無料 今のスコアから目標までの道筋を、講師と一緒に立てませんか(オンライン約45分) 目標スコアまでの学習プランを講師と相談 学習相談を予約
料金・プラン プライベート(1対1) ライティング対策 スピーキング対策 高校生のIELTS対策 働きながらのIELTS対策 オンラインでの進め方 講師 合格者の声 8.0を達成した卒業生の声(1) 7.5を達成した卒業生の声(15) 7.0を達成した卒業生の声(7) 6.5を達成した卒業生の声(7) 6.0を達成した卒業生の声(3) 5.0を達成した卒業生の声(3) IELTS対策記事 リスニング リーディング ライティング タスク1 ライティング タスク2 スピーキング 総合対策 無料ツール

スコア計算ツール

バンドスコア計算 スコア換算 正答数とスコア 採点基準表 スピーキングスコア計算 ライティングスコア計算 学習期間シミュレーター

練習・出題ツール

スピーキング Part2 トピック練習 ライティング タスク2 出題テーマ 語数カウンター スペリング練習 IELTS学習アプリ 無料IELTS学習相談 お問い合わせ プラン購入 ログイン
ライティング・タスク2

「最上級の主語+仮定法」をエッセイで使いこなそう:仮定法は if だけではない

執筆:高橋 響 公開日: 最終更新:

「どんなに経験のある先生でも、40人のクラスで一人ひとりに目を配るのは難しいだろう」という内容を皆さんならどのように英語で表現しますか? 最上級の主語と仮定法を思いついた人は素晴らしいです。いろいろな表現方法がありますが、ここでは「最上級の主語と仮定法」の使い方を復習するとともに、エッセイで仮定法をうまく使う方法をいくつか紹介します。

01even the most ... would が仮定の意味になる理由

Even the most experienced teacher would struggle with a class of 40 students. の would は、仮定法の would です。主語の the most experienced teacher は、どこかにいる特定の教師のことではありません。「いちばん経験のある教師を、仮にこのクラスの担当にしたとしても」という想定の上の人物です。

Even the most experienced teacher would struggle with a class of 40 students.

If even the most experienced teacher were given a class of 40 students, they would struggle.

2つの文は同じ内容です。下の文は「誰が」と「どんな状況で」の両方を if 節の中に書いています。上の文は「誰が」を主語で、「どんな状況で」を with a class of 40 students という句で示しているので、if 節がなくても仮定の文として読まれます。文法書では「主語に仮定の意味が含まれる仮定法」として紹介されることが多く、A wise man would not say such a thing.(賢い人ならそんなことは言わないだろう)がよく挙げられる例です。その主語を最上級にして、条件のいちばんよい人やものを当てはめたのが even the most ... would です。

even を外して The most experienced teacher would struggle ... と書いても文は成り立ちます。「いちばん条件のよい人でもそうなのだから、ほかの人ならなおさらだ」という含みをはっきりさせたいときに even を付けます。主語は複数形(the most experienced teachers)でも、-est の形(the wealthiest country、the best school)でも同じように使えます。助動詞を変えると、意味は次のように変わります。

形意味例文
would + 動詞〜するだろう(結果の想定)Even the most experienced teacher would struggle with a class of 40 students.
would not + 動詞〜しないだろうEven the wealthiest country would not have enough doctors to treat everyone at once.
could not + 動詞〜できないだろう(能力の想定)Even the best teacher could not give every student individual attention.
would have + 過去分詞〜しただろう(過去の想定)Even the most careful driver would have struggled to avoid the accident.

同じ内容を Even the most experienced teacher cannot give 40 students individual attention. と書くと、「できない」を事実として断言する文になります。読み手が「そういう先生もいるのでは」と感じた時点で、主張そのものが揺らぎます。would の文は「仮にそういう先生を当てはめても」という想定として述べているので、主張の強さを保ったまま、断言よりは一歩引いた言い方になります。will で書くと、これから実際にそうなるという予測として読まれるので、40人学級になることがすでに決まっている、のように現実の予定を受ける文に向いています。

条件のない would が主張をぼやかす問題は、次の記事で扱っています。even the most ... would は条件が主語に入っている would なので、そこで避けたい would とは別のものです。

ライティング・タスク2 wouldを多用してしまう理由:断定を避ける癖とwould本来のニュアンス

02the の脱落と、most・least の選び間違い

どちらも文法の誤りではありませんが、書き手が言いたかったこととは別の意味で読まれてしまいます。

2-1 the を落として most experienced teachers と書く

△

Even most experienced teachers would struggle with a class of 40 students.「経験豊富な教師の大半でさえ」という意味になる

○

Even the most experienced teachers would struggle with a class of 40 students.「いちばん経験のある教師でさえ」

the のない most experienced teachers は、most が「大半の」の意味で読まれます。most people(大半の人)と同じ使い方です。英文としては成り立っていますが、「いちばん条件のよい人でも」という意味にはなりません。冠詞を落としやすい人は、見直しのときに even のうしろが the most になっているかを確かめるとよいでしょう。

2-2 「でさえ」に合わない側を最上級にする

△

Even the least experienced teacher would struggle with a class of 40 students.経験の浅い教師が苦労するのは予想どおりなので、even を付けても強調にならない

○

Even the most experienced teacher would struggle with a class of 40 students.苦労しそうにない教師でも苦労する、という主張になる

even the most ... の主語には、述語の結果にいちばんなりそうにない人やものが入ります。述語が「できる」のような肯定の内容なら、選ぶ側は逆になります。Even the poorest families would be able to afford this service. は、いちばん家計の苦しい家庭でも払えるので、どの家庭でも払える、という主張です。ここを the richest families にすると、裕福な家庭が払えるのは当たり前なので、主張として成り立ちません。most と least、richest と poorest のどちらを使うかは、述語を決めてから選ぶと取り違えずに済みます。

03名詞の主語に「もし〜したら」を含める書き方

最上級を使わなくても、主語の名詞に条件を含めることはできます。タスク2で政策や制度の効果を論じるときに、使う機会の多い形です。

A tax on sugary drinks would encourage people to choose healthier options.

A four-day working week would give employees more time with their families.

Banning cars from city centres would reduce air pollution.

Such a policy would place a heavy burden on small businesses.

1文目の a tax on sugary drinks には、「砂糖入りの飲み物に税金をかけたら」という条件が含まれています。if 節で書くと If the government introduced a tax on sugary drinks, people would choose healthier options. となり、the government と people の2つの主語が要ります。提案そのものを主語にすれば、その結果を述語で言うだけで1文が終わります。3文目のように、動名詞で「〜すること」を主語にしても同じ意味になります。

4文目の such a policy は、前の文で紹介した政策を指しています。タスクで示された案を一度説明したあと、その効果や問題を論じる文で使いやすい書き方です。

would が自然なのは、主語の政策や制度がまだ導入されていないときです。すでに決まった制度について書くなら、The new tax will raise the price of soft drinks. のように will を使います。タスク2で論じるのは「導入すべきかどうか」という提案であることが多いので、would で書く場面のほうが多くなります。

04without・with の句で条件を示す書き方

形意味例文
without + 名詞〜がなければWithout public transport, many elderly people would find it difficult to leave their homes.
with + 名詞〜があればWith more funding, schools could hire additional teachers.
without + 名詞(過去)〜がなかったらWithout the internet, working from home would have been impossible for most office workers.
but for + 名詞〜がなければBut for the support of volunteers, the local festival could not go ahead.

前置詞の句に条件を含め、文頭に出す書き方です。1文目を if で書くと If there were no public transport, ... となります。without の句には there were no の部分まで含まれているので、条件を短く言い終えることができます。

with の文が「もっと資金があれば」という意味になるのは、うしろに could や would が続いているからです。with は「〜を持って」の意味でも使うので、With more funding, schools hired additional teachers. と過去形で書くと、実際に資金が増えて教師を雇ったという事実の文として読まれます。without も同じで、仮定の意味になるかどうかは述語の助動詞で決まります。

but for は without と同じ意味ですが、硬く古風に聞こえます。エッセイでは without で書けば十分です。

最上級の主語と without の句は、1文の中で組み合わせることもできます。

タスク

Some people believe that schools should invest in the best equipment for students, while others think that schools should spend on employing good teachers. Discuss both views and give your own opinion.

Even the most advanced equipment would be of little use without skilled teachers.

教師に予算を使うべきだという立場の文です。「いちばん進んだ設備でも」と「よい教師がいなければ」の2つの条件が、if 節を使わずに1文に収まっています。

05倒置で if を省く:Were・Had・Should で始める書き方

Were governments to ban cars from city centres, air quality would improve considerably.

Had cities invested in cycle lanes earlier, fewer people would depend on cars today.

Should the scheme fail, a large amount of public money would be wasted.

if を落とし、主語と were・had・should の順を入れ替えても条件を表せます。1文目は If governments were to ban ...、2文目は If cities had invested ...、3文目は If the scheme should fail ... と同じ意味です。

Were ... to は、現在や未来についての仮定です。be 動詞の文では、Were it not for public funding, many museums would close.(公的な資金がなければ)のように to を使わずに書け、意味は without とほぼ同じです。Had ... は過去についての仮定で、2文目のように「あのとき〜していたら、今は〜だろう」と現在の結果につなげることもできます。過去の without にあたる形は Had it not been for ... です。Should ... は、「万一〜したら」という、起こるかどうか分からない未来の条件で、結果は would のほかに will でも書けます。

倒置で間違えやすいのは、to の抜けと not の位置です。

✗

Were governments ban cars from city centres, air quality would improve.were と一般動詞の原形が直接つながっている

○

Were governments to ban cars from city centres, air quality would improve.

✗

Hadn't it been for the volunteers, the festival would have been cancelled.倒置で条件を表すときは、not を短縮して前に出さない

○

Had it not been for the volunteers, the festival would have been cancelled.

倒置は書き言葉の中でも改まった言い方です。1本のエッセイで何度も使うと、そこだけが浮いて見えます。使うなら、主張の要になる文だけにしておくのが無難です。

061本のエッセイの中での使い分け

タスク

The best way to make the road transport of goods safer is to ask drivers to take a driving test each year. To what extent do you agree or disagree?

毎年の運転試験で確かめられるのは運転の技術です。長距離のトラック輸送で問題になりやすいのは疲労なので、試験では事故の原因に届かない、という反対の立場で書いたボディの一部です。

An annual driving test would do little to make road freight safer, because the main danger for lorry drivers is often fatigue rather than a lack of skill. Even the most skilled driver would struggle to stay alert after ten hours on a motorway at night. A test that checks driving technique once a year does nothing to address this, whereas strict limits on working hours would.

1文目の an annual driving test と、3文目の終わりの strict limits on working hours は、どちらも名詞の主語に条件を含めた形です。最後の would のうしろでは address this が省かれています。2文目では、最上級の主語で「どんなに腕のよい運転手でも、夜の高速を10時間走れば集中を保つのは難しい」と書くことで、「技術より疲労」という主張から「試験では解決しない」という結論へ話を進めています。

ここまでの形を、硬さと使いやすい文で比べると次のようになります。

形硬さ使いやすい文
even the most ... wouldふつう手段や制度だけでは足りないと言う文
名詞の主語 + wouldふつう提案の効果や問題を述べる文
without / with + 名詞ふつう前提になる条件を文頭で示す文
Were ... to / Had ... / Should ...改まった言い方主張の要になる1文

even the most ... は、それだけでかなり強い言い方です。Even the best teacher could never help every student succeed. のように never や every を重ねると、うまくいった例が1つあるだけで崩れます。Even the best teacher would find it difficult to help every student succeed. のように struggle、find it difficult、be of little use といった程度を含む述語を選ぶと、反論される余地を小さくできます。極端な主張がどう崩されるかは、次の記事で扱っています。

ライティング・タスク2 最上級・ONLYなどの極論に対するagree/disagree:反例を1つ挙げれば崩せる問題タイプの見分け方

07よくある質問

if を使わない仮定法をエッセイで使っても大丈夫ですか。

大丈夫です。倒置だけは改まった言い方なので、何度も使うとそこだけ浮いて見えます。

Even the most experienced teacher cannot ... と書くのは間違いですか。

間違いではありません。cannot は事実としての断言、would は仮の想定という違いです。

would と could はどちらを使えばよいですか。

「できない」と言うなら could not、苦労する・しないといった結果を言うなら would です。

A tax on sugary drinks will ... と書いてもよいですか。

その税がすでに導入されることが決まっているなら will です。導入すべきかを論じる文なら would にします。

but for はエッセイで使えますか。

使えますが、硬く古風に聞こえます。同じ意味なら without で十分です。

Were governments to ... の to は省略できますか。

一般動詞を続けるときは省略できません。Were it not for ... のように were を be 動詞として使う文では、to を付けません。

Should の倒置のあとは would と will のどちらを使いますか。

どちらでも使えます。would のほうが、仮の話として一歩引いた言い方になります。

08まとめ

  • even のうしろは the most になっているか
  • 最上級の主語は、その結果にいちばんなりそうにない人やものか
  • 提案の効果を書く文で、提案そのものを主語にできないか
  • 倒置の Were のあとに to が抜けていないか

次にタスク2を書いたら、If で始まっている文を1つ選び、名詞の主語か without の句で書き直せないか試してみるとよいでしょう。

いまのスコアと目標にあわせて学習プランをご提案します。オンラインで約45分、費用は無料です
無料相談を予約する 
無料IELTS学習相談

IELTSスコアのお悩みを、経験豊富なカウンセラーが無料でアドバイスします。

無料相談を予約する
Hibiki Takahashi

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象にIELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

IELTS対策記事アプリのアイコン

アプリで記事を読む

新着記事の通知が届きます。読んだ記事の続きからも開けます。

いまのスコアと目標にあわせて学習プランをご提案します。オンラインで約45分、費用は無料です
無料相談を予約する 

まずは現在の状況をお聞かせください

指導歴10年以上のIELTS講師が最適な学習プランを提案します

無料相談を予約する