同じ質問への切り出しがいつもWell, I think...で始まっていたり、言い換えるたびにI mean...ばかりになっていたりすると、応答の幅が狭く聞こえやすくなります。ここでは、考える時間を作る、話の方向性を示す、言い換える、聞き手との共有感覚を作るという4つの機能に分けて、使える表現を紹介します。いずれもPart1・Part2・Part3のどこでも使える表現ですが、特に即興で答えるPart3では出番が多くなります。
ただし、こうした表現を増やすこと自体がFluency and Coherenceのスコアアップに直結するわけではありません。フィラーやつなぎ言葉は、あくまで自分の考えを整理しながら話すための補助的な道具です。
That's a good question, actually. Let me think about that for a second... I'd say traffic congestion is probably the biggest issue.
That's a tough one.はカジュアルな響きがあるため、友人同士の会話に近いトーンで話したいときに向いています。よりフォーマルな響きにしたい場合は、That's a good question, actually.やGive me a moment to think.のほうが使いやすい表現です。
Q. Do you think online shopping is better than shopping in stores?
I think it depends on what you're buying. For everyday items, online shopping is more convenient, but for clothes, I'd probably say shopping in stores is still better.
From my point of view...とThe way I see it...はほぼ同じ機能ですが、同じ発話の中で両方使うと重複が目立つため、1回の応答ではどちらか一方にとどめるほうが自然に聞こえます。
Q. How has technology changed the way people communicate?
People rely on text messages more than phone calls now. What I mean by that is, conversations have become shorter but more frequent throughout the day.
Or rather...は、直前に言った一語だけを軽く訂正するときの表現なので、文全体を言い直すWhat I'm trying to say is...とは役割が違います。訂正したい範囲の大きさで使い分けられます。
Q. What do you usually do to relax after a busy day?
I just like to switch off completely, you know what I mean? No phone, no work, just quiet time at home.
If that makes sense.やIf you know what I mean.は、説明の締めくくりとして文末に添える使い方が中心です。この機能の表現は、他の3つの機能に比べて口癖として目立ちやすいため、使いすぎないことがとくに重要です。毎回の応答の最後に同じ一言を付け加えるような使い方は避け、必要な場面で自然に使う程度にとどめておきましょう。
Well, I'd say...とI think it depends on...はどちらを使えばいいですか。
質問の性質で選べます。個人的な意見として切り出したいときはWell, I'd say...、状況によって答えが変わる質問にはI think it depends on...が合います。どちらも即答を避けて意見の性質を示す働きを持つため、質問文を読んでからどちらが合うか判断するとよいでしょう。
In other wordsとTo put it another wayの違いは何ですか。
この記事で紹介したIn other words...とTo put it another way...は、どちらも同じ内容を別の言い方でまとめ直す機能を持ち、ほぼ言い換え可能な表現です。文全体を言い直すWhat I'm trying to say is...とは役割が異なるため、そちらとは混同しないように区別しておきましょう。
You know what I mean?を多用すると印象は悪くなりますか。
多用すると、話す内容よりも口癖のほうが目立ってしまう可能性があります。特に、毎回の応答の最後にYou know what I mean?を付け加えるような使い方は避け、必要な場面で自然に使える程度にとどめておくのがおすすめです。