ミッドサマーセール 全プラン対象 授業料15% OFF
8月31日(月)23:59まで
--
:
--時間
:
--
:
--
クーポンコード MIDSUM15
料金・プラン プライベート(1対1) ライティング対策 スピーキング対策 高校生のIELTS対策 働きながらのIELTS対策 オンラインでの進め方 講師 合格者の声 IELTS対策記事 リスニング リーディング ライティング タスク1 ライティング タスク2 スピーキング 総合対策 無料ツール

スコア計算ツール

バンドスコア計算 スコア換算 正答数とスコア 採点基準表 スピーキングスコア計算 ライティングスコア計算

練習・出題ツール

スピーキング Part2 トピック練習 ライティング タスク2 出題テーマ 語数カウンター スペリング練習 無料IELTS学習相談 お問い合わせ ログイン
スピーキング

トピック別表現シリーズ:スピーキングの表現を基本・中級・上級の3段階で学ぼう【総論】

執筆:高橋 響 公開日:

「駅から近いところに住んでいます」と言いたいだけでも、英語にはいくつもの言い方があります。I live near the station. でも通じますし、I live within walking distance of the station. とも言えます。I'm just a stone's throw from the station. まで来ると、かなり口語的な響きになります。

伝えている中身はほとんど変わりません。違うのは、どの表現を選んだかです。このシリーズでは、IELTSスピーキングでよく聞かれる10のテーマについて、同じ内容を基本・中級・上級の3段階で言い換えられるように表現を整理していきます。シリーズの入口となるこの記事では、その3段階をどのように分けているのか、上級の表現をどう使えばよいのかを説明します。

01同じ内容でも、使う表現でスコアが変わるのはなぜか

スピーキングの語彙力は、Lexical Resource という項目で評価されます。IELTS公式サイトが現在公開しているスピーキングの Band Descriptors には、この項目についてバンドごとに次のように書かれています(2026年8月27日時点)。

Lexical Resource

Band 6 Resource sufficient to discuss topics at length. Vocabulary use may be inappropriate but meaning is clear.

Lexical Resource

Band 7 Resource flexibly used to discuss a variety of topics. Some ability to use less common and idiomatic items and an awareness of style and collocation is evident though inappropriacies occur.

Lexical Resource

Band 8 Wide resource, readily and flexibly used to discuss all topics and convey precise meaning. Skilful use of less common and idiomatic items despite occasional inaccuracies in word choice and collocation.

3つを比べると、バンドが上がるにつれて何が求められるのかが見えてきます。Band 6 で求められているのは、話題について詳しく話せるだけの語彙があり、多少ふさわしくない語が混ざっても意味が伝わることです。Band 7 になると flexibly(柔軟に)と awareness of style and collocation(文体とコロケーションへの意識)が加わります。Band 8 では less common and idiomatic items を skilful に使えることが挙がります。

どのバンドにも、「難しい単語を知っているか」という書き方は出てきません。問われているのは、持っている語彙を場面に合わせて使い分けられるかどうかです。単語帳を1冊増やしても Lexical Resource のスコアが上がるとは限らないのは、増えるのが知っている語の数であって、それを使い分ける力とは別だからです。

同じ内容を、別の表現で言えるようにする

そこで、このシリーズでは「新しい単語を増やす」ことだけを目的にはしません。ひとつの内容を3通りの言い方でストックしていきます。たとえば「家から駅まで歩いて10分」という同じ内容が、次のように並びます。

My house is near the station. It takes about ten minutes on foot.

My place is within walking distance of the station, about ten minutes.

I'm just a stone's throw from the station, so I hardly ever use the bus.

3つとも同じ事実を述べています。違うのは語の難しさではなく、どこまで柔軟に言い換えられているかです。この柔軟さこそ Band 7 に挙がっている flexibly で、語を1つ覚えるより直接この観点に関わります。

02基本・中級・上級は何で分けているのか

この3段階は、上に引いた Band Descriptors の記述に対応させています。ただし、IELTSが語彙を3段階に分類しているわけではありません。学習しやすいようにプラスワンポイントで整理したものです。

段階対応する記述そこに入るもの使うときの判断
基本 Band 6 meaning is clear 誰でも知っている語だが、前置詞・冠詞・時制まで含めて正しく言える形 迷ったら必ずここに戻れるようにしておく
中級 Band 7 awareness of style and collocation 語そのものは平易でも、組み合わせが自然なもの。言い換えの候補 ここを厚くすると答えが伸びる。多くの受験者にとって効果的な対策になる
上級 Band 8 less common and idiomatic items 使う場面が限られる比喩的な言い方、口語のイディオム まずは1つの回答に1つ程度を目安にする。合う場面が来なければ使わない

どこから手をつけるか

スピーキングのスコアが5.5から6.0のあたりで止まっている場合、上級の表現を集めても答えは伸びにくくなります。Band 6 の記述にある meaning is clear が安定していない状態で less common な語を混ぜると、意味の通りにくい箇所が増えるためです。この段階では基本を正確に言い切れる形にしてから、中級を足していくほうが確実です。

スピーキングが6.5から7.0のあたりで止まっている場合は、中級の表現をどれだけ持っているかで差が出ます。Band 7 で挙がっているのは珍しい語ではなく、柔軟さとコロケーションへの意識です。「便利」を convenient としか言えない状態から、well connected、within walking distance of、handy for のように場面で選べる状態になると、この観点に直接届きます。

上級に手を伸ばす価値があるのは、中級の表現がすでにそろっている場合です。各回で上級の表現も出しますが、そこだけを抜き出して覚える使い方はおすすめしません。

03上級の表現が、かえって不自然に聞こえるのはどんなときか

覚えたイディオムを本番で使ってみたところ、試験官の反応が薄かった。そう感じた経験があるかもしれません。実際に起きているのは、表現そのものの問題ではなく、置かれた場所が合っていないという状態です。よく見かける形を3つ挙げます。

中身のない文にイディオムだけが乗っている

My hometown? Well, it's second to none.何がどう優れているのかが続かない

My hometown is quite small, but when it comes to seafood, it's second to none.何について言っているかが直前にある

イディオムは内容を要約する働きをするので、要約される中身が先にないと宙に浮きます。とくに答えの1文目からイディオムを使うと、この状態になりやすくなります。

場面に対して、くだけすぎ・改まりすぎになっている

Part 3 Housing prices have gone through the roof, you know.Part 3 の議論では、文脈によってはやや口語的に聞こえる

Part 3 Housing prices have risen sharply, particularly in major cities.社会の話をする場面に合う

Part 1 と Part 3 では話す内容の性質が変わります。Part 1 は自分の身の回りのことなので口語的な言い方が合いますが、Part 3 で社会全体を論じているときに同じ調子で話すと、内容と語調がちぐはぐになりかねません。場面に応じて語を選べることも、Band 7 に出てくる awareness of style の一部と考えられます。

同じイディオムを何度も出す

気に入った表現を Part 1 と Part 2 と Part 3 で繰り返すと、準備してきた一言を差し込んでいるように聞こえます。Band 8 の記述は Wide resource(幅広い語彙資源)から始まっているので、同じイディオムを繰り返すより、場面に応じて別の表現を選べるほうが語彙の幅は伝わります。同じ表現は試験を通して1回までと自分で決めておくと、この形は避けられます。回数についてIELTSの規定はありません。

上級の表現を避ける必要はない

ここまで3つ挙げましたが、だからといって上級の表現を避けたほうが得だとは考えないでおきましょう。大切なのは、難しい表現を無理に入れることではなく、自分が意味と使い方を分かっている表現を、合う場面で使うことです。Band 7 の記述には less common and idiomatic items について though inappropriacies occur とあり、多少の不適切な使い方が起こることを想定したうえで、こうした表現を使う力も評価の対象になっています。各回で上級の表現を出すときは、合う場面と合わない場面をあわせて書いていきます。

04このシリーズで扱うトピック

取り上げるトピックは、プラスワンポイントが提供している39週分のスピーキング模擬試験から選んでいます。2026年8月27日時点で、Part 1 のトピックが延べ117、Part 2 のキューカードが39枚、Part 3 の質問が1053問入っています。

ただし、このシリーズではどのトピックが何回出たかという集計はしません。IELTSのスピーキングでは、出題されるトピックが一定期間ごとにまとまって入れ替わりますし、収録数もそのたびに増えていきます。ここから出題率を出しても、次に受ける試験の予測には使えません。ここでは出題率を予測するためではなく、形を変えて繰り返し出てくるテーマを整理するために、トピックを10のグループにまとめています。

テーマ束ねているトピック
第1回住まいと街accommodation/where you live/hometown/buildings/neighbours/parks/scenery
第2回人づきあいfriends/chatting/spending time with older people/sharing things/borrowing and lending
第3回時間の使い方daily routine/weekends/days off/taking a break/evenings/spare time
第4回メディアと広告advertisements/social media/television/websites/cinemas
第5回身の回りのものwatches/keys/shoes/mirrors/headphones/clothing/gifts
第6回学びと仕事work or studies/dream jobs/teachers/doing something well/typing
第7回food/cooking/desserts/restaurants
第8回記憶と子ども時代childhood activities/memory/birthdays/names/life stages
第9回自然と科学plants/pets and animals/science/outer space/walking
第10回感情と場laughter/jokes/being alone/quiet places/crowded places/dreams

なぜ watches と mirrors のように、別々のトピックをひとつにまとめるのでしょうか。Part 1 で watches について聞かれた人が、次の試験で mirrors について聞かれることがあります。トピック名は別ですが、答えるときに必要になる表現は「身の回りのものをどう説明するか」で共通しています。トピック単位で暗記すると、名前が変わっただけで使えなくなります。

もうひとつの理由は、Part 3 とのつながりです。Part 1 で身近な話として出たテーマは、Part 3 で社会の話として戻ってくることがよくあります。住まいの話であれば、Part 1 の「どんな家に住んでいますか」が、Part 3 では住宅価格や都市化の話になります。テーマでまとめておくと、身近な話と社会の話を一度に準備できます。

05覚えた表現を試験で出せるようにするには

表現を読んだ直後は使えるつもりになりますが、試験で出てくるかどうかは別です。読んで終わりにしないための手順です。

手順すること確かめること
1その回の表を見て、自分がいまどこまで言えるかに印をつける基本の欄に、言えないものが残っていないか
2同じ内容を、基本と中級の2通りで声に出して言う中級のほうで詰まらずに言い切れるか
3その回の質問例に、実際に30秒ほど答えて録音する準備した表現が答えの中に出てきたか
4出てこなかった表現を1つか2つだけ選び、翌日にもう一度同じ質問に答える2回目で自然に出てくるか

手順3の録音を飛ばすと、覚えたつもりのまま試験日を迎えることになります。声に出したときに出てこなかった表現は、まだ自分の語彙に入っていない段階です。翌日にもう一度同じ質問で試してみるとよいでしょう。

自分で答えを作ったあと、他にどんな言い方があるかを確かめたいときは、アプリのトピック検索が使えます。トピックを入力すると、その話題で使えるサンプル例文とフレーズが表示されます。

IELTS学習アプリ トピック検索 気になるトピックを入力すると、AIがサンプル例文とフレーズを表示します

録音したあとに何を振り返ればよいかは、別の記事で詳しく解説しています。新しい表現を覚える前に、まず自分の話し方を振り返っておきましょう。

スピーキング スピーキングの自己練習では何を振り返るべきか:短期対策なら表現のインプットより優先したいこと

06シリーズの記事一覧

公開ずみの回から順に並べます。第2回以降は準備ができしだい追加します。

  • 第1回 住まいと街 accommodation/where you live/hometown/buildings/neighbours/parks/scenery
  • 第2回 人づきあい(準備中)
  • 第3回 時間の使い方(準備中)
  • 第4回 メディアと広告(準備中)
  • 第5回 身の回りのもの(準備中)
スピーキング トピック別表現シリーズ:住まいと街について話す表現を3段階で学ぼう【第1回】

どのトピックが出るかという話そのものは、パート別のまとめ記事に集めてあります。

スピーキング IELTSスピーキングPart1・2・3トピック総まとめ:全体像を見渡すためのハブ記事

07よくある質問

基本・中級・上級という3段階は、IELTSが決めているものですか。

いいえ。IELTS公式のスピーキング Band Descriptors にある Lexical Resource の記述に対応させて、プラスワンポイントで整理した区分です。公式に3段階の分類があるわけではないので、学習の順序を決めるための目安として使ってください。対応のさせ方は02の表に書いています。

イディオムを使うと評価が下がると聞いたことがありますが、本当ですか。

イディオムを使っただけで評価が下がるわけではありません。ただし、意味や使い方が合っていなければ、Lexical Resource の評価に影響することはあります。Band 7 の記述には、珍しい語やイディオムを使う力がある程度見られることに加えて though inappropriacies occur と書かれており、多少の不適切な使い方が起こることを想定したうえでこのバンドとされています。自分が意味と使い方を分かっている表現を、合う場面で使うのがよいでしょう。

スコアが5.5です。上級の表現から覚えてもよいですか。

基本の表現を先に固めるほうが確実です。Band 6 の記述にある meaning is clear が安定していない状態で珍しい語を混ぜると、意味の通りにくい箇所が増えます。基本を正確に言い切れるようにしてから中級を足していく順番をおすすめします。

1回の試験でイディオムはいくつまで使ってよいですか。

IELTSがイディオムの使用数に上限を定めているわけではありません。学習の段階では、1つの回答に1つ程度を目安にすると、無理に表現を詰め込まずに内容とのバランスを取りやすくなります。また、同じイディオムを Part 1・Part 2・Part 3 で繰り返すより、場面に応じて別の表現を選べるほうが、語彙の幅を示しやすくなります。

トピックはどうやって選んでいますか。出題率の高い順ですか。

出題率では選んでいません。プラスワンポイントが提供している39週分のスピーキング模擬試験から、形を変えて繰り返し出てくるテーマを10のグループにまとめています。IELTSのスピーキングでは出題されるトピックが一定期間ごとにまとまって入れ替わり、収録数もそのたびに増えていくため、ここから出題率を出しても次の試験の予測には使えません。

Part 1 と Part 3 で、同じ表現を使ってもよいですか。

場面が変わるので、そのまま持ち込むと語調がずれることがあります。Part 1 は身の回りの話なので口語的な言い方が合いますが、Part 3 で社会全体を論じているときに同じ調子で話すと、内容と語調が合いません。各回では、身近な話と社会の話を分けて表現を並べています。

覚えた表現が試験で出てきません。どうすればよいですか。

読むだけで終えず、その回の質問例に30秒ほど答えて録音してみるとよいでしょう。録音の中に出てこなかった表現は、まだ自分の語彙に入っていない段階です。出てこなかったものを1つか2つだけ選び、翌日に同じ質問でもう一度試すと定着します。

08まとめ

スピーキングの Lexical Resource が見ているのは、難しい語を知っているかどうかではなく、持っている語彙を場面に合わせて使い分けられるかどうかです。このシリーズが目指すのは、ひとつの内容を基本・中級・上級の3通りで言える状態です。

  • Band 6 では、意味が明確に伝わるだけの語彙力が求められます
  • Band 7 では、語彙を柔軟に使い、コロケーションや文体を意識できることが求められます
  • Band 8 では、幅広い語彙を使って、より正確な意味を伝えられることが求められます
  • スピーキングが5.5から6.0あたりで止まっているなら、まず基本の表現を正確に使えるようにします
  • 6.5から7.0あたりなら、中級の表現を増やして言い換えの幅を広げると効果的です
  • 上級の表現は、意味と使い方を分かったうえで、合う場面だけで使います
  • 覚えた表現は、実際に声に出して使えるかどうかを録音で確かめます

次回は住まいと街を扱います。Part 1 の「どんな家に住んでいますか」から Part 3 の住宅価格や都市化まで、同じテーマが3つのパートを通してどう形を変えるかを見ていきます。

ミッドサマーセール 全プラン対象 授業料15% OFF
8月31日(月)23:59まで
--
:
--時間
:
--
:
--
クーポンコード MIDSUM15
無料IELTS学習相談

IELTSスコアのお悩みを、経験豊富なカウンセラーが無料でアドバイスします。

無料相談を予約する
Hibiki Takahashi

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象にIELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

ミッドサマーセール 全プラン対象 授業料15% OFF
8月31日(月)23:59まで
--
:
--時間
:
--
:
--
クーポンコード MIDSUM15

まずは無料相談で悩みをお聞かせください

IELTS講師が、現在の状況と目標に合わせて、学習プランをご提案します。

無料相談を予約する