日本英語検定協会が実施するIELTSの受験料が、2026年9月1日の申込分から改定されます。IELTS on Computer は27,500円から29,700円へ、IELTS for UKVI は31,900円から34,430円へ。いずれも税込です。
基準になるのは、試験日ではなく申込日です。8月31日までに申し込んでいれば、受験するのが9月以降でも改定前の金額になります。改定後の金額の一覧、自分がどちらの金額になるかの見分け方、One Skill Retake を考えている場合の日程の逆算まで、順にまとめます。
目次
2026年9月1日からのIELTS受験料
基準は試験日ではなく、申し込んだ日
いま申し込むか、待つか
One Skill Retake を考えている場合の逆算
申込先による違い
よくある質問
まとめ
01 2026年9月1日からのIELTS受験料
日本英語検定協会は2026年7月31日に、英検IELTS公式テストセンターの受験料を改定すると告知しました。適用は2026年9月1日以降の申込分からです。
区分 2026年8月31日までの申込 2026年9月1日以降の申込
IELTS on Computer(Academic・General Training) 27,500円 29,700円
IELTS for UKVI 31,900円 34,430円
One Skill Retake(IELTS on Computer) 18,000円 19,250円
One Skill Retake(IELTS for UKVI) 18,500円 21,670円
IELTS Life Skills 20,900円 25,300円
表の金額はすべて税込です。IELTS on Computer は告知の中で1つの区分にまとめられていて、アカデミックとジェネラル・トレーニングで金額は分かれていません。
同じ日に変わるもの、変わらないもの
同じ告知の中で、申込変更手数料とキャンセル手数料も2026年9月1日から改定されると案内されています。改定後の金額と適用の条件は、別の告知にまとめられています。
再採点(EOR・Enquiry on Results)の費用は、今回の告知に含まれていません。2026年8月時点では、英検協会・JSAFとも15,000円(技能数にかかわらず一律)でした。再採点の仕組みと申請期限は次の記事にまとめてあります。
IELTS総合対策
IELTS再採点(リマーク)の仕組みと申請方法:EORとOne Skill Retakeの違い
団体で申し込む場合の受験料については、告知では個別の案内になっていて、団体責任者を通じてIELTS事務局に問い合わせる形が示されています。
02 基準は試験日ではなく、申し込んだ日
今回の改定でいちばん間違えやすいのがここです。告知には「試験日ではなく、申込日に応じて価格が変更となります」と書かれています。つまり、いつ受けるかではなく、いつ申し込むかで金額が決まります。
申込日 受験する日 適用される金額
2026年8月31日まで 2026年8月中 改定前(IELTS on Computer なら27,500円)
2026年8月31日まで 2026年9月以降 改定前(IELTS on Computer なら27,500円)
2026年9月1日以降 2026年9月以降 改定後(IELTS on Computer なら29,700円)
2行目が読み違えやすいところです。9月に受験するから新しい金額になる、と考えてしまいがちですが、8月31日までに申し込みを済ませていれば、受験が10月でも11月でも改定前の金額です。
逆に、9月1日以降に申し込みが完了した分には、改定後の金額が適用されます。試験日が改定日のどちら側にあるかは、金額の判断に関わりません。
2026年9月1日を過ぎてから読んでいる場合
改定日を過ぎたあとに新しく申し込む分は、すべて改定後の金額です。上の表の1行目と2行目に当たるのは、8月31日までに申し込みを済ませていた分だけです。すでに申し込んである受験について、あとから差額を求められることは告知に書かれていません。
03 いま申し込むか、待つか
受験する日をすでに決めているなら、8月31日までに申し込むほうが金額は低くなります。IELTS on Computer で2,200円、IELTS for UKVI で2,530円の差です。逆に、受験日をまだ決めていないなら、この差だけを理由に急いで申し込む必要はありません。
金額の差だけで前倒しに決めないほうがよい点が2つあります。
日程を変える可能性があるとき
申し込みのときには受験日も選びます。あとで日程を変えたり取り消したりする場合、申込変更手数料やキャンセル手数料の対象になります。この手数料も2026年9月1日から改定されるので、受験日が動く可能性があるなら、受験料の差と、日程を動かしたときにかかるものを並べて考えることになります。
受験の回数をまだ決めていないとき
改定前の金額が使えるのは、8月31日までに申し込んだ受験分です。受ける予定が決まっていない分まで先に申し込む必要はありません。
受験する日をまだ決めていない場合は、先に次の3つを確かめると、申し込みの日付を決められます。
提出期限: 出願先や勤務先にスコアを出す期限。ここがいちばん外側の締め切りになる
結果が出るまでの日数: コンピューター版はおおむね1〜5日で結果が出る。提出期限から逆算して、受験日の最終ラインを決める
空席の状況: 希望する会場と日程に空きがあるか。埋まっていれば、受験日そのものが動く
この3つが決まれば受験日が決まり、受験日が決まれば申込日も決められます。金額の差だけで先に申し込むより、この順で決めるほうが後戻りが少なくなります。
申し込みの手順そのもの、申込先ごとの支払い方法や会場の選び方は、次の記事で解説しています。
IELTS総合対策
IELTS申込方法・受験料・会場の選び方:英検協会とIDPどちらで申し込むか
04 One Skill Retake を考えている場合の逆算
One Skill Retake(OSR)も今回の改定に含まれています。IELTS on Computer 版が18,000円から19,250円へ、IELTS for UKVI 版が18,500円から21,670円へ変わります。UKVI版は差が3,170円と大きくなっています。
OSRには、受験料とは別に期限があります。IELTS公式は、元の試験の受験日から60日以内にOne Skill Retakeを受験することを条件としています。申し込みだけを60日以内に済ませればよい、という意味ではありません。
受験料の改定日と、この60日の期限。2つの日付が同じ時期に重なるため、次の順で日付を並べておくと判断できます。
手順 確かめること 期限との関係
1 元の試験の受験日 ここから60日を数える
2 元の試験の結果が出る日 結果を確認してから申し込む場合、60日の期限までに受験まで終えられるかを見る
3 OSRを申し込む日 8月31日までの申込なら18,000円、9月1日以降の申込なら19,250円
4 OSRを受験する日 元の試験の受験日から60日以内に収める
5 OSRの結果が出る日 出願先の提出期限に間に合うかを確かめる
費用の面では、改定後もOSRのほうが4技能を受け直すより低く収まります。IELTS on Computer を受け直すと29,700円、OSRなら19,250円です(いずれも2026年9月1日以降の申込)。ただしOSRを使えるのは60日の期限に間に合う場合に限られるので、費用だけで決められるものではありません。
One Skill Retake のスコアを出願に使えるかどうかは、提出先によって異なります。IELTS公式も、申し込む前に提出先へ確認することをすすめています。60日の条件はIELTS公式のルール、受験料の改定は日本英語検定協会の告知、スコアを受け入れるかどうかは提出先と、決めているところがそれぞれ違います。
制度そのものと、スコアが下がった場合の扱いは次の記事にあります。
IELTS総合対策
IELTS One Skill Retake(1技能のみの再受験)とは?対象者と申込方法:スコアが下がった場合の扱いも解説
結果が出るまでの日数は、上の表の2と5で使います。
IELTS総合対策
IELTS結果発表までの日数とスコアの見方:納得できないときの対応まで
再採点、OSR、4技能の受け直しのどれを選ぶかで迷っている場合は、次の記事で3つを並べて比べています。
IELTS総合対策
出願要件に1技能だけ届かない:再採点・One Skill Retake・受け直しのどれを選ぶか
05 申込先による違い
日本国内でIELTSを申し込む先は2系統あります。英検協会(ブリティッシュ・カウンシルと共同運営)と、JSAF(IDPの提携先)です。
今回の改定を告知したのは英検協会です。JSAFで申し込む場合の金額は、この告知の対象ではありません。当校が2026年8月27日に確認した時点では、JSAFのOne Skill Retakeは18,000円のままでした。JSAFの標準受験料が英検協会と同じ内容で改定されるかどうかは、この時点では確認できていません。
受験料は申込先によって別に設定されています。JSAFで申し込む場合は、JSAFの案内で最新の金額を見ておきましょう。
試験そのものの形式や、日本国内の運営体制については次の記事で扱っています。
IELTS総合対策
IELTSとは?試験形式・スコアの仕組みを徹底解説:2026年のコンピューター版一本化まで
06 よくある質問
IELTSの受験料は2026年9月1日からいくらになりますか。
日本英語検定協会が実施するIELTSでは、2026年9月1日以降の申込分から、IELTS on Computer が29,700円、IELTS for UKVI が34,430円、IELTS Life Skills が25,300円になります。いずれも税込です。8月31日までの申込は、それぞれ27,500円、31,900円、20,900円です。
8月中に申し込んで9月に受験する場合、どちらの金額になりますか。
改定前の金額です。告知には試験日ではなく申込日に応じて価格が変わると書かれているため、8月31日までに申し込みを済ませていれば、受験が9月以降でも改定前の金額が適用されます。
9月1日を過ぎてから申し込むと、どちらの金額になりますか。
改定後の金額です。判断の基準は申込日なので、9月1日以降に申し込みが完了した分には新しい金額が適用されます。試験日が改定日のどちら側にあるかは、金額に関わりません。
One Skill Retake の受験料も変わりますか。
変わります。IELTS on Computer 版が18,000円から19,250円、IELTS for UKVI 版が18,500円から21,670円になります。適用の基準は通常の受験料と同じで、2026年9月1日以降の申込分からです。
再採点(EOR)の費用も変わりますか。
今回の告知に再採点の費用は含まれていません。2026年8月時点では、英検協会・JSAFとも15,000円で、技能数にかかわらず一律です。
JSAFで申し込む場合も同じ金額ですか。
同じ金額とは限りません。今回の告知は英検協会が出したもので、JSAFの受験料はその対象に含まれていません。2026年8月27日時点で、JSAFのOne Skill Retakeは18,000円のままでした。受験料は申込先によって別に設定されているため、JSAFの案内で最新の金額を確認しておきましょう。
日程変更やキャンセルの手数料も変わりますか。
同じ告知の中で、申込変更手数料とキャンセル手数料も2026年9月1日から改定されると案内されています。改定後の金額と適用の条件は、日本英語検定協会が同じ日に出した別の告知にまとめられています。
団体で申し込む場合の受験料はどうなりますか。
団体受験申込の受験料については、告知では個別の案内になっています。団体責任者を通じてIELTS事務局に問い合わせる形が示されています。
07 まとめ
今回の改定でいちばん大事なのは、金額の基準が試験日ではなく申込日だという点です。申し込みを8月31日までに済ませていれば、受験が9月以降でも改定前の金額です。
日本英語検定協会が2026年7月31日に告知。2026年9月1日以降の申込分から改定される
IELTS on Computer は27,500円から29,700円、IELTS for UKVI は31,900円から34,430円、IELTS Life Skills は20,900円から25,300円(いずれも税込)
One Skill Retake は18,000円から19,250円、UKVI版は18,500円から21,670円
基準は試験日ではなく申込日。8月31日までに申し込めば、受験が9月以降でも改定前の金額
申込変更手数料とキャンセル手数料も同じ日から改定される。条件と金額は申込先の案内で確認する
再採点(EOR)の15,000円は今回の告知に含まれていない
One Skill Retake は、元の試験の受験日から60日以内に受験まで終える(IELTS公式のルール)。出願に使えるかどうかは提出先による
今回の告知は英検協会のもの。JSAFで申し込む場合の金額は別に確認する
金額の出どころは、日本英語検定協会が2026年7月31日に公開した「IELTS受験料改定のお知らせ(2026年9月1日以降の申込分より適用)」です。この記事は2026年8月29日時点の情報にもとづいています。受験料はこの先も改定されることがあるため、申し込む直前に申込先の案内で最新の金額を見ておくと確実です。