無料 今のスコアから目標までの道筋を、講師と一緒に立てませんか(オンライン約45分) 目標スコアまでの学習プランを講師と相談 学習相談を予約
料金・プラン プライベート(1対1) ライティング対策 スピーキング対策 高校生のIELTS対策 働きながらのIELTS対策 オンラインでの進め方 講師 合格者の声 8.0を達成した卒業生の声(1) 7.5を達成した卒業生の声(15) 7.0を達成した卒業生の声(7) 6.5を達成した卒業生の声(7) 6.0を達成した卒業生の声(3) 5.0を達成した卒業生の声(3) IELTS対策記事 リスニング リーディング ライティング タスク1 ライティング タスク2 スピーキング 総合対策 無料ツール

スコア計算ツール

バンドスコア計算 スコア換算 正答数とスコア 採点基準表 スピーキングスコア計算 ライティングスコア計算 学習期間シミュレーター

練習・出題ツール

スピーキング Part2 トピック練習 ライティング タスク2 出題テーマ 語数カウンター スペリング練習 IELTS学習アプリ 無料IELTS学習相談 お問い合わせ プラン購入 ログイン
スピーキング

rapidly と quickly の使い分け:街の発展や変化を話すときはどちらを選ぶのか

執筆:高橋 響 公開日: 最終更新:

「駅前が再開発されて、昔の商店街がなくなった」「実家のまわりにマンションが何棟も建った」。Part 1 で出身地や住んでいる街の変化を聞かれると、こんな話をしたくなる人は多いでしょう。英語にすると Tokyo has developed very quickly. のような文がまず浮かびますが、和英辞典で「急速に」を引くと rapidly も並んでいて、どちらを言えばいいのか迷うかもしれません。

quickly のままでも間違いではないのか、メッセージにすぐ返信するような話ではどちらを使うのか。Part 3 で技術や人口の変化を話すときには、どちらが自然に聞こえるのでしょうか。

01Tokyo has developed very quickly. は間違いなのか

間違いではありません。文法的に正しく、意味もきちんと伝わります。ただ、都市が発展する、社会が変わる、といった変化の速さを言う文では、rapidly のほうがよく使われます。

○

Tokyo has developed very quickly.文法的には正しい。短い期間で発展した、という意味で伝わる

○

Tokyo has developed very rapidly.都市の発展のような変化の速さを言うときは、こちらのほうが自然に聞こえる

日本語で考えていると、この2つの差は見えにくいはずです。和英辞典で「速く」「急速に」を引くと、quickly も rapidly も並んで出てきます。どちらを使っても「東京は急速に発展した」と訳せてしまうので、選ぶ理由が見つかりません。

英語では、2つの語と一緒に使われやすい語が少し違います。rapidly は develop、grow、change、increase のような変化を表す動詞と一緒に使われることが多く、quickly は「すぐに」「さっと」という、動作や反応にかかる時間の短さを言うときによく使われます。

quickly を使ったこと自体で、スピーキングの評価が下がるわけではありません。意味は伝わるので、あとはどちらがより自然に聞こえるかで選びます。

02rapidly はどんな「速さ」に使われるのか

rapidly がもっともよく使われるのは、何かが変化していく速さを言うときです。増える、減る、広がる、発展する、といった、時間をかけて進んでいく変化の勢いを表します。

Oxford Learner's Dictionaries には、fast・quick・rapid の3語を比べた用法の注記があります。形容詞についての説明ですが、rapid がどんな速さに使われるかがはっきり書かれています。

Oxford Learner's Dictionaries「Which Word? fast / quick / rapid」(2026年9月26日時点)

Rapid is most commonly used to describe the speed at which something changes. It is not used to describe the speed at which something moves or is done: a rapid train / We had a rapid coffee.

rapid は変化の速さを言うのにもっともよく使われる語で、列車が走る速さや、コーヒーをさっと飲むような動作の速さには使わない、という説明です。同じ注記では、rapid と一緒に使われやすい名詞として change、growth、increase、decline、progress が挙がっています。どれも「変化」を表す名詞です。

副詞の rapidly にも、同じ傾向が見られます。Cambridge Dictionary は rapidly を in a fast or sudden way と説明し、次のような例文を載せています。

Things are changing very rapidly.

The country's oil reserves are rapidly declining.

a rapidly growing industrial city

The wind power industry is expanding rapidly.

change、decline、grow、expand と、組み合わさっている動詞はどれも変化を表すものです。3つ目の a rapidly growing industrial city は、急速に成長している工業都市、という意味で、Tokyo has developed very rapidly. とほぼ同じ内容を名詞のまとまりで言っています。

rapidly と一緒に使われやすい動詞

変化の種類動詞例
発展・成長develop / grow / expandThe city has grown rapidly since the 1990s.
変化changeMy hometown has changed rapidly over the past ten years.
増加increase / riseThe number of tourists has increased rapidly.
減少decline / fall / decreaseThe population of the village is declining rapidly.
広がりspreadNews spreads rapidly on social media.
進歩advance / improveTechnology is advancing rapidly.

もう1つ知っておきたいのは、rapid と rapidly が quick と quickly より硬い語だということです。Oxford の同じ注記でも、rapid は swift や speedy と並んで more formal words とされています。社会の変化や技術の進歩を話す Part 3 では、この硬さが話題の性質に合います。

スピーキング 建物の高さはなぜ high ではなく tall で表すのか:訳語+イメージで覚える練習

03quickly はどんな「速さ」に使われるのか

quickly が表すのは、動作や反応にかかる時間が短いことです。Cambridge Dictionary は quickly に2つの語義を載せています。1つは at a fast speed(速いスピードで)、もう1つは after only a very short time(ほんの短い時間のあとで、すぐに)です。

We'll have to walk quickly to get there on time.

He replied very quickly.

He quickly realized that she wasn't telling the truth.

1つ目は歩く速さ、2つ目と3つ目は返事をする、気づくまでの時間の短さです。どの文も、変化が進んでいく勢いではなく、1回の動作がどれだけ早く済んだか、どれだけ早く始まったかを言っています。Oxford の注記でも、quick は something that is done in a short time or without delay(短い時間で、または遅れなく行われること)に使われると説明されています。

この「すぐに」「さっと」という意味は、スピーキングでも出番が多いものです。新しい環境に慣れた話、メッセージに返信する習慣、時間が過ぎるのが早いという感想など、Part 1 の身近な話題でよく使います。

○

I got used to living alone quite quickly.一人暮らしにはわりとすぐに慣れました

△

I got used to living alone quite rapidly.意味は通じるが、慣れるまでの時間の短さを言うなら quickly のほうがふつう

○

I usually reply to messages quickly.メッセージにはたいていすぐ返信します

△

I usually reply to messages rapidly.返信という1回の動作の早さに rapidly を使うと、硬く大げさに響く

quickly も、変化を表す動詞と一緒に使われます。Cambridge Dictionary が載せているコーパスの例文にも、the number of new cases declined quickly(新たな患者の数はすぐに減った)という文があります。変化について quickly を使うと、変化の勢いよりも、それが短い期間で起きたことのほうが強調されます。

話し言葉では、形容詞の quick を使って言うこともよくあります。I had a quick lunch.(昼ごはんをさっと済ませた)や Can I ask a quick question?(ちょっと質問してもいいですか)のように、quick と名詞の組み合わせで言うと、会話らしい軽さが出ます。ここに rapid を使うと、Oxford の注記にある We had a rapid coffee. と同じく不自然になります。

04スピーキングのどの場面でどちらを使うのか

街や社会、技術の変化を話すときは rapidly、自分の動作や反応、時間の感じ方を話すときは quickly、と考えておくと選びやすくなります。

Part 1:出身地や住んでいる街の変化

出身地や住んでいる街は、Part 1 で繰り返し聞かれるトピックです。Has your hometown changed much in recent years? のように変化をたずねられたら、rapidly が使えます。

Q. Has your hometown changed much in recent years?

Yes, quite a lot. The area around the station has changed rapidly over the past ten years. There used to be lots of small family-run shops, but now it's mostly chain stores and new apartment buildings.

ここで quickly を使っても意味は通じますが、何年もかけて街並みが変わっていった話なので、rapidly のほうが内容に合います。

Part 1:自分の習慣や感想

一方、自分が何かをするときの早さや、時間の感じ方を話す場面では quickly が自然です。

Q. Do you like making new friends?

Yes, I do. I'm not very shy, so I usually get to know people quite quickly. When I started university, I made a few close friends in the first week.

Part 3:社会・技術・人口の変化

Part 3 では、社会全体の変化を一般論として話す質問が多くなります。人口、技術、働き方、都市化など、変化そのものがテーマになるので、rapidly や形容詞の rapid を使う場面が増えます。

Q. How has technology changed the way people work?

Technology is advancing so rapidly that the skills people learned at university can become out of date within a few years. As a result, many workers now have to keep learning throughout their careers.

変化が進行中の世界や社会を言うときは、rapidly を現在分詞の前に使って、名詞を説明する言い方もできます。a rapidly changing world(急速に変わりつつある世界)、a rapidly ageing population(急速に高齢化が進む人口)は、Part 3 の答えの中で使いやすいまとまりです。

In a rapidly changing world, it's important for children to learn how to adapt.

Japan has a rapidly ageing population, so there is a growing demand for care workers.

場面ごとの使い分け

話す内容自然に聞こえる語例
街・都市の発展や変化rapidlyMy hometown has developed rapidly.
人口・観光客の増減rapidlyThe number of foreign visitors has increased rapidly.
技術・社会の変化rapidly / rapidThere has been rapid progress in AI.
新しい環境への慣れquicklyI adapted to the new school quickly.
返信・反応の早さquicklyMy friend always replies quickly.
時間の過ぎ方quicklyTime passes so quickly at weekends.
用事をさっと済ませるquick(形容詞)I usually have a quick breakfast.
スピーキング トピック別表現シリーズ:住まいと街について話す表現を3段階で学ぼう【第1回】

05迷ったときは何を手がかりに選べばよいのか

手がかりになるのは、何の速さを言いたいのかです。

確かめることrapidlyquickly
何の速さか変化が進む勢い動作・反応にかかる時間の短さ
よく一緒に使う動詞develop, grow, change, increase, decline, spreadreply, realise, get used to, finish, walk
日本語にすると急速に、急激にすぐに、さっと、速く
響きやや硬い日常的

動詞から判断するのがいちばん簡単です。develop、grow、change のように、主語が時間をかけて別の状態になっていく動詞なら rapidly を選びます。reply、realise、finish のように、1回で済む動作なら quickly です。

それでも判断がつかないときは、quickly を使っておけば意味が伝わらなくなることはありません。最初に見たとおり、quickly は変化について使っても誤りにはならないからです。反対に、rapidly を「すぐに返信した」「さっと済ませた」のような1回の動作に使うと、硬く大げさに響きやすくなります。迷ったまま話が止まるくらいなら、quickly で言い切って先へ進むほうが、話の流れを保てます。

スピーキングの採点基準の Lexical Resource には、word choice and collocation(語の選択と、語と語の組み合わせ)という言い方が出てきます。難しい語を使うことだけが見られているわけではありません。develop rapidly や reply quickly のような基本的な組み合わせを場面に合わせて選べることも、語彙の力を示す材料の1つになります。

練習するときは、自分の出身地や住んでいる街がこの10年でどう変わったかを、rapidly を使って30秒ほど話してみるといいでしょう。そのあと、自分が新しい環境にどれくらいで慣れたかを quickly を使って話すと、2つの語の違いを自分の話の中で確かめられます。

スピーキング Appleはなぜ "Think Differently" にしなかったのか:教科書が教えてくれない日常英語の裏ルール

06よくある質問

Tokyo has developed very quickly. は間違いですか。

間違いではありません。文法的に正しく、短い期間で発展したという意味で伝わります。ただ、都市の発展や社会の変化のように、時間をかけて進む変化の速さを言うときは rapidly のほうが自然に聞こえます。

rapidly と quickly の違いは何ですか。

rapidly は変化が進んでいく勢いを表すのによく使われ、develop、grow、increase、decline などの動詞と組み合わさります。quickly は動作や反応にかかる時間の短さを表し、「すぐに」「さっと」という意味でも使います。rapidly のほうがやや硬い語です。

スピーキングで quickly を使うと評価が下がりますか。

変化について quickly を使っても誤りではないので、それだけで評価が下がるわけではありません。ただ、develop rapidly のように場面に合った組み合わせを選べると、語彙を正確に使えていることを示せます。

「すぐに返信する」を reply rapidly と言ってもよいですか。

意味は通じますが、1回の返信の早さを言うなら reply quickly のほうがふつうです。Oxford Learner's Dictionaries は、rapid を動作の速さには使わないと説明しており、rapidly を使うと硬く大げさに響きやすくなります。

Tokyo has developed very fast. と言うのはどうですか。

fast は副詞としても使えるので、意味は通じます。ただ、Oxford Learner's Dictionaries は fast を、動く人やものの速さを言うのに特によく使う語として説明しています。都市の発展のような変化の速さなら、rapidly を選ぶほうが内容に合います。

Part 3 で社会の変化を話すときに使いやすい表現はありますか。

a rapidly changing world(急速に変わりつつある世界)や a rapidly ageing population(急速に高齢化が進む人口)のように、rapidly を現在分詞の前に使う言い方が便利です。Technology is advancing rapidly. のように、変化を表す動詞と組み合わせて使うこともできます。

どちらを使うか迷ったときはどうすればよいですか。

動詞を手がかりにします。develop や change のように時間をかけて変わっていく動詞なら rapidly、reply や finish のように1回で済む動作なら quickly です。それでも決められないときは、quickly なら意味が伝わらなくなることはないので、言い切って話を先へ進めましょう。

07まとめ

quickly と rapidly は、どちらも日本語では「速く」と訳されますが、何の速さを言うのかで使われる場面が分かれます。Tokyo has developed very quickly. は誤りではありませんが、都市が発展していく勢いを言うなら rapidly のほうが自然に聞こえます。

  • rapidly は、発展・成長・増減・広がりなど、変化が進んでいく勢いを表すのによく使われる
  • quickly は、動作や反応にかかる時間の短さを表し、「すぐに」「さっと」の意味でも使う
  • 変化について quickly を使っても誤りではない。rapidly を1回の動作に使うと、硬く大げさに響きやすい
  • rapidly は quickly よりやや硬く、Part 3 の社会や技術の話題と相性がよい
  • a rapidly changing world のように、現在分詞の前に使う言い方も覚えておくと便利
  • 迷ったら動詞を見る。時間をかけて変わる動詞なら rapidly、1回で済む動作なら quickly
いまのスコアと目標にあわせて学習プランをご提案します。オンラインで約45分、費用は無料です
無料相談を予約する 
無料IELTS学習相談

IELTSスコアのお悩みを、経験豊富なカウンセラーが無料でアドバイスします。

無料相談を予約する
Hibiki Takahashi

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象にIELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

IELTS対策記事アプリのアイコン

アプリで記事を読む

新着記事の通知が届きます。読んだ記事の続きからも開けます。

いまのスコアと目標にあわせて学習プランをご提案します。オンラインで約45分、費用は無料です
無料相談を予約する 

まずは現在の状況をお聞かせください

指導歴10年以上のIELTS講師が最適な学習プランを提案します

無料相談を予約する