9/30まで延長 プライベート講座が10%OFF、さらにマイエッセイ回数券を最大10回分プレゼント プライベート講座10%OFF+回数券最大10回分 内容を見る
料金・プラン プライベート(1対1) ライティング対策 スピーキング対策 高校生のIELTS対策 働きながらのIELTS対策 オンラインでの進め方 講師 合格者の声 IELTS対策記事 リスニング リーディング ライティング タスク1 ライティング タスク2 スピーキング 総合対策 無料ツール

スコア計算ツール

バンドスコア計算 スコア換算 正答数とスコア 採点基準表 スピーキングスコア計算 ライティングスコア計算

練習・出題ツール

スピーキング Part2 トピック練習 ライティング タスク2 出題テーマ 語数カウンター スペリング練習 無料IELTS学習相談 お問い合わせ ログイン
スピーキング

建物の高さはなぜ high ではなく tall で表すのか:訳語+イメージで覚える練習

執筆:高橋 響 公開日: 最終更新:

ビルの高さが高い場合、high ではなく tall を使うということは一度は聞いたことがあるかもしれません。しかしスピーキングでとっさに話すときにはついつい The building is really high. のように言ってしまうものです。これは high のイメージがまだしっかり定着していないために、日本語訳から「翻訳」をしてしまうことで起こります。

当然のことながら日本語や英語の訳語は便宜上当てられたものであり、一対一ではないことを知っておく必要があります。その上で、訳語+イメージで覚えておけるとこのようなミスを一つでも減らすことができます。

01なぜ建物は high ではなく tall なのか

英語では、地面からどれくらい離れているかを high、そのもの自体が下から上までどれくらいあるかを tall で表します。人や木や建物のように縦に長いものは、そのもの自体の長さを言うことになるので tall です。

地面から 離れている 下から上まで の長さ high 地面からの距離 tall そのもの自体の長さ
雲は地面から離れているので high、ビルは下から上までの長さなので tall

日本語の「高い」は、この2つを区別しません。ビルも、棚も、山も、背の高さも、値段も同じ1語で言えるので、英語にするときに語を選び直すことになります。ここでつまずくと、There are many high buildings. のように言ってしまい、意味は伝わっても英語としては不自然です。

辞書はどう説明しているか

Cambridge Dictionary「High or tall?」

We use high for mountains and for things which are a long way above the ground. … We use tall to describe things which are high and thin in their shape (e.g. buildings, trees). … Warning: We don't use high when we talk about people. We use tall.

人について high を使わないことは、辞書がはっきり書いています。建物と木については、高くて細い形のものに tall を使う、という説明になっています。

✗

Sally is very high and slim.人の背の高さに high は使いません

○

Sally is very tall and slim.サリーはとても背が高くてほっそりしている

○

The building next to my office is really tall.建物そのものの高さなので tall

○

The light switch is too high for a child to use.地面から離れた位置の話なので high

日本語の「高い」が英語でどう分かれるか

何の高さか使う語例
人の背tallMy brother is quite tall.
建物・木・塔tallThere are a lot of tall buildings near the station.
山highThere are some high mountains in the north.
天井・棚・スイッチhighThe flat has very high ceilings.
値段・家賃highRents in Tokyo are very high.
声・音highShe has quite a high voice.

山は high、建物は tall と、辞書は別々に示しています。どちらも空に向かって伸びているのに語が変わるので、a high mountain、a tall building と例文ごと覚えてしまうのが近道です。

high building は誤りなのか

high building という言い方がまったく無いわけではありません。high-rise(高層の)のように、建物を指す語に high が入る組み合わせもあります。ただ、建物そのものの高さを言うときに標準的なのは tall のほうなので、tall building を選んでおけば不自然になりません。

高さをたずねるとき

人の背の高さをたずねるときは How tall are you?、棚や天井のように地面からの距離をたずねるときは How high is it? です。建物についても How tall is that building? になります。答えるほうも It's about 200 metres tall. と、同じ語で受けます。

02「広い部屋」は wide room でよいのか

部屋の広さを言うなら large か spacious を使います。wide は端から端までの距離が大きいという意味の語なので、wide room と言うと部屋の横幅の話になります。

Cambridge Dictionary は wide を、長さと比べたときに一方の端からもう一方の端までの距離が大きいこと、と説明していて、例に a wide river、a wide road を挙げています。narrow はその逆で、a narrow street のように細い道に使います。どちらも面積ではなく幅の語です。

△

My room is wide.部屋の横幅があるという意味になります

○

My room is quite large.私の部屋はけっこう広い

○

The living room is spacious and full of light.空間にゆとりがあるときは spacious

「狭い」も同じことが起きます。My room is narrow. は、細長い部屋という意味で受け取られます。面積が小さいという話なら small です。

△

My room is narrow.細長い部屋という意味になります

○

My room is quite small, but I like it.私の部屋は狭いけれど気に入っている

道や川の話であれば、wide と narrow がそのまま合います。The streets in my hometown are quite narrow. は自然な文で、部屋に使ったときだけ意味がずれる、ということです。

言いたいこと使う語例
部屋・家・公園の面積large / smallThere is a large park near my flat.
道・川・入口の幅wide / narrowThe road in front of my house is very narrow.
空間にゆとりがあるspaciousThe new library is bright and spacious.
種類や範囲の多さa wide range ofThe shop sells a wide range of local food.

住んでいる場所は Part 1 で繰り返し聞かれるトピックです。部屋、家、町のどれを説明するときも、面積の話なのか幅の話なのかで語が変わります。

スピーキング 日本語の「〜は〜だ」をbe動詞で表現しない:スピーキングで一段上に行くための言い直し方

03「濃いコーヒー」は英語でどう言うのか

strong coffee です。英語の形容詞には、どの名詞と一緒に使うかが決まっている組み合わせが多く、意味から1語ずつ組み立てるより、名詞とセットで覚えるほうが速く身につきます。

「濃い」だけでも、コーヒーなら strong、霧なら thick、色なら dark と変わります。日本語では1語で足りるものが、英語では名詞ごとに違う形容詞になります。

△

I drink deep coffee every morning.deep は深さを表す語で、味の濃さには使いません

○

I drink strong coffee every morning.毎朝、濃いコーヒーを飲みます

日本語よく使う組み合わせ補足
濃いコーヒー・紅茶strong coffee / strong tea味の濃さは strong
濃い霧thick fog雲や煙も thick
濃い青dark blue色の濃さは dark
強い風strong wind
激しい雨heavy rainstrong rain でも伝わりますが、heavy rain が一般的です
大雪heavy snow
道路が混んでいるheavy trafficcrowded は人が多いときに使います
音楽がうるさいloud music音の大きさは loud
値段が高いa high price品物そのものは expensive

表の最後にある「値段が高い」は、日本語から考えると迷いやすいところです。expensive と cheap は、品物やサービスそのものを説明する語です。値段のほうを主語にするときは high と low を使います。

✗

The price of the ticket was expensive.値段を expensive で受けることは通常ありません

○

The ticket was expensive.品物やサービスそのものは expensive

○

The price of the ticket was high.値段を主語にするときは high

こうした組み合わせは、規則というより習慣です。たばこを吸う量が多い人は a heavy smoker、雨が激しく降ったなら It rained heavily. と、名詞や動詞ごとに組み合わせが決まっています。覚えるときは、strong と coffee、heavy と rain のように2語のまとまりで頭に入れておくと、話しながら選び直さずに済みます。

04「面白い」は interesting・funny・fun のどれか

笑えるという意味なら funny、楽しかったという意味なら fun、興味深いという意味なら interesting です。日本語の「面白い」はこの3つをまとめて言える語なので、英語にするところで分かれます。

Cambridge Dictionary「Fun or funny?」

Funny is an adjective and it means 'amusing' or 'causing laughter'. … Typical error: We don't use funny to mean 'enjoyable'.

✗

The trip to Kyoto was really funny.旅行が笑える出来事だったという意味になります

○

The trip to Kyoto was really fun.京都への旅行はとても楽しかった

funny には、おかしい、少し変だ、という意味もあります。There was something funny about the way he said it. は、笑えるとも、どこか妙だとも受け取れる文です。どちらの意味になるかは前後で決まります。

interesting は、もっと知りたいという気持ちを引き出すものに使います。The documentary was really interesting. は内容に引き込まれたという話で、笑ったかどうかには触れていません。映画や本の感想をたずねられて笑いの話をしていないなら、interesting のほうが伝わります。

なお fun はもともと名詞で、a fun day のように形容詞として使うのは口語的な言い方だと Cambridge Dictionary は説明しています。スピーキングでは自然に使えますが、ライティングでは It was fun to visit the museum. のように、名詞として使うほうが自然です。

言いたいこと使う語例
笑える、おかしいfunnyMy friend is really funny.
楽しい、やっていて気持ちがよいfunCooking with my family is fun.
興味深い、知りたくなるinterestingI found the article very interesting.

05試験中に迷ったらどうするか

その場で語を思い出せないときは、言い直しを重ねずに、伝わる言い方で言い切って先へ進みます。I mean を何度も挟むと、話の流れが止まってしまいます。

  • 数や具体で言い換える:tall が出てこなければ It has about 30 floors. と言えば高さは伝わります。形容詞を探し続けるより早く先へ進めます
  • 言い直しは1回で止める:選び直した語がまだしっくりこなくても、そこで止めて内容を続けます。語の精度より、話が止まらないことを優先します

練習のときは逆に、時間をかけて確かめておきます。自分の部屋、通学路、出身地の町、よく食べるものなど、Part 1 で繰り返し聞かれるトピックを1つ選び、そこで使う形容詞を3つか4つ書き出してみましょう。その形容詞が名詞と合っているかどうかを辞書の例文で確かめると、同じトピックを何度話しても迷わなくなります。

IELTSの評価基準には less common and idiomatic items という観点があります。ただ、難しい形容詞を並べることより、合う場面で意味どおりに使えていることのほうが、語彙の幅を示す材料になります。high と tall、large と wide のような基本的な語を正確に使い分けられることも、その材料の1つです。

スピーキング そのカタカナ語、英語で通じる?IELTSスピーキングで注意したい表現

06よくある質問

high building と言ったら間違いになりますか。

誤りとまでは言えません。high-rise(高層の)のように、建物と high が組み合わさる語もあります。ただ、辞書が建物の例に挙げているのは tall のほうなので、迷ったら tall building にしておくと確実です。

山のことは tall mountain と言えますか。

山の例として Cambridge Dictionary が挙げているのは high です。建物や木は tall、山は high と、例文ごと覚えておくと迷いません。

背の高さをたずねるときは How tall are you? でよいですか。

はい。人の背の高さは How tall are you? です。棚や天井のように地面からの距離をたずねるときは How high is it? になります。建物についても How tall is that building? です。

部屋が広いことを wide で表すのは誤りですか。

通じます。ただ wide が表すのは横の幅なので、部屋の形についての説明として受け取られます。面積が広いなら large、空間にゆとりがあるなら spacious が合います。

「濃いコーヒー」を dark coffee と言えますか。

dark は色の濃さを表す語です。味の濃さを言うなら strong coffee になります。霧のように密度が高いものは thick fog と言います。

funny と fun はどう使い分けますか。

funny は笑える、fun は楽しいという意味です。Cambridge Dictionary は、enjoyable の意味で funny を使わないよう注意しています。旅行が楽しかったのなら The trip was fun. です。

値段のことを expensive price と言ってよいですか。

expensive と cheap は、品物やサービスそのものを説明する語です。値段を主語にするときは a high price、a low price を使います。The ticket was expensive. と The price of the ticket was high. のどちらも自然です。

形容詞の組み合わせはどうやって覚えればよいですか。

形容詞を単独で覚えるより、名詞と組にして覚えるほうが、話しているときに出てきます。辞書で名詞のほうを引いて、例文にどの形容詞が使われているかを確かめる方法が使えます。strong coffee、heavy rain のように、2語のまとまりで頭に入れておきましょう。

07まとめ

日本語の形容詞1語に、英語の形容詞を1語ずつ当てようとすると、どこかで合わなくなります。high と tall はその代表で、同じ「高い」でも、地面からの距離を言うのか、そのもの自体の長さを言うのかで語が変わります。

  • high は地面からの距離、tall はそのもの自体の長さ。人・建物・木は tall
  • 部屋の広さは large か spacious。wide と narrow は端から端までの幅を表す
  • 濃い・激しい・うるさいは、名詞ごとに組み合わせが決まっている(strong coffee、heavy rain、loud music)
  • 品物は expensive と cheap、値段は high と low
  • 面白いは、笑えるなら funny、楽しいなら fun、興味深いなら interesting
  • 試験中に語が出てこなければ、数や具体で言い換えて先へ進む
  • 難しい語を並べるより、基本的な形容詞を合う場面で使えているほうが、語彙の幅を示す材料になる

まずは自分がよく話すトピックを1つ選んで、そこで使う形容詞を名詞と組にして確かめてみるといいでしょう。Part 1 の答えが、同じトピックを何度話しても同じ精度で出せるようになります。

プライベート × マイエッセイ 好評につき延長決定!プライベート講座8時間以上 授業料10% OFF + マイエッセイ回数券 最大10回分無料進呈
9月30日(水)23:59まで
--日
:
--時間
:
--分
:
--秒
クーポンコード ESSAYPLUS
無料IELTS学習相談

IELTSスコアのお悩みを、経験豊富なカウンセラーが無料でアドバイスします。

無料相談を予約する
Hibiki Takahashi

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象にIELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

IELTS対策記事アプリのアイコン

アプリで記事を読む

新着記事の通知が届きます。読んだ記事の続きからも開けます。

プライベート × マイエッセイ 好評につき延長決定!プライベート講座8時間以上 授業料10% OFF + マイエッセイ回数券 最大10回分無料進呈
9月30日(水)23:59まで
--日
:
--時間
:
--分
:
--秒
クーポンコード ESSAYPLUS

まずは無料相談で悩みをお聞かせください

IELTS講師が、現在の状況と目標に合わせて、学習プランをご提案します。

無料相談を予約する