この整理は覚えやすく、書くときの手がかりにもなります。ただし、辞書の記述と突き合わせると、そのまま絶対の基準にはできません。Cambridge は furthermore にも more importantly を載せていますし、Oxford の moreover の語義は adds to or supports、つまり「足すか、支える」で、重要度には触れていません。
Option two additionally offers an early repayment option after three years. 選択肢2では、3年後の早期返済という選択肢が追加で用意されている。
You can leave your pension in the fund, and additionally contribute to a personal pension. 年金を基金に残したまま、加えて個人年金にも拠出できる。
Their equipment and any training camps they have to attend are paid for additionally. 用具と参加が必要な合宿の費用は、別途支払われる。
3文とも、additionally は前の文を受けているのではなく、offers、contribute、are paid for という動詞にかかっています。「追加で提供する」「加えて拠出する」「別途支払われる」という意味です。moreover と furthermore については、両辞書ともこの位置の用例を載せていません。
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Some universities additionally charge a registration fee.「追加で登録料を課す」という意味
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Some universities moreover charge a registration fee.カンマではさめば文全体にかかる副詞として読めるが、「追加で課す」の意味にはならない
なぜ additionally だけなのか
語の作りを見ると理由が見えてきます。additionally は形容詞 additional に -ly が付いた副詞で、「追加の」という意味をそのまま動詞に持ち込めます。一方、moreover は more と over、furthermore は further と more が合わさった語で、辞書に載っている用例はいずれも文と文の関係を示す形です。
furthermore については、Cambridge の用例は I don't know what happened to Roberto, and furthermore, I don't care. のように、and のあとから新しい節を始める形です。additionally も Additionally, we request a deposit of $200 in advance. のように文頭が中心になります。
表の中で紛らわしいのは、additionally と in addition です。意味は近いのですが、in addition は2語からなる副詞句で、文頭に置くか、to を付けて名詞句を続けるかのどちらかになります。additionally のように、動詞に「追加で」という意味を直接足す使い方には向きません。additionally は1語の副詞なので、動詞の前に入れられます。
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In addition to tuition fees, students must pay for accommodation.to のうしろは名詞句
✗
In addition tuition fees, students must pay for accommodation.to が抜けている
besides と what is more は、意味の上で誤りというわけではありません。ただ、besides は話し言葉でよく使われる語調ですし、what is more も、IELTSの答案では中立的な in addition のほうが選びやすくなります。訳語ではなく語調で選ぶという考え方は、他のつなぎ表現にも当てはまります。
文頭に置く使い方であれば、ほぼ同じです。違うのは、additionally には節の中に入って動詞にかかる使い方があることです。Option two additionally offers an early repayment option. のように、「追加で提供する」という意味を動詞に足せます。moreover と furthermore については、CambridgeにもOxfordにもこの位置の用例がありません。
文頭に置く使い方では、どちらを使っても自然です。形が違うのは、in addition が2語の副詞句で、to を付けて名詞句を続ける形が取れる点と、動詞に「追加で」の意味を直接足す使い方には向かない点です。2つの要素を1文にまとめたいときは In addition to ...、動詞に「追加で」の意味を足したいときは additionally を選びます。
besides や what is more はエッセイで使わないほうがよいですか。
誤りではありません。besides は話し言葉寄りの語調なので、アカデミックな文章では in addition に替えておくと全体の調子がそろいます。what is more も、答案では中立的な in addition のほうが選びやすいでしょう。文頭の Also, はエッセイでも使えますが、毎回文頭に置くより、be動詞のあとか一般動詞の前という文中の位置にも also を入れると、表現の幅が出ます。
1つの段落で追加の語を何回まで使ってよいですか。
IELTSが回数を定めているわけではありません。ただし、ライティング・タスク2の Band Descriptors では、Coherence and Cohesion の記述に cohesive devices の使いすぎへの言及があります。目安としては、1つのボディ段落で1回程度にとどめておくと、段落全体の調子が落ち着きます。