I recommend my friends to visit ... はなぜ不自然?スピーキングで使うrecommendの正しい形
執筆:高橋 響公開日:
おすすめの場所や本について話すとき、recommend は真っ先に出てくる動詞です。ところが日本語の「友達にこの場所を勧める」をそのまま英語にすると、I recommend my friends to visit this place. のような形になりがちで、これは英語としては使われない並びです。recommend は後ろに置ける形が決まっていて、そこさえ押さえれば言いたいことは短く正確に伝わります。この記事では、recommend が取る形を整理し、スピーキングでそのまま使える言い方までまとめます。
I recommend to visit this place in summer.recommend の直後に to不定詞は置けない
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I recommend visiting this place in summer.動作を勧めるときは動名詞
suggest と同じ扱いだと考えると覚えやすくなります。suggest to do も使えず、suggest doing / suggest that ... になるという点で、2つの動詞はふるまいがそろっています。
02「recommend + 人 + to do」は避ける
日本人学習者が最も作りやすいのが、次のような形です。
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I recommend my friends to visit this place.recommend + 人 + to do の並び
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I recommend this place to my friends.場所を勧める、相手は to で示す
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I recommend that my friends visit this place.相手にしてほしい行動を that節で示す
want / ask / tell などは「動詞 + 人 + to do」を取れるので、その感覚で recommend も同じように使ってしまうのが原因です。I want my friends to visit this place. は自然ですが、want をそのまま recommend に置き換えることはできません。
この形について、辞書の扱いには少し幅があります。Oxfordの学習者用辞典には recommend somebody to do something というパターンの記載があり、Passengers are recommended to arrive at the airport early. のような受動態の例が挙げられています。一方でLongmanは、I recommend her to speak to a lawyer. のような言い方はしないと明記しています。書き言葉のかたい文脈で受動態として見かけることはあっても、話し言葉でこの形を選ぶ理由はないということです。スピーキングでは使わない、と決めておくのが安全です。
03相手を入れたいときはtoを使う
「誰に」を言いたいときは、recommend の直後ではなく後ろに to を添えます。give や show のように「動詞 + 人 + 物」の並びにはできません。
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I recommended her a book.人と物を続けて並べる形
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I recommended a book to her.物が先、相手は to で
会話では Can you recommend me a good restaurant? のような言い方を耳にすることもありますが、辞書が標準として示しているのは recommend + 物(+ to + 人)の形です。試験では Can you recommend a good restaurant? のように相手を省くか、to を使って言うほうが安全でしょう。
なお、勧める相手が文脈から明らかなときは、無理に to my friends まで言う必要はありません。it を使って短く言うほうが自然に流れることもあります。
I really recommend it to my friends because they can see beautiful old temples there in autumn.
I would really recommend it to my friends if they want to see traditional Japanese gardens.
04that節の動詞は原形にする
recommend that ... の形を使うときは、that節の中の動詞の形に注意が必要です。主語が三人称単数でも、動詞は原形のままにするのがフォーマルな英語の標準です。
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I recommend that my friend visit this place in summer.visits ではなく原形の visit
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I recommended that they should get travel insurance.should を入れる形も使われる
日常的な話し言葉では I recommend that she speaks to a lawyer. のように三単現の s をつける言い方も使われます。つまり原形でも三単現でも通じますが、原形にしておけばフォーマルな場面でも問題にならないため、原形で覚えておくとよいでしょう。
この形はスピーキングのパート3のように、一般論や提言を述べる場面と相性がよい形です。I would recommend that schools spend more time on practical skills. のように、主語を人以外にしても使えます。
recommend は直後に to不定詞を取らない動詞だからです。行動を勧めるときは I recommend visiting this place. のように動名詞を使います。suggest も同じで、suggest to visit とは言わず suggest visiting になります。
辞書に recommend somebody to do something が載っていますが、使ってもよいのでしょうか。
Oxfordの学習者用辞典にはこのパターンの記載があり、Passengers are recommended to arrive at the airport early. のような受動態の例が示されています。ただしLongmanは I recommend her to speak to a lawyer. のような言い方をしないよう明記しており、扱いが分かれています。スピーキングでは、recommend + 物 + to + 人 か recommend that ... を使えば言いたいことは表せるので、この形は避けておくとよいでしょう。
that節の動詞は原形と三単現のどちらが正しいですか。
どちらも使われますが、フォーマルな英語の標準は原形です。I recommend that she speak to a lawyer. のように原形にしておけば、話し言葉でも書き言葉でも問題になりません。イギリス英語では I recommended that they should get travel insurance. のように should を入れる形もよく使われます。
Can you recommend me a good restaurant? は間違いですか。
会話では実際に使われますが、辞書が標準として示すのは recommend + 物(+ to + 人)の形で、I recommended her a book. のような並びは避けるよう記載されています。試験では Can you recommend a good restaurant? のように相手を省くか、to を使う形にしておくと安全です。
recommend と suggest はどう使い分ければよいですか。
後ろに置ける形はほぼ同じですが、recommend は「よいものとして人に勧める」、suggest は「案として出す」という気持ちの違いがあります。おすすめの場所や本の話では recommend、話し合いの場で案を出す場面では suggest が使いやすくなります。どちらも「人 + to do」の形は取りません。
recommend を強めたいときはどう言えばよいですか。
highly recommend、strongly recommend、definitely recommend がよく使われます。would と組み合わせて I would definitely recommend ... とすると、押しつけがましさが和らぎ、スピーキングでは使いやすい形になります。