当校の集計では、IELTSリーディングで2番目に多いテーマが歴史と考古学です。Cambridge IELTS 13巻から20巻までの Academic Reading 96パッセージを当校で10テーマに分類したところ、この分野は14パッセージでした。
この記事では、その14パッセージの本文に出た234語を、10の場面に分けて並べました。語は当校のリーディング模擬試験で使っている語彙データから拾ったもので、日本語訳は当校で付けています。あわせて、これらのパッセージには出ていないものの、同じテーマの文章で関連して使われやすい語も各セクションに添えてあります。
語彙項目の数え方について補足します。mortise and tenon のように2語以上のまとまりも1件として数えていて、rudder と rudders のように同じ語源でも語形が違うものは別に数えています。また、そのテーマの文章に出てきた語をすべて入れてあるので、場面の名前そのものを表す語だけが並んでいるわけではありません。
各セクションの語彙リストの下にはマッチングクイズがあります。表を眺めたあとに、そのセクションから5語だけ確認する使い方を想定しています。
リーディング
テーマ別語彙シリーズ:IELTSリーディングに繰り返し出るテーマと語彙の積み上げ方【総論】
目次
発掘と年代測定を表す語
巨大な建造物をどう造ったかを表す語
地下の工事と、水を引く技術を表す語
船の造りと航海を表す語
交易と、そこで生まれる富を表す語
海賊と取り締まり、そして逃亡を表す語
産業革命と、そのあとに起きたことを表す語
文字資料の読み解きと、解釈の確からしさを表す語
信仰と儀式、そして文明の終わりを表す語
人がどこまで移動できたかを表す語
「同じ場面で一緒に出てきやすい語」をどう扱うか
よくある質問
まとめ
01 発掘と年代測定を表す語
考古学の文章は、何が見つかったかと、それがいつのものかの2つで進みます。artefacts、unearthed、excavation、excavated は何が見つかったかを説明する側の語、radiocarbon dating と Optically Stimulated Luminescence(OSL)はいつのものかを判断する側の語です。
年代測定の手法名そのものは、意味が分かれば十分な語です。むしろ本文が説明しているのは、なぜその手法を選んだのかのほうです。sediments や bedrock のように、何を測ったのかを示す語のほうが、設問の照合先になりやすいところです。
遺物がどのように残ってきたかを表す語も並びます。decay、degradation、disintegrated は劣化して失われていく側、permafrost と glaciers は遺物が残る条件をつくる環境を指します。氷の中の遺物を扱った文章では、この対比が段落の骨組みになります。年代の単位では、millennium が千年間、millennia がその複数形です。数字の照合が要る設問では、この語が出てくる箇所を先に見ると早く進みます。
出題済みの語(28語)
英語 意味
millennium 千年間
sediments 堆積物(湖底に積もった土砂など)
geochemical analysis 地球化学的分析
material culture 物質文化(道具・土器など人が作った物の総体)
cultural heritage 文化遺産
prehistoric 先史時代の
millennia 数千年(millennium の複数形)
burial mounds 墳墓、古墳
Optically Stimulated Luminescence (OSL) 光刺激ルミネッセンス(土器・堆積物の年代測定法)
treeline 樹木限界線(植物が生育できる標高の上限)
artefacts 人工遺物、考古学的出土品
hides 動物の皮
decay 腐敗、分解
degradation 劣化、品質の低下
permafrost 永久凍土
bedrock 基盤岩(地表の下に広がる固い岩盤)
horse tack 馬具
radiocarbon-dated 放射性炭素年代測定された
antlers (シカなどの)角
disintegrated 分解した、崩壊した
excavated 掘り出された
unearthed 発掘する、掘り出す
Neolithic 新石器時代の
radiocarbon dating 放射性炭素年代測定
excavation 発掘(調査)
obsidian 黒曜石(火山性ガラス)
abandoned 放棄された
undergrowth 下草、やぶ(森の下層植生)
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
stratigraphy 層位学(地層の重なりから年代の前後を読む方法)
dendrochronology 年輪年代学(木の年輪から年代を割り出す方法)
potsherd 土器の破片
dig site 発掘現場
in situ そのまま元の位置にある状態で
provenance 出土の来歴(どこから出たか)
preservation 保存、残っている状態
relic 遺物、遺品
02 巨大な建造物をどう造ったかを表す語
石を運んで積む工程は、動詞で説明されます。hoisted は引き上げること、lug は重いものを引きずって運ぶこと、erected は建て起こすことです。boulders は何を運んだのか、rafts はどうやって運んだのかを示す語として出てきます。
石をどこから運んだのかは、しばしば論点そのものになります。glaciers が出てきたら、石の移動に氷河が関わっていたという説が絡んでいないかを確かめてみてください。人が運んだという見方と、自然の力が運んだという見方のどちらを述べている段落なのかで、True・False・Not Given の判定が変わります。
造りの発展を表す語も押さえておきましょう。conceived は考案すること、progressively は段階的に、experimentation は試行錯誤、archetype はのちの手本になった原型です。ピラミッドを扱った文章では、この4語が「最初の1基がどう生まれたか」という流れを作ります。
出題済みの語(25語)
英語 意味
alleyways 路地、細い横丁
drainage systems 排水設備
conceived 考案した
progressively 次第に、段階的に
experimentation 試行錯誤
incline 傾斜
courtyards 中庭
shrines 神殿、祠
incorporated 組み込まれた
inscribed 刻まれた、銘記された
precautions 予防措置
intricate 複雑に入り組んだ
archetype 原型
geoglyphs 地上絵(地面に描かれた巨大な図形)
chalk downlands チョーク質の丘陵地帯
priory 修道院小院
scoured (草を取り除いて)清掃された
stylised 様式化された、図案化された
hillfort 丘上要塞(丘の上に築かれた古代の要塞)
erected 建てられた、設置された
hoisted (重いものを)引き上げた
boulders 巨石、岩塊
lug (重いものを)引きずって運ぶ
rafts いかだ
glaciers 氷河
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
quarry 石切り場
masonry 石積み、石工の仕事
scaffolding 足場
foundation 基礎、土台
mortar モルタル(石やれんがを接着する材料)
colonnade 列柱(柱が並んだ構造)
earthwork 土塁、盛り土でつくった構造物
alignment (建物や石の)向きの揃え方
03 地下の工事と、水を引く技術を表す語
トンネルを扱った文章では、掘る前の準備と掘り方が分かれて説明されます。surveying と geometry、plumb line が測る側、vertical shafts と counter-excavation が掘る側です。counter-excavation は両端から掘り進めて中央で出会う工法を指します。
deviated と lateral は、トンネルがどちらへ、どれだけずれたのかを読み取るための語です。両端から掘ると、中央でずれることがあります。どれだけ deviated したか、どちらへ lateral にずれたかは、その工事の精度を示す数字として設問になりやすいところです。
水を扱う語も押さえておきましょう。qanat は地下の水路、aqueduct は水を運ぶ構造物、divert は流れの向きを変えることです。ventilation は換気で、掘り進めるうえで欠かせないものとして出てきます。patrons と inscriptions は、誰が費用を出したかを示す語です。
出題済みの語(19語)
英語 意味
qanat カナート(地下水路)
ventilation 換気
vertical shafts 垂直坑道
plumb line 下げ振り(垂直を測る道具)
handholds 手がかり(岩肌・壁のくぼみ)
footholds 足がかり
counter-excavation 両端掘削工法
surveying 測量
geometry 幾何学
deviated 逸脱した、それた
lateral 側方の、横方向の
aqueduct 水道橋、導水路
obstacles 障害物
mineral vein 鉱脈
extraction 採掘、抽出
fire quenching 火を当てて熱した岩に冷水をかけ、ひび割れさせて掘る工法
inscriptions 碑文、刻み字
patrons 出資者、後援者
divert (水・流れを)迂回させる
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
reservoir 貯水池
irrigation 灌漑(農地に水を引くこと)
gradient 勾配、傾き
conduit 導管、水を通す管
sluice 水門
bore 掘り抜く
subterranean 地下の
silt 沈泥(水に運ばれて積もる細かい土)
04 船の造りと航海を表す語
船を扱った文章では、部位の名前がまとまって出ます。hull は船体、stern は船尾、rudder は舵、rigging は帆や帆柱の装備一式です。これらは読んで分かれば十分な語ですが、図表完成の設問では答えの位置を示す手がかりになります。
造り方を示す語には、その時代を特徴づけるものがあります。mortise and tenon は板をほぞで組み合わせる接合技術で、縫い合わせに頼らない造り方を指します。ballast は安定を保つための重り、battering ram は敵船を壊すための突出部です。
航海の側では、何を頼りに進んだかが説明されます。pole star は北極星、trade winds は熱帯域の安定した風、swell は海面のうねりです。navigable は航行できること、maritime は海上の、seafaring は航海に関することを指します。この3語は似た場所に出ますが、指しているものが違います。
出題済みの語(28語)
英語 意味
clippers クリッパー船(19世紀の高速帆船)
steam propulsion 蒸気推進
intact 損なわれずに原形をとどめた
figurehead 船首像(帆船の船首に取り付けた彫刻)
maiden voyage 処女航海(船の初めての航海)
rudder 舵(かじ)
cargo capacity 貨物輸送能力
navigator 航海士、優れた操船者
trade winds 貿易風(熱帯域の安定した風)
southern hemisphere 南半球
gale 暴風、強風
rigging 索具(帆・帆柱の装備一式)
hull 船体
mortise and tenon ほぞ継ぎ(木材を凹凸に加工して組み合わせる接合技術)
ballast バラスト(船の安定を保つための重り)
battering ram 衝角(敵船の船体や櫂を破壊するための突出部。通常は破城槌を指す語)
Mare Nostrum 「われらの海」(ローマ人が地中海に付けたラテン語名)
trireme 三段櫂船(ローマの主力軍艦)
stern 船尾
rudders 舵
tiller bar 舵柄(舵を操作するための棒)
quay 埠頭、岸壁
pole star 北極星(航行の目印)
mariners 船乗り、航海者
swell うねり(海面の波)
seafaring 航海の、船乗りの
navigable 航行可能な
maritime 海上の、海事の
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
keel 竜骨(船底を縦に走る背骨にあたる構造)
mast 帆柱
bow 船首
anchor 錨(いかり)
port 港/左舷
nautical mile 海里
shipwreck 難破船、船の残骸
crew 乗組員
05 交易と、そこで生まれる富を表す語
香辛料や物資の交易を扱った文章では、値段と利益に関する語が並びます。lucrative は儲かること、exorbitantly は法外に高いこと、tenfold は10倍を指します。virtual monopoly は事実上の独占で、値段が高いままだった理由として出てきます。
tribute には注意が要ります。この語は貢納品という意味と、称えるためのものという意味の両方で使われます。ピラミッドを扱った文章では後者、交易を扱った文章では前者です。どちらの意味で使われているかは、周りの語で決まります。
取引の終わりを表す語も押さえておきましょう。superseded は取って代わられること、diminishing は減っていくこと、expelled は追い出されることです。ある勢力が交易路を握っていたが、別の勢力に取って代わられた、という流れで並びます。ここは因果が問われやすい箇所なので、何が原因として書かれているかを確かめてください。
出題済みの語(28語)
英語 意味
fragrant 香りのよい、芳しい
anointing 体に油を塗ること(宗教的儀式)
condiment 調味料、薬味
ailments 病気、体の不調
overland route 陸路
virtual monopoly 事実上の独占
exorbitantly 法外に(高く)
spurred 促した、拍車をかけた
cultivation 栽培、耕作
pliable 柔軟な、しなやかな
tribute 貢納品、貢ぎ物
enslaved 奴隷にした
tenfold 10倍の、10倍に
lucrative 利益の多い、儲かる
expelled 追放した
supplement 補う、補充する
diminishing 減少する
superseded 取って代わられた
prestige 名声、威信
laden with 〜をたっぷり積んだ
prestigious 名声のある、格式高い
tributes 敬意や称賛を表すもの(tribute の別の意味)
overland routes 陸上ルート
antiquities dealer 骨董品商
caches 隠し財宝・秘密の貯蔵場所
hoards 隠し蓄え・埋蔵された財宝
negotiated 交渉して取得した
laden 〜を積んだ、〜で満載の
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
merchant 商人
caravan 隊商(隊を組んで陸路を行く商人の一団)
commodity 商品、取引される品物
tariff 関税
barter 物々交換
import duty 輸入税
surplus 余剰、余った分
trading post 交易拠点
06 海賊と取り締まり、そして逃亡を表す語
海を舞台にした文章では、地形を表す語と取り締まりを表す語が交互に出てきます。coves と rugged が地形の側、retaliation、curtail、concerted action、hampered が取り締まりの側です。
この分野で判断を分けるのは condones です。違法な行為を黙認する、容認するという意味なので、ある国や組織がそれを禁じていないという主張につながります。禁止しているのか、見て見ぬふりをしているのかは、True・False・Not Given の判定を分ける差になります。emboldened も同じで、取り締まりが緩んだ結果として相手が大胆になった、という流れを示します。
王の逃亡を扱った文章では、追う側と逃げる側の語が対になります。manhunt と pre-emptive が追う側、evade、fugitive、subterfuge が逃げる側です。resounding は圧倒的なという意味で、この文章では defeat と組んで使われています。a resounding victory のようによい結果にも付く語なので、勝敗のどちらを指しているかは相手の語で決まります。
出題済みの語(26語)
英語 意味
resounding 圧倒的な、非常に大きな
pre-emptive 先制の
manhunt 大規模な指名手配・捜索
evade (追っ手から)逃れる
fugitive 逃亡者
chivalry 騎士道(精神)
subterfuge 策略、ごまかし
siege 包囲攻撃(都市や要塞への)
pillaged 略奪した
misfits はみ出し者、社会不適合者
swashbucklers 豪快な冒険家、剣士気取りの荒くれ者
prowled うろついた、徘徊した
eradicated 根絶した
predated 〜より前に存在していた
rugged 険しい、岩がちな
coves 入り江(小さな湾)
retaliation 報復
resort to 〜に頼る、〜に訴える
disruption 混乱、障害
condones 黙認する、容認する
curtail 抑制する、削減する
hampered 妨げられた
emboldened 大胆になった、つけあがった
dignitaries 要人、高官
ransom 身代金
concerted action 協調行動、一致した取り組み
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
plunder 略奪する、略奪品
smuggling 密輸
blockade 海上封鎖
captive 捕らわれた人、捕虜
outlaw 法の外にある者、無法者
bounty 懸賞金
raid 襲撃
amnesty 恩赦
07 産業革命と、そのあとに起きたことを表す語
機械化を扱った文章では、機械の名前がそのまま出てきます。spinning jenny、power loom、locomotive は読んで分かれば十分な語で、自分で使う場面はありません。rotary motion と gear mechanism は、その機械が何をしているかを説明する語です。
むしろ設問の照合先になりやすいのは、機械化のあとに起きたことを表す語です。urbanisation、sanitation、livelihood、uprisings、unrest がこれにあたります。生産が増えたという話と、暮らしがどうなったかという話は別の段落に分かれることが多いので、どちらを問う設問なのかを先に見てください。
agrarian と cottage industry は、機械化より前の社会や生産のあり方を説明するときに使われる語です。agrarian は農業を中心とした社会、cottage industry は自宅や小さな作業場で行う手工業を指します。この2語が出てきたら、そこから何がどう変わったかが続きます。
出題済みの語(23語)
英語 意味
flourished 繁栄した
sophisticated 高度に発展した、洗練された
incompetent 無能な、職務遂行能力のない
turnaround (状況の)好転、転換点
miscellaneous 雑多な、さまざまな種類の
agrarian 農業社会の(土地・農業に関する)
rotary motion 回転運動
gear mechanism 歯車機構
locomotive 蒸気機関車
cottage industry 家内工業(自宅や小作業場で行う手工業)
spinning jenny ジェニー紡績機(多軸紡績機)
power loom 力織機(機械式織機)
mechanised 機械化された
smelting (鉄鉱石の)精錬、溶鉱
iron ore 鉄鉱石
patented 特許を取得した
telegraphy 電信(電気信号による遠距離通信)
urbanisation 都市化
sanitation 衛生設備(上下水道など)
fuelled 〜を煽った、助長した
livelihood 生計、生活の糧
uprisings 暴動、反乱
unrest 社会不安、騒乱
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
factory system 工場制(労働を工場に集めるしくみ)
mass production 大量生産
labour force 労働力、働き手
child labour 児童労働
trade union 労働組合
steam engine 蒸気機関
canal 運河
output 生産量
08 文字資料の読み解きと、解釈の確からしさを表す語
文書を扱った文章では、書かれていた素材の名前が出ます。parchment は動物の皮を加工したもの、papyrus は植物から作った書写材料、manuscripts は手書きの文書です。chiselled と deciphered は、刻まれたものと、それを読み解くことを指します。
解釈がどこまで固まっているかを示す語が、このテーマでは判断を分けます。prevailing theory は今のところ有力な説、scholarly debate はまだ議論が続いていること、attested は裏づけがあることです。設問が「証明されている」と言い切っているときは、本文が prevailing theory と書いているだけではないかを確かめてください。
疑いを示す語も並びます。sceptical、inaccuracies、fundamentally flawed、exaggeration は、ある説や記録を疑う側の語です。testament to と indicative of は逆に、何かの証拠になるという書き方です。ただし indicative of は「示す証拠となる」であって、断定ではありません。この差は設問で問われやすいところです。
出題済みの語(28語)
英語 意味
depictions 描写、図像表現
inaccuracies 不正確さ、誤り
fundamentally flawed 根本的に欠陥がある
indicative of 〜を示す証拠となる
exaggeration 誇張
enigmatic 謎めいた
testament to 〜の証、〜を示す証拠
attested 記録や出土品によって裏づけられた
diarist 日記作家
preposterous 馬鹿げた、とんでもない
appalled ひどく衝撃を受けた
memorialise 記念する、永遠に伝える
commissioned 制作を委嘱した
deftly 巧みに、器用に
even-handed 公平な、偏りのない
tantalising じれったい、焦がれさせる
depiction 描写
niggle 気になる小さな点、難癖
manuscripts 写本・文書(手書きの古文書)
scholarly debate 学術的議論
prevailing theory 通説・優勢な学説
parchment 羊皮紙(動物の皮を加工した書写材料)
papyrus パピルス(古代エジプトなどで書写材料に使われた植物と、そこから作った書写材料)
chiselled 鑿(のみ)で刻まれた
statesman 政治家・国政家(特に国際的な)
deciphered 解読した(暗号・古文字などを)
sceptical 懐疑的な
antiquarian 古物研究家
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
primary source 一次資料(当事者が残した記録)
secondary source 二次資料(あとから書かれた研究や解説)
corroborate 別の証拠で裏づける
interpretation 解釈
forgery 偽造されたもの
consensus 研究者のあいだで一致している見方
speculation 推測(確かな裏づけのない見方)
archive 文書庫、保管された記録群
09 信仰と儀式、そして文明の終わりを表す語
遺跡が何のために造られたかを論じる段落では、信仰に関する語が並びます。ritual は儀式、fertility は豊穣、solstice は夏至と冬至、equinoxes は春分と秋分です。石の並びが天体の動きに合わせてあるという説明では、この2語が根拠として出てきます。
devout、sect、sectarian は、信仰の篤さと集団を表す語です。sect は宗派そのもの、sectarian はその宗派に関わることを指します。文書がどの集団のものかを論じる段落では、この差が論点になります。
文明が終わる理由を扱った文章では、気候の側の語が根拠になります。variable weather systems と water stress は、雨の降り方が変わって農業が立ちゆかなくなったという説明を支える語です。succumbed to は屈したこと、demise は終焉を指します。proactive はその逆で、先手を打って対処した側を表します。
出題済みの語(16語)
英語 意味
demise 終焉、消滅
glacier-fed 氷河から水が供給される
succumbed to 〜に屈した、〜に敗れた
variable weather systems 変動する気象システム
water stress 水ストレス(水不足による植物・農業への負荷)
proactive 先手を打って動く
tribal emblem 部族の紋章
ritual 儀式
fertility 豊穣、肥沃
devout 信仰心の篤い
sect 宗派・教派
sectarian 宗派的な
druids ドルイド(ケルト族の聖職者)
solstice 至(夏至・冬至)
equinoxes 分点(春分・秋分)
curative powers 治癒力
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
deity 神
sacred 神聖な
pilgrimage 巡礼
offering 供え物
mythology 神話
astronomical 天体に関する
ceremonial 儀式のための
collapse (社会や体制の)崩壊
10 人がどこまで移動できたかを表す語
人の移動を扱った段落では、地形の語が判断材料になります。archipelago は群島、impenetrable は通り抜けられないこと、stepping stones は、そこを経由して先へ進むための中継地です。この文章では島づたいに渡るときの足がかりを指しています。どこを通れてどこを通れなかったかが、そのまま移動した経路の話になります。
daunting と venturing は対になって出てきます。daunting は気後れさせるほど厳しいこと、venturing はそこへあえて踏み込むことです。険しい地形でも人が入っていた、という主張の組み立てに使われます。
crafted、heavy-duty、adept、foraging は、そこで何をしていたかを示す語です。crafted は加工して作られたもの、heavy-duty は本格的な用途に耐えるもの、adept は熟達していること、foraging は食料を探し集めることを指します。道具が heavy-duty だったという記述は、一時的に立ち寄っただけではないという主張につながります。
出題済みの語(13語)
英語 意味
daunting 気後れさせるような、非常に困難な
predecessors 先に同じ立場にあった人たち(先代・先人)
daunting terrain 気が遠くなるような険しい地形
venturing (危険な場所に)踏み込む
adept 熟達した、巧みな
foraging 食料を採集する
dispersed (各地に)分散した
archipelago 群島
stepping stones 中継地、足がかり
impenetrable 通り抜けられない、入り込めない
encompassing 〜を含む、〜を包含する
crafted 加工して作られた、手作りされた
heavy-duty 本格的な用途向けの、頑丈な
同じ場面で一緒に出てきやすい語(8語)
英語 意味
migration 移住、移動
settlement 集落、定住地
nomadic 移動しながら暮らす
seafarer 海を渡る人
land bridge 陸橋(かつて陸続きだった経路)
hunter-gatherer 狩猟採集民
colonise 新しい土地に移り住む
subsistence 自分たちが食べていくための生業
12 よくある質問
歴史のテーマは、リーディングでどのくらいの頻度で出ますか
Cambridge IELTS 13巻から20巻の Academic Reading 96パッセージのうち、歴史と考古学を扱ったものは14パッセージでした(2026年8月26日時点、当校の集計)。心と認知のはたらきの15に次いで多い分野です。
固有名詞や年代が多くて読みにくいのですが、覚える必要がありますか
覚える必要はありません。人名や地名は本文の中でその都度説明されるので、設問で問われたときに戻れば足ります。覚える価値があるのは、その説明を組み立てている語のほうです。unearthed、prevailing theory、attested のような語に見覚えがあると、初めて読む時代の文章でも段落の役割が先に見えます。
234語を全部覚える必要がありますか
全部を同じ深さで覚える必要はありません。spinning jenny や mortise and tenon のような道具や技法の名前は、読んで意味が分かれば十分です。attested、indicative of、sceptical のように、解釈がどこまで固まっているかを示す語だけ、自分でも使える状態にしておくと役に立ちます。
indicative of と attested はどう違いますか
どちらも証拠に関わる語ですが、強さが違います。indicative of は「〜を示す証拠となる」で、そう考えられるという書き方です。attested は裏づけが取れているという書き方です。設問が「証明されている」と言い切っているときは、本文がどちらの語で書いているかを確かめてください。
tribute が2つの意味で載っているのはなぜですか
実際に2つの意味で出題されているからです。交易を扱った文章では貢納品、ピラミッドを扱った文章では称えるための記念碑という意味で使われていました。どちらの意味かは周りの語で決まるので、両方を知っておくほうが安全です。
「一緒に出てきやすい語」は次の試験に出るということですか
そういう意味ではありません。13巻から20巻までの本文には出ていないものの、同じテーマの文章で、出題済みの語と関連して登場しやすい語を集めてあります。次に出る語を当てたものではありません。
巻別の語彙リストとの使い分けを教えてください
解いた直後に開くなら巻別、苦手なテーマを埋めたいならテーマ別です。巻別は1冊ぶんの語をまとめてあるので、答え合わせの流れでそのまま開けます。テーマ別は8冊ぶんをテーマごとに横断して整理してあるので、特定のテーマだけを集中して見られます。
13 まとめ
歴史と考古学は、Cambridge IELTS 13巻から20巻までで14パッセージが出ている分野です。扱う時代や地域は毎回変わりますが、説明の組み立て方は変わりません。
年代測定の手法名より、何を測ったのかを示す語のほうが設問の照合先になりやすい
glaciers が出てきたら、人が運んだ説と氷河が運んだ説のどちらの段落かを確かめる
tribute は貢納品と記念碑の2つの意味で出る。周りの語で決まる
condones(黙認する)は、取り締まっていないという主張につながる
機械の名前より、urbanisation・sanitation・unrest のようなその後を表す語を追う
prevailing theory は「今のところ有力な説」であって、証明されたという意味ではない
indicative of は「示す証拠となる」であって、断定ではない
後半の表はまとめて覚える対象にせず、公式問題集の外で読むときの下準備として眺める