。
mitigation(原因を減らす)と適応(変化に備える)を混ぜない
海洋プラスチックの文章は、汚染の層と報じられ方の層が同時に進む
濃度が測られたことと、それが生き物に影響する水準かどうかは別の話
high-grading は目先の利益が大きくても legacy として影響が残る
sideline は名詞で「本業ではない関心」。何で有名かと、本人が何を主にしていたかは別
ある説が正しかったことと、当時どう扱われたかは別の話
資源開発では、取り出す側の語と、失われるものを表す語を対比して読む
thermal stress が引き金、bleaching events が結果。酸性化と酸素の減少は別の仕組み
後半の表はまとめて覚える対象にせず、公式問題集の外で読むときの下準備として眺める